ライントレード
今回はライントレードについて記載していきます。
基礎を理解して脱初心者を目指しましょう。
(画像の無断転用などおやめください)
テクニカル分析に基づくトレードをする上で、ライントレードは何かとついて回ります。
そしてそのライントレードをおこなう上で
まずプライスアクションを知っておくべき必要があります。
引いたライン付近でどのような動きをしてくるのか...
想定しておくべきなのか...
とても重要なことなので
これを機会にしっかり覚えておきましょう。
それではプライスアクションですが・・・・・・
とその前にローソク足から読み取れるものをしっかり覚えていますでしょうか?
覚えていない、見ていない方はこちらから
↓↓↓↓
それではプライスアクションを見ていきましょう。
【プライスアクション】
1.
上昇トレンドが形成されたあとに、上ヒゲの長いピンバー(上影陽線・上影陰線)が出現したら、下降トレンドへの転換を示唆します。
2.
下降トレンドが形成されたあとに、下ヒゲの長いピンバー(下影陰線・下影陽線)が出現したら、上昇トレンドへの転換を示唆します。
3.
前足高値を終値が更新しているプライスアクションです。
買いが強いことを示し、上昇の継続を示唆します。
4.
前足安値を終値が更新しているプライスアクションです。
売りが強いことを示し、下落の継続を示唆します。
5.
パターン形成の軸となる母線を主として、上下のヒゲに1本でも収まればインサイドバーとなります。
インサイドバーは母線をどちらの方向にブレイクアウトするか注目し、前のチャートはどちらのトレンドであるか確認しておきましょう。
6.
前の値動きを包み込むとアウトサイドバーとなります。
アウトサイドバーの高値・安値をブレイクすると、ブレイクした方向に伸びる傾向があります。
7.
ランウェイアップとは、価格水準の切り上げを確認できるプライスアクションです。
『ランウェイアップの2つの条件』
1. 起点足の高値が過去5本の高値を超えている。
2. 起点足の安値より、先5本の安値が切り上がっている。
ランウェイアップは買いが強いことを示し、上昇の継続を示唆します。
8.
ランウェイダウンとは、価格水準の切り下げを確認できるプライスアクションです。
『ランウェイダウンの2つの条件』
1. 起点足の安値が過去5本の安値を超えている。
2. 起点足の高値より、先5本の高値が切り下がっている。
ランウェイダウンは売りが強いことを示し、下落の継続を示唆します。
9.
リバーサルハイとは、上場局面で直前の陽線の始値を終値が下回るプライスアクションのことです。
下落への転換を示唆します。
10.
リバーサルローとは、下降局面で直前の陰線の始値を終値が上回るプライスアクションのことです。
上昇への転換を示唆します。
11.
フォールスブレイクアウトとは、ローソク足の直近最高値・安値を相場が突き抜けて、すぐに戻すプライスアクションです。(ダマシ)
12.
フェイクセットアップとは、フォールスブレイクアウトの後の強い反転のプライスアクションです。
以上、プライスアクションの説明をしましたが
※必ずご自身でチャートをご確認なさって下さい。
では前回記事+プライスアクションを理解していることを前提に
ライントレードに移っていきたい・・・・ところですが
その前に大事なことがもう一つ
『チャートの見方を一定にする、定義を持つ』
これが大事になってきます。
定義を持つことによって、トレード毎にやり方が変わってしまったり、意味のない線引きを防止できます。
・上昇トレンドの定義・・・連続して高値・安値が、それぞれ前の高値・安値より切り上がっている状態
・下降トレンドの定義・・・連続した高値・安値が、それぞれ前の高値・安値より切り下がっている状態
・レンジの定義・・・一定の値幅間を推移している状態
上記はごく当たり前のことですが、実際にチャートを見ていると案外認識し辛いと思います。保合やヒゲもありますからね・・・
そこで高値・安値にも一定のルール、定義が必要になってきます。
ご自身の定義を持っていただいて構いませんが、下記に一般的な定義を記載します。
『高値』
・スイングハイ
最高値より低い高値のローソク足が、最高値を中心に左右6本できればスイングハイ
『安値』
・スイングロー
最安値より高い安値のローソク足が、最安値を中心に左右6本できればスイングロー
【定義を持って見方を固定化しましょう】
ここまでの『ローソク足、プライスアクション、定義』は大丈夫でしょうか?
下記からライントレードになりますので、まだ腑に落ちていない方は先頭から再度読み直しましょう。
【ライントレード】
ライントレードをしていく上で以下のラインを覚えましょう。
↓↓↓↓
1.【トレンドライン】
トレンドラインとは、トレンドを規定する重要な支持線(サポート)・抵抗線(レジスタンス)のことです。
上昇トレンドの場合 ⇒ 起点となる安値と起点より切り上げた安値を結ぶ。(2点以上)
下降トレンドの場合 ⇒ 起点となる高値と起点より切り下げた高値を結ぶ。(2点以上)
補足.
『アウトライン』
トレンドラインと平行に引いた線を指します。(チャネルライン)
『チャネル』
トレンドライン、アウトラインで構築されたものをチャネルと呼びます。
2.【水平線】
水平線とは文字通り、水平に横一直線に引いた線のことです。こちらも支持線(サポート)・抵抗線(レジスタンス)の役割を果たします。
捉え方としてゾーンとしての解釈も持ち合わせましょう。
簡単に引き方のコツを...
『山、谷と何度も意識されている価格に引く』
『主要な高値、安値に引く(直近のトレンド最高値、最安値)』
『ラウンドナンバー』
線を覚えたら次にこちらも覚えておきましょう↓↓↓↓
【ロールリバーサル】(リターンムーブ)
ロールリバーサルとはサポートラインやレジスタンスラインがブレイクされると、その役割が入れ替わることを指します。
上記各項目を知った上で以下に基礎的な取引方法を載せていきます。
ライントレードとは文字通り支持線(サポートライン)、抵抗線(レジスタンスライン)を起点に売買をおこなう取引方法です。
※今回はチャートパターン等に触れません。
取引
レンジ
レンジの高値、安値でポジションを持ち、それぞれ高値、安値で決済
トレンド
上昇・・・赤矢印のタイミングで安値1、2を結び、以後ライン上でトレンド方向にポジションを持ちます。決済はアウトラインが目安。
下降・・・青矢印のタイミングで高値1、2を結び、以後ライン上でトレンド方向にポジションを持ちます。
決済はアウトラインが目安。
ブレイク
今まで意識されていたラインを抜けた時に、抜けた方向へエントリーし、利益を狙います。
決済は次に意識されるラインや、ブレイク後に形成した流れの転換時です。
水平線ブレイク
(レンジ期間が長いほど、ブレイク時の勢いが強くなる傾向があります。)
トレンドラインブレイク
ロールリバーサル、リターンムーブ
ブレイク後の戻しで支持線(サポートライン)、抵抗線(レジスタンスライン)の役割転換を確認、又は予期してポジションを持ちます。
決済は上記項目と同様。
簡易動画
前回記事と今回記事で基本部分に触れさせて頂きました。
取るに足らない内容ですが【定義】に関しては必ず持つようにして下さい。
基本の段階で定義を持たないと今後知識を得たところで破綻します。
足元をしっかり固めましょう。
それでは良いトレードライフを。
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