ジチカイチョーな日々⑥〜防災井戸奔走篇〜
気が付けば12月も一週間前が経ちました。
着々と年の瀬が近づいてきています。
やれることはさっさと済ませて穏やかな年末を過ごせるようにしたいですね。
知られざるジチカイチョーの実態をお伝えする本シリーズも早や6回目。
自治会活動がおおかた中止になる中で個人的にはあれやこれやと奔走した一年になりました。
今週末に自治会館大掃除がありますが、それより一大イベントだったのが「防災井戸水質調査」。
先にも書きましたが我が自治会にはなんと防災計画がありませんでした。
(詳しくはこちら「ジチカイチョーな日々⑤〜災害が起こったその時に〜」)
しかし災害時に使える防災井戸なるものが自治会内に14ヵ所あり、毎年水質検査を自治会で行っています。
本来は個別に行うものですが、「自治会でやるから災害時には使わせてね」という形で代行しているわけです。
毎年やってるんだからカンタンでしょ…と思いきやこれがまたオモシロくもカナシイ大変さ😅
まずは補助金の申請から。
市からしっかり補助金が出るんですね。
めんどくさいけどこれは前年通りで問題ナシ。
続いて検査用ビンと申請書の確保。
検査には大中小、3つのビンに井戸水を汲む必要があるそうな。
最寄りの役所へ行ってみると「いまビンがこれだけ(7セット)しか無いんですよ…。明日以降にまた来てください🙏」とのこと😥
いやー、平日休みが取れる仕事で良かった…。
ようやくビンセットをGET。
今度は事前配布の巻。
例年各地区の副会長さんにお願いしているのですが、その内のお一人がなんと足を負傷!
…というわけでワタクシが配ることに🌈
ところが、あろうことかその地区はなんと14軒中8軒もあると!
地図でお宅を確認し回ります。
…が、必ずしも在宅とは限らないのがミソ。
とある一軒のお宅は二度訪ねてもお留守。
というか人が住んでいる気配が乏しい…。
副会長さんに訊いてみると「あぁ、あそこはおばあちゃんの一人暮らしでねぇ。普段は呼びかけても絶対出てこないんだよ。週末になると息子さんが来るからそこを狙って行くと受け取ってもらえるよ。」…と。
…
…
…
はじめから言わんかい❗💢
そして検査当日。
当日朝に井戸水を汲んで保健所へ運ぶわけですが、なんと月2回の月曜しか受け付けてないわけです。
コレ平日休み取れなかったら120%アウトやん…。
まぁ、その時は他の人に頼めばいいんですけどね。
しかも受付が11時まで。
スムーズに行けば問題無いんですが、トラブルがあるとギリギリになることも
(現に去年は危なかったらしい)。
事前に配布したビンに井戸水を汲んでおいてもらう算段。
心持ちソワソワしながら回収スタート。
8軒のうち1軒は「おたくがやって」スタイル(通称マルナゲ)。
井戸とはいってもポンプで組み上げられているので蛇口をひねって水を出します。
15分水を出しっぱなしにして、大ビンはすすぐ…と。
中・小ビンは7割入れて、、、とマニュアル通りに作業。
ことさら慎重になるのは初めてだからというだけではないのでした。
というのも2年連続でアウトになると今後検査すら受けられないという永久失格の烙印を押されてしまうナゾのルールがあるのです。
厳格やなぁ、さいたま市😔
(どこでも共通ルールなのかもしれませんが…)
順調に回収が進む中、先の独居おばあちゃん宅へ。
ピンポンすると息子さん登場。
さっそくビンを受け取ろうとすると何やらすまなそうな顔をしているではないか…。
イヤな予感は的中🎯(by ユニコーン)。
「間違えて一週間前に汲んじゃいまして…。冷蔵庫に入れといたから大丈夫だと思うんだけど」。
いやいやいや…ちゃんと日にち伝えましたよー😭
しかし上には上がいた。
なんと3週間前(!?)に汲んでしまったツワモノおばあちゃんが。
お一人住まいでなんとか暮らされている方なのでムリもないわけですが…。
実は中ビンには薬剤が入っているため改めて汲み直すことはできない仕様なのです。
「ダメ元で持っていくか!」
と副会長のお1人とイザ保健所へ。
人生初の保健所です。
さて、14コのビンを前にして受付のお姉さんは困惑気味。
「そんなに出すトコないのか…」と思っていると副会長が切り出した。
「あのー、事情によりこの瓶は1週間前、この瓶は3週間前に汲んじゃったんですけど…ダメですか?」
お姉さん絶句。
「前日っていうケースはありましたけど1週間以上は聞いたことないですね…(ってか3週間前ってどんなレベルだよ!)←憶測ココロの声」
結局受け付けてもらえず計12セットを提出してなんとか無事終了!(無事なのか?)
まだ結果は出ていないですが、まぁなんとかなったでしょう。
ドラクエ Ⅱ 並にややこしかった井戸水検査。
果たして来年はすんなり行くのだろうか。。。
…というか個人でやろうよ💦
それにしてもこんなシチメンドクサイことをもはやネタとして楽しめるのだから自分もなかなかやるな…と思うのでした(^^ゞ