食べるものをつくる~その3~

以前アップした桜並木です。
(うまく写真が出なかったらすみません…)
すっかり緑が濃くなりました。
なかなか自由に外に出られない情勢ですが、少しでも季節を感じられれば…と思います。


今までは食事作りの話をしてきましたが、今回は食べるものを育ててみよう、という話です。

外食や出来合いのものはもちろんのこと、食材を買ってきたとしてもそれらがどうやって育てられたかを知ることは簡単なことではないですよね。
特に食材はコストカットのために犠牲になりやすい傾向があります。
それを身体に入れるデメリットはかなり大きいと考えます。
高価なものが全て良いわけではないですし、そもそも庶民は高い食材ばかり食べていられません。

であれば自分で素材を手に入れてしまいましょう。
とはいえ日々食べる肉や魚を自分で調達するのはかなりハードルが高い。
でも野菜はものによってはかなり手軽に育てることができます。
畑を借りるのはハードルが高いと思うのでプランターで始めることをおすすめします。

…と書きながら私がプランターで育てたことがあるのは二種類だけなのでその経験ご紹介をしたいと思います(^^ゞ

①ゴーヤ
役所から「緑のカーテン用に」とタネをもらいました。
用意したのはプランター、土、ネットくらいです。水やりはペットボトルをジョウロにするアイテムがあるので立派なものを買う必要はありません。
日除けにもなりゴーヤも食べられて一石二鳥です。
油断すると黄色くなってしまうので注意が必要。

②ミニトマト
上記アイテムの他、支柱とヒモ(麻でもビニールでも)が必要です。
タネをまき、芽が出て葉が大きくなったら支柱を一本ずつ立ててヒモで結ぶ(倒れないように)。
伸びてきたらまた結ぶ、その繰り返しです。
自分で育てたトマトは格別です!
元々乾燥地帯で育つものなので水やりは少なくても大丈夫です。

苗を買ってくると更にラクチン。

詳しい育て方は色々な情報が出ているので調べてみてください。
とはいえ、あまり身構えずテキトーに始めるのがポイント。
とりあえず始めてみることをおすすめします。
百見は一行動に過ぎず。
このご時世、自分で食料を作れる能力は非常に貴重だと思います。
また、自分で育てることで野菜ができるプロセスが分かり、農家さんへの感謝を感じることができます。

そして…慣れてきたらぜひ固定種のタネを取り寄せて育ててみてください。
固定種とは、一言で言えばタネ取りできる野菜です。
いま市場に出回っている野菜の大半はF1種というタネ取りできない野菜です。
「え、野菜って大抵タネがあるけど…」と思われるかもしれません。
正確には「取れたタネをまいてもうまく育たない」のがF1種です。F1種のタネは次の年にまいてもうまく育たないようにできています。
そのため毎年タネを買わせる、というシステムができあがっているわけです。

固定種は「野口のタネ」さんなどでネットで買えます。
http://noguchiseed.com/hanbai/

野口種苗さんHPに固定種のことなどが詳しく書かれているのでよければ読んでみてください。
http://noguchiseed.com/hanashi/F1or.html

固定種野菜を育ててタネ取りしていけばもうタネを買う必要がありません。
そして土に順応して段々育てやすくなります。

更に無肥料・無農薬で育てることをおすすめします。
自分たちが食べるものに農薬はかけたくないですよね。
それが無肥料だと虫がつきにくく、農薬無しで育てられます。

とはいえ無肥料・無農薬での野菜育ては失敗がつきものです。
なかなか大きくならないこともよくあります。
私は無肥料・無農薬で野菜を育て始めてまだ4年目ですが、うまくいかないことも多々あります。
でもそれを楽しめるくらいがちょうどいいと思っています。
少し大変ですが価値は大いにあります。
買うとかなり高値ですし。
畑を借りて育てるのもいいですよ!
(ただ、肥料・農薬を使っていた畑だと、無肥料・無農薬に移行するまでにやや大変なようです)

自分が食べるものを自分でつくる。
ほんの一部でもそれができると自律の道を一歩進むことができる。
そう思っています。

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