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みんな、頑張ろうね
思えばその夜は僕をみていたのかもしれない。つま先に絡めた涙の抜け殻、耳を掠める僕の悲鳴。瞳に沈めた月が誰かに明日を与える。闇海に潜ったら、もう地上に戻れない。「助けてあげたいよ」の木も、もう枯れてしまった。
また期待通りにならない、馬鹿な子供になっちゃった。何も成し遂げられない無意味で汚い僕は、いらない子?
もう嫌だと思っているのに、いつまでも「女の子」という肩書きにしがみついている気がする。腰まで伸びた髪の毛に、毎朝時間をかけてするメイク。高校生ももう終わると言うのに、何も変わってない。未だに諦めていないで、卑しい生き方をしている自分に吐き気がする。 ねぇ、本当は変わりたくないの?