上には上がいる。 8月9日
金メダルを取った藤波朱理選手にメディアが"新霊長類最強"と命名?
そのお陰で二人のレジェンドが脚光を浴びています。
一人は言うまでもなく、元霊長類最強の吉田沙保里さん。
もう一人が現在藤浪選手の練習パートナーも務める伊調馨さん。
彼女たちが現役の時から続く、どちらが強いか論争も再燃しているようです。
オリンピック3連覇の吉田さんと4連覇の伊調さん。
二人の階級、体格を比較すれば、議論の余地はないと思うんですけど。
レスリング。
女子53キロ級。
藤波朱理選手が世界ランキング1位のエクアドルのルシア ヤミレト・ジェペス グスマン選手に10対0のテクニカルスペリオリティで勝って、金メダルを獲得しました。
おめでとうございます。
3月に左肘を手術して、オリンピックが復帰戦だったんですけど、その影響を全く感じさせない完勝でした。
嬉しさ爆発でコーチでもあるお父さんに抱きつくシーン。
良かったですね。
20歳の娘に全力で抱きついてもらえるお父さんを羨ましいと思っている人、たくさんいるんじゃないでしょうか。
これで彼女の公式連勝記録は137。
まだ20歳ですから、今後も連勝記録とオリンピック連覇が期待されますね。
この試合の直後には、相手のグスマン選手が藤浪選手の背中を何度も叩いて祝福している姿が見られました。
こういのっていいですよね。
女子57キロ級。
世界選手権3連覇中の桜井つぐみ選手が決勝進出を決めています。
桜井選手の準決勝での対戦相手がアメリカのヘレン・マルーリス選手。
この選手、2016年リオオリンピックの決勝で吉田沙織さんのオリンピック4連覇を阻んだ選手です。
当時は、華奢で可憐なイメージの選手でしたが、久しぶりに見た彼女はがっつりアスリート感のある選手になっていました。
男子フリースタイル53キロ級。
樋口黎選手が、2試合連続でテクニカルスペリオリティで勝利して決勝進出。
ここまで圧倒的な強さを見せて、金メダルを狙っています。
セーリング。
混合470級。
岡田奎樹選手と吉岡美帆選手のペアが銀メダルを獲得しました。
おめでとうございます。
この競技の日本選手のメダルは、2004年アテネオリンピックのの関一人、轟賢二郎組の銅メダル以来20年ぶりだそうです。
昨年の世界選手権で優勝している二人は、大会前のインタビューで金メダルの可能性を問われ、岡田選手は「3回に1回」、吉岡選手は「70%」と答えていましたが、惜しくも金メダルには届きませんでした。
二人は、東京オリンピックでは個人種目に出場。
共に7位入賞だった悔しさを二人で乗り越えたようです。
ちなみに、セーリング競技は、パリから遠く離れたマルセイユ〜地中海でやっているんですね。
陸上競技。
男子110mハードル。
村竹ラシッド選手が5位入賞。
おめでとうございます。
もちろん、日本人初の快挙です。
準決勝ではイメージ通りの走りができず落ち込んだ様子でしたが、ぎりぎり8番目のタイムで決勝進出。
決勝レースには吹っ切れたように明るい表情で望んでいました。
レース後「メダルが見えた」と早くも次を目指していました。
男子400mリレー。
陸上競技の華と言われるリレー種目がスタート。
サニブラウン・ハキーム選手ー柳田大輝選手ー桐生祥秀選手ー上山紘輝選手で繋いだ日本は、予選1組4位ながらタイム順で7大会連続での決勝進出を決めました。
北京オリンピック、リオオリンピックでは銀メダルの日本ですが、東京オリンピックでは、決勝で第3走から最終走者にバトンが渡らず失格になっています。
その雪辱を期す日本のメンバーですが、現地からの中継映像の後に、日本のスタジオに切り替って登場した北京オリンピックのリレーメンバーの朝原宣治さんは明らかに不機嫌な表情。
ずっと日本が武器にしてきたバトンリレーがうまくいかなかったのがその理由のようでした。
女子1500m。
予選レース中の接触により救済で準決勝に進んだ田中希実選手。
11位で東京オリンピックに続く決勝進出は叶いませんした。
それでも3年ぶりの4分を切ったレースに納得の表情。
「いつかもう1回絶対立ってみせるという新たな気持ちを作れたレースだったと思います」
と前向きに語っています。
女子400mハードル。
シドニー・マクローリン・レヴロン選手が世界記録更新。
世界記録を持つアメリカのレヴロン選手と昨年の世界選手権で歴代2位の記録で優勝したオランダのフェムケ・ボル選手の対決となった決勝。
序盤こそ二人の競り合いでしたが、途中ポル選手がバランスを崩し、最後はレヴロン選手が独走状態。
それまでの50秒65を大幅に塗り替える50秒37の新記録で金メダルを手にしました。
おめでとうございます。
卓球。
女子団体。
ドイツ相手に3−1で勝利した日本が決勝進出。
2大会連続で決勝で中国と対戦します。
この試合も16歳の張本美和選手がシングル2試合に出場。
早田ひな選手と平野美宇選手のダブルスで快勝した後の第2試合では0−3のストレートで敗れましたが、第3試合で平野選手が勝利して王手のかかった第4試合に登場した張本選手が3-0のストレート勝ちで決勝進出を決めました。
おそらく、女子シングルの試合中に聞き手の左手を痛めた早田選手に代わって、シングルのメインを務めている張本選手。
決勝でもこのフォーメーションが続く場合、16歳の張本選手が中国撃破のキーマンになることは間違い無いでしょう。
男子団体。
準決勝でスウェーデンに2−0から逆転負けで3位決定戦に回った日本は、地元フランスと対戦。
銅メダルを目指します。
スポーツクラミング。
ボルダーとリードを合わせて行われる複合。
女子は、森秋彩選手が得意のリードで大きく得点を伸ばし、前半のボルダーの結果の圏外から、ジャンプアップして4位で決勝進出を決めました。
絶対女王のヤンヤ・ガンブレット選手(ストベニア)を脅かす存在となっている森選手のメダルへの挑戦に注目です。
男子では、昨年のワールドカップでも総合王者になった17歳の高校生、安楽宙斗選手が、準決勝で他を圧倒しトップ通過。
決勝で金メダルを目指します。
男子では東京オリンピックでへ4位だった楢崎智亜選手と、女子では銀メダルだった野中生萌選手は、どちらも決勝に進むことができませんでした。
今日の投稿の最初にオリンピック4連覇の伊調馨さんの名前をあげましたが、今回のオリンピックでは、女子選手としては伊調さんに続く、2人目のオリンピック4連覇を成し遂げた選手が現れました。
競泳女子800m自由型に出場したアメリカのケイティ・レデッキー選手です。
なんと彼女はまだ27歳。
15歳時にアメリカ競泳史上最年少でアメリカ代表になり、2012年ロンドンオリンピックで優勝。
以来、今回のパリオリンピックまで4連覇を達成しています。
自国開催のロスアンゼルスオリンピックの時は31歳。
きっと5連覇を目指すことになるでしょうね。
男子では史上初の5連覇を達成した選手が現れました。
レスリングの男子グレコローマンスタイル130キロ級に出場したキューバのミハイン・ロペス・ヌネス選手です。
2008年北京オリンピックから5大会連続での優勝。
ヌネス選手の世界大会初優勝は2005年の世界選手権ですから、以来20年間、レスリング競技の最重量級で世界のトップに君臨し続けたことになります。
今月42歳を迎えるヌネス選手は、7日のオリンピックでの優勝後、リング上で引退を発表しました。
お疲れ様でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?