見出し画像

”強み”に呪われる

多くの方が
”強み”に呪われています。
 
 
それを説明していきましす。
 
 
まず、
“強み”を追い求めるのはなぜか?
 
 
曰く、
これを持つことが出来れば、
ビジネスで成果を出しだり、
自分らしく生きていける。
 
 
と。
 
 
しかしこれは、
解釈を間違えています。
 
 
なぜなら
「強みは所持することが出来ない」
からです。
 
 
多くの人は、
強みを見つけては、
「これが私の強みだ!」
と、語りますが・・・・
 
 
厳密に言えば違います。
 
 
強みは「評価」だからです。
 
 
例えば野球において、
「球速130キロを投げられる」
ピッチャーがいとします。
 
 
これは、
中学の野球であれば、
かなり速い方です。
 
 
圧倒的な”強み”として、
評価をすることができます。
 
 
しかし、
高校野球で言えばどうか?
 
 
昨今では珍しくありません。
”強み”として通用するかは、
微妙なところです。
 
 
そして、
大学野球、社会人野球、プロ野球と・・・
 
 
上に行けば行くほど、
「球速130キロ」は、
”強み”でもなんでもなくなります。
 
 
投げられて当たり前だからです。
 
 
つまり、
皆さんが”強み”と思って、
所持をしている才能や能力とは、
 
 
他人との、
「比較・優劣」の関係において、
評価をされるものです。
 
 
それを勘違いしている人は、
”強み”を明確にする
コーチやコンサルを受けて、
 
 
それをビジネスで活かそうとした結果、
散々な結果を目の当たりにしています。
 
 
あくまで所持できるのは、
”個性”を持つことができ、
それを評価されたのが、
”強み”として成り立つのです。
 
 
「ビジネスの世界はいきなりメジャー」
 
 
ビジネスの世界に、
アマチュアとか存在せず、
突然メジャーリーガーと、
一緒に戦うようなものです。
 
 
例えるなら、
「私は130キロ投げられる!」
と、意気揚々にメジャーに入り、
周りを見ると実は当たり前で、
 
 
かつ試合に出てみると、
ボコボコに打たれて負ける。
 
 
ほんでその1度だけの試合で、
心が折れてすぐに引退宣言します。
 
 
”強み”を持ったと思わないことです。
それはあくまで評価の結果なだけです。
 
 
”どの評価基準”
に当てハメた結果として、
その才能や能力が”強み”と語れるのか?
 
 
時には、
「通用しない現実」
を、受け止めなければなりません。
 
 
その才能や能力は、
”弱み”として、
評価をされることもあるということ。
 
 
どの評価基準で勝負をするか?
”弱み”となっても、
まだそこで挑戦をするのか?
 
 
そういった冷静な判断を
出来ないから皆消えていくのです。
 
 
自身が最大限に活かされる、
マーケットや状況や条件は何か?
 
 
を、客観的に知っておくこと。
 
 
その上で、
何度も挑戦を行い経験を積んでいき、
登り詰めていく必要があるんです。
 
 
強みを所持すると、
その能力だけに固執をして、
世の中のニーズや、
 
 
消費者の声に耳を傾けなくなり、
サービスとして成り立たないし、
頑固で意固地な人になってしまいますから。
 
 
このように、
強みに呪われて消えないように、
する必要があるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?