日記;尽きぬ欲望

こんにちは、泥濘です。

今日は昼前に起きて、完全に時間を無駄にしてしまいました。いや、朝ごはんを食べず、昼ごはんと兼ねることで食費を節約したという意味では有効活用したといえるかもしれません。

ところで、最近、我慢ができなくなっている。

先日衝動的に舞台が見たくなって1万円↑のチケットを買って見に行ってしまったことを皮切りに、観劇欲がおさまらない。気がついたら脳内で舞台音楽が流れているし、「あのシーン良かったな……」「それにしても歌がうまいな……」などと勝手に回想が始まっている。全然日常に集中できない。

日常生活の“空白さ“を埋めるために、観劇を通して刺激や感動を得ようとしている、のかもしれない。

私は今頑張っていることが一つもない。ドイツ語はやらなくちゃいけないけど、やっていない。TOEICも申し込んだけど勉強する気がしない。

何かの強迫観念に駆られていないと生きている気がしないし、やる気がしない。そんな面倒な性質を抱えているため、最近はずっと腑抜けた面で、ぼんやり、ゲームとインターネットをしている。

積読や上記のような語学学習など、やろうと思えばやることはたくさんあるのだが、一向にやる気がしない。一度やり始めればとことんやれるはずなのだが。

そうやってボケーっと過ごしている自分もなんだか好きになれなくて、観劇を躊躇ってしまう。観劇は、頑張っている自分へのご褒美だと思っている節があるので。頑張っていない私は、観劇するに値しない人間なのだ。
それなのに欲望は暴走するし、浪費は止まらないし、堕落は加速する。
ついでに言うと、お金もない。やばい。これ本当にやばい。今気づいた。こんなことしてる場合じゃない。

なぜこんなに生活に覇気がないのか少し考えてみたのだが、今、どの分野においても、自分が精魂注いでいるものがないから、という気がする。アイドルもそこそこ、ゲームもそこそこ、お芝居もそこそこ。
何もかも顧みずに精一杯を注ぎ込んで、清々しくいられる“何か“が、ない。
少し前までは割とガチな方のアイドルオタクをやっていたが、このままでは無限の消費の倍々ゲームに組み込まれてしまう、と思ってやめた。それでもいいと思えるほどの存在に私は出会っていなかったし、私の理性が、そうやって存在することに異を唱えていた。
要するに、「私何やってんだろう」と思ってしまった、ということだ。

結局、オタクをやめても生活が充実するなんてことはなく、ただただ虚無の時間を過ごす、“無キャ“的存在になってしまっている。いっそ、恋にでも落ちた方が有意義かもしれない。

欲は尽きず、思考は尽きず、苦しみは尽きない。
生の苦しみを癒すためにもまた苦しまねばならない。
苦しみのない生は、きっと生とは言い難いのでしょうけど。

とりあえず、もうすこし考えてみようと思います。考えるのは、タダだから。


おわり



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