私の副業|紅茶のECショップ|①開業決心の巻
今回は、私が2022年4月からオープンしている紅茶のECショップについて、ご紹介します。
今回は副業を始めようと決めてから、紅茶のECショップをオープンしようと決めるまでのお話をレポートします。
この記事(シリーズ)は以下の方に向けて書きます
・ECショップってサラリーマンが副業でできるのか知りたい
・実際にECショップを開業した人の生のレポートが見たい
・開業から運営までどれくらいの期間とお金が必要か知りたい
・本業は小売業じゃないけどECショップで小売できるのか知りたい
STEP1|副業を始めよう!・・でも、何をやる?そもそもなんのために?
きっかけは、当時中小企業診断士の勉強をしていたのもあり、
「人生100年時代、いろんなことやってみたいな〜。診断士で勉強したことも活用してみたいし、楽しく働ける基盤を作りたいな〜。でも、せっかくなら人に喜んでもらえるようなこと、やってみたいな〜」と思い立ったことでした。
まずは、「何をやるか?」その候補を書き出して数値化してみました。
※評点は私の個人的な感想や偏見も大いに含まれています。
スコア化の点数も参考に、
以下のポイントでさらに候補を絞り込みました。
本業と異なる業種
新しいスキルが身に着けられる
商材が自分の好きなモノ・コトである
Kindle出版、音声配信も大変魅力的なのですが、ぶっちゃけ文章書いたり、配信したりということが「好き」ではないため、おいおいやるとして、これも候補から一旦外しました。
データサイエンティストは並行して勉強することとして、
ECショップ運営をまず始めて見る、ということに決めました。
結果、このポイントで絞り込んで大正解でした。
またの機会に詳細についても触れてみたいと思いますが、Webデザイン、マーケティング、財務会計、経理、お客様とのコミュニケーションなど、ECショップ運営で学べることは非常に多岐にわたり、大変だけれど本当に楽しいです!
STEP2|ECショップを始めることに決めた。・・・・でも、何を売るの・・??
「副業を始めよう」からスタートしているので、ECショップを既に展開している方からすると「ファッ!?」となると思うのですが、
私が一番大変で苦しかったのは、まさにここでした。
まずは比較検討のため、無料のネットショップ運営サービスに申し込んでみましたが、ご連絡をもらった営業担当の人に、「副業か本業かなんてお客様には関係ない。販売する商材決まってから出直してこい」と叱られる始末・・(;'∀')
以下のような商品を売ろうとは決めたものの、とにかくそこから先に進まない。
STEP3|周囲に「何売ればいいの?ECショップ開業ってどうなの?」と相談する
「ECショップ立ち上げる人って「何売ろう」とか悩まないの??みんなどうしてるの??」
私の周りでも、実際にECショップ経営している人はいませんでした。
ずっとアパレル販売をしていた親友に聞いてみました。
彼女の周りでもECショップを運営している人はごくわずかで、過去に自分の好きが高じてショップを立ち上げていた人がいたものの、今は事情があり廃業しているとのこと。
なるほど・・やっぱり「好きなもの」を売ることが大切なんだな、と納得。
でも・・・何を売ろう・・・。
手先も不器用でずっとIT畑でやってきた私に売れる「もの」って、なんだろう・・
副業とは言えど、立派な「起業」です。
ベンチャーキャピタリストやバンカーの間でも、「千三つ」という言葉があるそうです。
度重なる厳しい審査をくぐり抜け、どれだけ有望で健全なスタートアップ企業でも、存続できる企業の数は、わずか3/1000という意味だそうです。
ましてや私には、画期的な0→1アイデアをいくつも産出できるアントレプレナーのような才能も、宇宙に飛び出すような勇気もありません。
自分がいかに「平凡」であるかは、よくよくわかっています。
だから、うまくいっている人のやり方、ビジネスを模倣するやり方でスタートしようと考えました。
でも、情報量が多すぎて、どれが良いのかもはや判別がつきません・・・。
悩んだ私は、元外資系IT企業で敏腕マーケッターだった父の元を尋ねました。
父がくれた言葉は以下でした。
「誰かを模倣することは誰でもできるから、その分障壁も低いし、競争も激しいからあっという間に淘汰されてしまう。
今までの人生の中に、必ずヒントがあるはずなんだ。自分にしかできないことが、人生のルーツともいえるものが。それをよく、探してみなさい」
STEP4|人生のルーツを探る
改めて人生を振り返ります。
ノートにいろいろ書き出してみました。
・学生の頃目指していた、歌手の夢と挫折
・楽しかったキャンパスライフ
・惜しくも夢の途中で亡くなった大切な友達が遺してくれたもの
・好きな雑貨、インテリア、読んできた本
・日々の生活、仕事を続けていく中で大切にしている信条
・得意だと言われていること、苦手なこと
・好きなこと(もの)、嫌いなこと(もの)
・辛かったこと、乗り越えてきたこと
・琴線に触れた言葉、作品
・・・
思えば小学校3年生の頃からミルクティが大好きで、1年中飲んでいました。
あの、こっくり色の優しいベージュの色合いと、しみわたる茶葉の香り、立ち上る湯気、ほっとする味わい・・
受験勉強、入院時に友達が持ってきてくれたお見舞い、憂鬱な雨の朝、落ち込む夜、悲しいことがあった昼下がり・・・
ミルクティにどれだけ癒され、助けてもらったことか・・。
思い返すと、ミルクティの傍らには、いつも温かい誰かのぬくもりがありました。
受験勉強を応援してくれた家族、落ち込んだり、悲しいときに傍にいてくれた友達、いつも元気をくれた職場の同僚や先輩、愛犬・・
私も、頑張っている誰かに、困っている誰かに、泣いている誰かに、温かい心のぬくもりを届けられる人になろう・・。
こうして、「紅茶と温かい心のぬくもりをお届けするECショップ」をオープンすることに決めました。
次回は、実際開業してからECショップをオープンするまでのお話をしたいと思います。
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ご興味ある方は、お店のHPにも遊びにいらしてください。
オリジナルティの開発が無事終わり、とびっきりおいしい紅茶と一緒に、温かい心のぬくもりをお届けしています。
illustration&design by 森麻美
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