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2024 菊花賞(G1) 予想

こんにちわ
今回は、2024年10月20日に京都競馬場で開催される、菊花賞の予想をします。

早速ですが、指名馬を発表します。

【菊花賞】
指名馬
◎ダノンデサイル
△コスモキュランダ
△メイショウタバル
△ヘデントール
注アーバンシック
注ピースワンデュック
注ウエストナウ



菊花賞について

2024年の菊花賞は東京競馬場の芝コース3000m (右 外 A)で開催されるレースで、クラシック三冠競走の最終戦として行われます。
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、東京優駿(日本ダービー)は「最も運のある馬が勝つ」と呼ばれるのに対し、菊花賞はスピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000mの長丁場を克服することが求められることから「最も強い馬が勝つ」と称されています。

京都芝3000mは右回りで外回りコースが使用され、かつてはメジロマックイーン兄弟が走った嵐山ステークスというのがこの距離で行われていましたが、現在は菊花賞と万葉ステークスの年2レースのみで使用されます。

向正面の上り坂途中からスタートし、外回りを1周半するコースです。最初のコーナーまで208mと距離は短いですが、長丁場とあってペースは速くまりません。
合計6つのコーナーを回ります。3コーナーの高低差4.3mの坂が大きな特徴です。
最後の直線は約400mとやや長めですが、坂が無く平坦。芝質が軽い場合が多く高速決着になりやすい為、スピード・瞬発力が大きな武器になります。
コーナーが6回あるため、内をロスなく運んだ馬が有利。スタートしてすぐにコーナーを迎えることからも最初のポジション取りが重要になる。豊富なスタミナが必要なのはもちろん、近年は折り合いと瞬発力も試されるコースです。

過去10年間の菊花賞のデータを見ると、スローペースが多いです。
アスクビクターモアが優勝した22年は阪神競馬場での開催ともあり、ハイペースでしたが度外視で良いと思います。

菊花賞の過去10年のペース

今回の菊花賞もスローペースが予想されます。
スローの展開ならば逃げ先行が有利となりますが、スタート後の位置取り次第では逃げ馬が上手く逃げられず、大きく展開が変わる可能性もあります。
(というか、こういうこと言うと元も子もないんですが、、、正直分からないですよね菊花賞。3000mのトライアルレースとか無いですし。長距離の適性とかやってみないと分からない)
それでも、血統とか追切とか、いろいろな角度から考察してみたいと思います。


指名馬と予想

◎2枠4番:ダノンデサイル

今年の東京優駿(日本ダービー)の勝ち馬です。今回も先行が予想されます。
鞍上は東京優駿と同じく横山典弘騎手。
菊花賞馬のエピファネイアの産駒となります。長距離を走るスタミナは産駒にも受け継がれており、芝2400m以上では[28-15-13-124]の勝率16%、複勝率31%と好成績。菊花賞では5頭が走り、20年はアリストテレスが2着。そして21年はオーソクレースが2着、ディヴァインラヴが3着。サンプル数が少ないですが複勝率60%となっています。
ローテーションとしては東京優駿からの直行ですが、横山典弘騎手は「本当なら1回使う方がベストと思ったが、今年は特に猛暑でステップレースを使うとなると暑いときに動かさないといけない。それは酷だなと思い、直接行くことになった」と語っています。
近年、直行ローテは少ないですが、去年のタスティエーラは直行ローテで2着に入っているため、能力の高い馬であれば問題ありません。
ダノンデサイルは皐月賞を競争除外となったことで、結果的に休養明けぶっつけ本番で東京優駿を勝ち切れるポテンシャルを秘めた馬です。
ひと夏を超えたダノンデサイルに安田調教師は「ここまで計画通りに来た。ダービー時よりなだめる度合いが少なく済んでいる」と精神面の成長を示唆し、横山典弘騎手も「相当、背が伸びたと感じた。体重も20~30キロ増えたが、重いというより、大きくなったという感じで素晴らしい体になっていた」と手ごたえを語り、また、3000mという距離についても「なんの不安もない」も太鼓判。
内枠を引けましたので位置取りは自由です。先行タイプなので5番手前後に付けるでしょう。東京優駿の超スローでも走れていたことから、レース中に息を入れる折り合い面は問題ないはずです。この馬はキレは無いですがジリジリと伸びる良い脚が特徴なので、当日も1番人気になり徹底的にマークされて馬群に包まれる展開だけは避けたいです。
内を突くか、外に出すか。横山典弘騎手の手腕に賭けます。
二冠獲得のチャンスは十分にあると思います。

△5枠9番:コスモキュランダ

朝日セントライト記念(G2)2着からの参戦です。鞍上はM.デムーロ騎手が継続騎乗となります。
クラシック競争の成績は皐月賞で2着。東京優駿(日本ダービー)で6着となっています。この馬も上記のダノンデサイルと同じく末脚はキレないですが、スタミナを生かして持久力勝負のロングスパートを仕掛けることができます。折り合いも良く、長い戦いになる菊花賞でも騎手の指示をよく聞いて最後まで戦えそうです。
問題は持久力ですが、父・アルアインはかつて皐月賞と大阪杯を制したG1馬。菊花賞では7着に敗れています。また、現在までで産駒に長距離馬はいません。母・サザンスピードは豪州の2400mのG1レースであるコーフィールドカップの優勝馬。母譲りのスタミナを期待しています。
追切で加藤士調教師は「リラックスして走れていたので、かなり状態はいいなと思います。うまく力をため込んで走れている感じ」と、満足げでした。

△5枠10番:メイショウタバル

神戸新聞杯(G2)1着からの参戦です。鞍上は神戸新聞杯に引き続き浜中俊騎手が務めます。
クラシック競争では、皐月賞に出走。スタート後から全く折り合いがつかずに大暴走。18頭中で17着という結果に終わりました。東京優駿(日本ダービー)は怪我により出走取消。
そして夏を超え、帰ってきたメイショウタバルはステップレースの神戸新聞杯でその成長を見せつけます。大外枠から逃げを開始。春とは違い浜中騎手と見事に折り合ったペース配分に他馬は追いつくことができず、逃げ切り勝ちとなりました。
ゴールドシップの産駒ということで気性難を受け継いでおり、折り合いが最大の懸念点です。ゴールドシップは気分を害するとやる気をなくして走らなくなるタイプでしたが、メイショウタバルは気分を害するとストレス発散と言わんばかりに全力疾走で大暴走するタイプです。
ゴールドシップの最強スタミナに強い前進気勢で逃げられるという、理論上は最強の馬なんですけどね。
追切では頭を上げるしぐさなどはありませんでしたが、浜中騎手は「テンションが高かったので折り合いがつきませんでした」と正直なジャッジ。3000メートルの距離については「折り合いが一番のテーマになると思う。馬の気分を害さないように乗って、いい結果を得られれば」と話しています。
とにかく、メイショウタバルの当日のテンションと折り合いがつくのか。ここに尽きます。

△8枠16番:ヘデントール

前走は日本海ステークス(3勝クラス)で1着からの参戦です。
この馬も上記であげた馬とと同じくキレる脚はないですが、向こう正面からのロングスパートで2戦連続の勝利を収めてきました。
大外枠からのスタートとなりますが、そもそもこの馬はスタートが苦手なので内枠を引いていたとしても出遅れる可能性があります。ですので、外枠は気にしなくていいです。後ろからの競馬は上等ですし、何かの間違いで先行できたらそれそれで良いです。
父はルーラーシップ。兄弟には菊花賞馬のキセキがいます。さらに母はステイゴールド産駒のコルコバード。長距離特性とスタミナの2点を受け継いでいれば京都の難解なコースもリズムよく走ってくれるはずです。
今回、手綱を握るのは初コンビとなる戸崎圭太騎手。追切を終えて「レース映像を見てからまたがりましたが、それよりもいい感触。跳びも素軽いし、操縦性もよかったのでいい感触でした。いつでも突き抜けそうな手応え。いいコンタクトが取れました」とにこやかに話していました。長丁場の折り合いも問題なさそうです。

注の印の馬たち

7枠13番:アーバンシック
朝日セントライト記念(G2)1着からの参戦です。鞍上はルメール騎手が継続騎乗となります。
前走ステップレースの朝日セントライト記念では、内で足を溜める作戦で、直線開けたところで一気に加速して差し切り勝ちでした。
道中からジリジリと加速するタイプで、この戦法は本命ダノンデサイルと同じく長距離向きです。
長距離適性は、父スワーヴリチャード(父ハーツクライ)。母エッジースタイル(父ハービンジャー)
ハーツクライからは長距離馬が出ていますが、それ以外に目立った成績はありません。個人的には「?」という感じです。

1枠1番:ピースワンデュック
逃げ先行策の馬が最内に入りましたので、可能性があるかなと思っています。鞍上は超ベテランの柴田善臣騎手です。
加速ラップを持続するという菊花賞を勝つために必要な走り方をマスターしている馬です。
長距離適性は、父グレーターロンドン(父ディープインパクト)。母ピースワンオーレ(父ジャングルポケット)。
父グレーターロンドンからは長距離馬はできていないので、あったとして2割くらいでしょうか。
追切で騎乗した柴田善臣騎手は「のびのび流すような感じ。パワーアップを感じます。タフさが武器。折り合いさえつけば」と上々の手応えを伝えています。
ただし、かかる可能性と良馬場の条件があります。良馬場であれば挑戦してもいい1頭です。

4枠8番:ウエストナウ
デビューが遅れた馬ですが、京都新聞杯(G2)では2戦目にしていきなり2着となり、ポテンシャルの高さを示しています。
スタート後に上手に飛び出し上手く運べば、馬券に絡むのではないかと見ています。
父は菊花賞馬のキズナ。母父は英インターナショナルなどG1を10勝した名馬Frankelです。父譲りのスタミナに期待します。
菊花賞制覇となれば1勝馬としては史上初、2018年フィエールマンに並ぶ最少タイ4戦目となる。トレーナーは「この子は1月18日からやっと乗り出せた。普通に考えれば半年以上は成長が遅れているところで、よくこの舞台にあがってきたと思う。頑張ってほしい」と言葉に力を込めていました。


なかなかに難解な菊花賞。
結局、絞り切れずに注意も入れると7頭になってしまいました。

想定の買い目ですが、下記のとおりです。
馬連ながし:④ー⑨⑩⑯
3連複:④ー⑨ー①⑧⑬、④ー⑩ー①⑧⑬、④ー⑯ー①⑧⑬
実際は、当日のパドックなどを見て決めるので、ご参考までに。

皆さんの予想の一助になれば幸いです。
参考になりましたら、好きやフォローいただけますと励みになります。
それでは、クラシック最終戦を楽しみましょう!


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