2024年 天皇賞・秋(G1) 予想
こんばんわ
今回は、2024年10月27日に東京競馬場で開催される、天皇賞・秋(G1)の予想をします。
天皇賞・秋は中距離最強馬決定戦とも呼ばれるレースです。
今年も上位人気馬を中心にそうそうたる出走馬が揃いました。
「天皇賞・秋」で勝てる馬とは
天皇賞・秋というレースは、上記の通り、非常に有名で歴史があるレースで、出走する馬や騎手も一流でハイレベルな戦いが毎年繰り広げられます。
どの陣営の馬も最高の仕上がりとパフォーマンスを発揮してくるので、出走馬の優劣がつけにくいです。
ということで、今回は「東京競馬場・芝2000m」というコースの特徴から見ていこうと思います。
「東京競馬場・芝2000m」というコース
東京競馬場の芝コース2000mは、スタートするとすぐに大きなコーナーを回ります。
最初のコーナーまでの距離が126m。これは日本の中央競馬が開催される全てのコースの中で最短です。
このため、外枠の馬はかなりのスタートダッシュを決めない限りはコーナーを大きく回らされることとなります。外枠に入った先行馬は極めて不利です。
この不利を免れるため、外枠の馬はスタート後すぐに内に入れてくるのが通例です。しかしそれは、他馬との接触などを引き起こすことが多く、毎年この部分が問題となっています。
この問題の歴史も古く、象徴するのは1991年の天皇賞・秋でした。武豊騎手が騎乗し、1着で入線したメジロマックイーンですが、上述のコーナーでインコースに進路を変える際、他馬を妨害したとして18着に降着します。このコースの難しさがもたらしたアクシデントでした。なお、2002年に東京競馬場では改修工事が行なわれ、芝2,000mのスタート地点は若干変更されました。しかしそれでも、外枠不利の状況は続いています。
過去10年の天皇賞・秋で10番以降でスタートした馬の着順は【0 - 2 - 4 - 56】となっており、過去5年では【0 - 0 - 0 - 25】となっています。
原因と結果がハッキリとしているデータですので、信頼してよいと考えています。
もう一つ、ハッキリと出ているデータがあります。
馬齢
天皇賞・秋は毎年、ハイレベルなスピードレースとなります。
近年特にハイスピード化が著しく、2023年の天皇賞・秋でも優勝馬のイクイノックスが芝2000mのワールドレコードを達成したのは記憶に新しいかと思います。
上記の表からも見て取れますが、毎年、淀みのないペースで前半を進めながら、後半の直線はさらに速いペースのキレを求められる。
最高のキレとトップスピードで2000mを走り切る持久力。ここに必要なのが「若さ」となります。
過去10年で馬券に絡んだ馬は全て3歳から5歳の若駒となり、6歳以上の馬の成績は【0 - 0 - 0 - 47】と絶望的な成績となっています。
続いて、騎手について見てみましょう。
天皇賞・秋で勝てる騎手とは
内枠で若い馬がスタートできても、鞍上がコースを苦手としていると勝てるものも勝てません。
過去10年の成績で天皇賞・秋で勝率の高い騎手は誰でしょうか?
栄えある1位は、、、
皆さんご存じ。C・ルメール騎手です。
過去10年の成績は驚異の、勝率50%。複勝率は70%。
1着🥇:5回(イクイノックス(2023)、イクイノックス(2022)、アーモンドアイ(2020)、アーモンドアイ(2019)、レイデオロ(2018))
2着🥈:1回(グランアレグリア(2021))
3着🥉:1回(イスラボニータ(2014))
他を寄せ付けない圧倒的な成績です。6年連続馬券内を維持しています。「競馬はルメール買っとけ」と雑に言われるもの納得です。
過去、馬券外となった3回のレースも、不良馬場(2017)、大外枠(2016)、長期休養明けの3歳馬(2015)、と理由が分かっています。
その他の騎手では
川田将雅:ダノンプレミアム(2019🥈)、プログノーシス(2023🥉)、ダノンベルーガ(2022🥉)、キセキ(2018🥉)、ステファノス(2016🥉)
戸崎圭太:ステファノス(2015🥈)、ジェンティルドンナ(2014🥈)、アエロリット(2019🥉)
横山武史:エフフォーリア(2021🥇)、ジャスティンパレス(2023🥈)
武豊:キタサンブラック(2017🥇)
岩田康誠:レインボーライン(2017🥉)
川田騎手、横山武史騎手は、直近でも好成績を収めていますので要チェックですね。
まとめ
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
天皇賞・秋は、馬の優劣が付けにくいことから王道のデータを利用しました。もっと恣意的なデータ(○○産駒で○○レースの上がり時計が○○秒以下の馬は○着以下。みたいな特定の馬の印象操作をするためだけに組み合わせたデータ)を作れば絞り込めますが、個人的には、あまり意味がないと思っているのでやりません。
去年のジャスティンパレスのようにレース中に秘められた力が解放されることもありますし。
以上の考察から、今回の印と買い目は、こうなります。
◎ドウデュース
買い目はもちろん【単勝:4枠7番ドウデュース】です。
だらだら書いておいて、結局ドウデュースかよ。とお思いでしょう。
私もそう思いますが、いろいろ考えて、巡り巡って、回りまわって、辿り着いたのが、ドウデュースでした。
展開予想です。
スタートと同時にレーベンスティールは前に行きたいので飛び出します。その後ろに川田騎手が作戦通りと言わんばかりにリバティアイランドをピッタリと付けるでしょう。そして、外側の位置取り合戦を横目に内側後方からドウデュースです。最初のコーナーを回ります。
ドウデュースもいつも行きたがる馬なのですが、そこは百戦錬磨の武豊騎手がいつも通りにコントロールしてくれるはずです。正直、向こう正面の前半まではリバティアイランドと並んでいてもいいです。あまりに引いてドウデュースの機嫌を損ねても困りますし、その時のドウデュース次第ですが多少、放しても大丈夫と思います。
向こう正面でハナを主張するのはホウオウビスケッツ、番手はノースブリッジでしょうか。続く先行集団はベラジオオペラ、シルトホルン、ステラヴェローチェ、タスティエーラあたりが想定されますが、ペースは緩いはずで、1000mを60秒を少し超えるかもと思っています。遅ければ60.5秒とか。ハナを主張して得をする馬がいないんですよね。争わない以上、速いペースにはならないと思っています。
3コーナーに入る時点でも、レーベンスティール→リバティアイランド→ドウデュースの隊列も変わりません。
(もし、コーナーの時点でドウデュースがリバティアイランドより前にいたら終了です。かかってます。もう直線で走れません…。)
4コーナーにかけて、一気に馬群が詰まります。
直線向いて、先頭はホウオウビスケッツとノースブリッジ。最内からベラジオオペラ。外からレーベンスティール。被せるようにリバティアイランド。馬場の真ん中をドウデュース。ドウデュースはこの時点で完全開放されています。地面を踏みぬくようなエネルギッシュな走法を今回も見せてくれるはずです。
ベラジオオペラの後ろから、内を抜けようと、タスティエーラ、ジャスティンパレス。ダノンベルーガ。そしてドウデュースの後ろからはソールオリエンス。
坂を上ります。逃げ馬の脚を殺しに来ます。ホウオウビスケッツとノースブリッジが失速。先頭レーベンスティールに代わります。リバティアイランドが猛追を開始。ベラジオオペラから続く内を突く組が必至に追います。
坂を上って、残り300m。大外から頑張ったレーベンスティールの脚が遂に鈍ります。リバティアイランドが最内組をも抜き去り先頭に代わります。残り200mを切って、外側からドウデュースが並びます。
最後の追い比べ、ゴール前でドウデュースがリバティアイランドを3/4馬身差でかわして1着。上がり3ハロンは33.6秒です。
3着は、レーベンスティール、ベラジオオペラ、ジャスティンパレス、ソールオリエンス、タスティエーラ、ダノンベルーガ、のどれかでしょうか。
以上となります。
面白いと思っていただけたら、好きorフォローいただけると励みになります。よろしくお願いします。
それではー