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競馬回顧 エリザベス女王杯・福島記念・武蔵野ステークス

こんばんわ
週末の競馬を回顧していきます。

武蔵野ステークス

◎エンペラーワケア 1着🥇
○タマモロック 8着
△ビヨンドザファザー 9着
△ショウナンライシン 7着

レースの問題点はまず、ドルチェモアですね。
一人だけ千直やってるの?という飛ばし方。三浦皇成騎手はどういう戦略で勝つつもりだったのか教えてほしいです。あれで1600m先のゴールに1番で届くわけがないです。
正直、勝つつもりなど最初から無く、ただレースを破壊しようとしているように見えました。
その証拠に、ドルチェモアのテンの3ハロンが33秒8という超スピードで、上がり3ハロンは47秒2という新馬戦でも目にすることのないお散歩の時計です。
ドルチェモアはレースを破壊するために、最初の1000mを走らされて終わったわけです。

私は、全員が真面目に1位を狙う競争をしているという前提で予想をしていますので、こういうふざけた競馬をする騎手・陣営がいると予想やレースのの前提が崩れます。
二度とやらないでいただきたいですし、それに付き合わされるドルチェモアが可哀そうです。

頑張って最後まで完走したドルチェモアはえらい。

結果として、過去10年で最も早い、前半800mを45秒8の超ハイペースで走らされた各馬は総崩れとなりました。
生き残ったのは、格上の能力を見せつけたエンペラーワケアと、そもそもペース対応を無視して後方から自分の競馬に徹したカズペトシーンとペリエールの2頭となりました。

エンペラーワケアは最後の直線でペイシャエスから不利を受けて後方に引くも盛り返して1着となっており、馬群で揉まれても負けない、馬の気持ちの強さが垣間見えました。
優先出走権を獲得した、チャンピオンズカップ(G1)でも期待ができます。

後続馬たちは、直線での位置関係が結果を分けました。
大外を選択したカズペトシーンとペリエールが障害物なく位置を押し上げる中、内側を選択したビヨンドザファザーなどは力尽きてズルズルと後退する先行馬の中に埋もれてしまい前に出ることができませんでした。

福島記念

◎エンパイアウエスト 6着
○ウインシュクラン 13着
△フライライクバード 10着
△ギャラクシーナイト 15着
△ドクタードリトル 7着

ここは、本当に。単純に。ただただ、競馬が下手くそでした。
もし、予想を見てくださった方がいたら、すみません。

小回りの福島は先行有利はそうなのですが、
ハイペースの競馬であれば、最後は先行馬がタレて差し馬が代頭する。
この当たり前が抜けていました。

前目に位置していたウインシュクラン、シリウスコルト、ギャラクシーナイト、ベラジオソノダラブ、フライライクバード、エンパイアウエスト、ドクタードリトルは総崩れ。
その中でも4着に入ったクリノプレミアムは強いですね。ただ、勝負の切り札が無い感じがします。好走はできるけど勝てない、みたいな。

予想では末脚1軍として、ドクタードリトルが一つ抜けて、あとは、ギャラクシーナイト、フライライクバード、アラタ、クリノプレミアム、エンパイアウエストが同程度と見ていました。
ドクタードリトルは、完全に不発。上がり37秒3。経歴を確認すると、この馬は小回りが初めてなんですね。完全に見落としです。
残りの5頭でアラタだけが抜け出れたのは、後方で脚を溜めて、直線ではごちゃつく内側を避けて、外から馬場の良いところを自由に走れたからです。

末脚2軍は、ダンディズム、ショウナンマグマ、ウインシュクラン、フェアエールング、サトノエルドール。
逃げたウインシュクランと、向こう正面で飛ばしたサトノエルドールは力尽き、ダンディズム、フェアエールング、ショウナンマグマはほぼ同じ競馬ができました。一団となってゴール前を通過しましたので、着差は、ほぼ誤差というか、その時の流れでしょうね。

エリザベス女王杯

◎シンティレーション 10着
○シンリョクカ 4着
△レガレイラ 5着
☆キミノナハマリア 11着

物議を醸した、ルメール騎手と岩田望来騎手が過怠金処分となった最後の直線の攻防。

悔しくて眠れないとは、このことですね。シンティレーションの陣営が一番ですが。
レガレイラとコンクシェルに絡まれずに、直線で最速のキレが発揮できていれば、引退前の花道を歩いていたのはシンティレーションだったかもしれません。
スタートも良く、位置取りもベスト。全く脚を使わずに直線に向いて、進出を始めたときにアレですからね。
これも競馬とはいえ、しばらくは夢に見そうなほど悔しい競馬です。

展開振り返り

スタート後は、予想通りコンクシェルが出ます。
意外だったのはハーパー。あそこまで競り合ったのは何故でしょうかね。武豊騎手に作戦があったのか。
シンリョクカの後ろくらいに並ぶのかと思っていましたが、ハナを取る勢いで前に出て、結局、シンリョクカの後ろにつけました。

レガレイラですが、まぁ良かったんじゃないでしょうか。スタートは。
ただ、二の足が遅れてしまいスタニングローズの後ろが取れませんでした。本当なら、スタニングローズかホールネスの次の隊列にいたかったと思います。
1コーナーに入る時点でレガレイラは前から5列目。ギリギリアウトな位置です。何としても前に行きたいレガレイラ。
内にはシンティレーション。後ろにはエリカヴィータ。前にはキミノナハマリア。そして、外からラヴェルがピッタリと塞いできます。
このレガレイラ包囲の陣は、向こう正面から3コーナーを超えて、なんと4コーナー付近まで続きます。
ラヴェルに騎乗した川田将雅騎手が、ここまでレガレイラ封じに徹するとは思っていませんでした。

エリザベス女王杯は下り坂から攻防が始まりますが、今回は誰も動きませんでした。
その中で最初に仕掛けたのはスタニングローズのC.デムーロ騎手。4コーナー出口付近で先頭に立ちます。
スタニングローズの勝因は、ノーマークで、自分のリズムで最高の競馬をしたことです。

レガレイラはラヴェルにギリギリまで邪魔をされたことで、スパートのタイミングが遅れました。

そして直線の攻防。
内側で問題の事故が起きます。

先行するのはコンクシェル。内ラチ沿いを走ります。
その後ろに、内にシンティレーション。隣にハーパーが並んでいます。
さらに、後ろからレガレイラが追い上げます。

この時、武豊騎手は右手にステッキを持ち、ハーパーを外側(左)へ出そうとしていました。
シンティレーションとハーパーの間隔が広がるなら、ルメール騎手はその間を通ろうとレガレイラに指示を出します。

その時、シンティレーションの前を走るコンクシェルが外(左)にヨレ始め、シンティレーションの進路を塞ごうとします。
シンティレーションとマーカンド騎手は、外側(左)へ避けようとします。
そこで、右鞭を入れたはずのハーパーが、なぜか内側(右)へササってきます。

動き出したレガレイラは急には止まれません。

外側(左)へ動いたシンティレーション。内側(右)へ動いたハーパー。
その真ん中へ、レガレイラは突進してしまいました。
シンティレーションの眼前にはコンクシェルのお尻が迫っており、非常に危険な状態でした。
横からも、前からも不利を受けて、シンティレーションとマーカンド騎手が無事で本当に良かったです。落馬したり、馬が転んでもおかしくないほど危ない場面でした。
シンティレーションは本当にアンラッキーだったという他ありません。

レガレイラは強引に進路をこじ開けましたが、レガレイラ自身も不利を受け、馬場の良くない場所を通って5着。
実はルメール騎手は、このレース中に一度もステッキを使用していません。
不完全燃焼の競馬が続くレガレイラでした。

ラヴェルは、レガレイラの邪魔が終わると、スーッと外に持ち出して馬場の良いところでラストスパート。川田将雅騎手は本当に京都の競馬が上手いですね。

結果、1着スタニングローズ。2着ラヴェル。3着ホールネス。
競り合わずに、自分の競馬でスパートをかけた馬たちからゴールを通過しました。

馬券的には惨敗でした。
3レース全てで内枠先行馬で逃げ切りを選び、3レース全てで後方から外差しされるという週末でした。

武蔵野ステークスは、ドルチェモア陣営許すまじ。という感じで。
福島記念はちゃんと考えられていたら取れたかもなー、と悔しく。
エリザベス女王杯は、シンティレーションちゃんの不幸に泣きます。

散々な結果でしたが、次回の馬券の肥やしにすべく、これからも気ままに予想していきます。

それではー

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