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2024 富士ステークス(G2) 予想

こんにちわ
今回は、2024年10月19日に東京競馬場で開催される、富士ステークスの予想をします。

早速ですが、指名馬を発表します。
【富士ステークス】
◎セリフォス(牡5)
○ソウルラッシュ(牡6)
▲ゴンバデカーブース(牡3)
△ロジリオン(牡3)


富士ステークスについて

2024年の富士ステークスは東京競馬場の芝コース1600m (左 A)で開催されるレースで、優勝馬には11月17日に京都競馬場で開催されるマイルチャンピオンシップ(G1)の優先出走権が与えられます。

東京競馬場の芝コース1600mは、春のG1、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイル、安田記念が行われる舞台です。
スタートして250m地点までは緩やかな下りが続きます。3コーナーまでは約550mほどの直線でポジション争いはさほど激しくならず、枠順に有利不利も少ないです。
しかし、3コーナー手前でいったん坂を登りますが、再度下りの状態でコーナーに突入するため、息を抜きたいはずのコーナーで息が抜けません。そのため1400mに比べ上がりの時計がかかる傾向があります。
上記から、マイル戦ながらスタミナ消耗戦になるコースで、このコースを逃げ切るにはスピードに加え、スタミナと根性が必要となります。このコースが『中距離を走れるくらいのスタミナが要求される』と言われる所以です。
基本は瞬発力とスピードを持つ馬が有利なコースです。

過去10年間の府中牝馬ステークスのデータを見ると、ミドルペースが多いです。
近年では、先行争いが激化してハイペースの競馬になることもあり、中団以降に控えた差し馬の勝利が目立ちます。

過去10年のペース表

今回の富士ステークスもミドルペースが予想されます。
スタート後の先行争い。直後に息を入れられないコーナーでの位置取り合戦、そしてすぐ直線に向いて加速しなければならないレースになりそうです。
春の3歳マイル決定戦であるNHKマイルカップ(G1)を制したジャンタルマンタルが発熱により富士ステークスを回避することが決まりました。
新旧マイル王の直接対決は残念ながら次回に持ち越しとなりましたが、秋のマイル戦の始まりを告げるレースですので、しっかり見ていきたいと思います。

指名馬と選出理由

◎4枠7番:セリフォス(牡5)

今年の安田記念3番人気5着からの参戦です。22年のマイルチャンピオンシップ(G1)を制したG1馬であり、現役のマイル戦線の代表馬の1頭です。
鞍上は22年の富士ステークスで優勝した時と同じく藤岡佑介騎手とのコンビとなります。
前走の安田記念は8枠17番の大外からのスタートとなってしまい、15番手の後方から競馬を進め、1000m通過は約59.7秒、そこから上がり3ハロン33.0秒の末脚を発揮しています。内枠からスタートして10番手以内で競馬ができればキレる脚で馬券内に入れたと思います。
今年の安田記念は香港最強マイラーのロマンチックウォリアーの参戦含め、国内からはナミュール・ソウルラッシュ・ガイアフォースと現役最強馬が揃ったレースでしたので、マイラーとしてのペース対応能力と上がりのキレは皆同レベル。となると大外からのスタートという不利を跳ね返せなかったのでしょう。それでも5着入線はセリフォスの能力の高さだと思います。
陣営は「速い時計が出て、動きもすごく良かったようです。態勢は整ったとみています」と評価しており、仕上がりは上々のようです。
今年も秋のマイル王を目指して、躍進を期待しています。

○6枠11番:ソウルラッシュ(牡6)

今年の安田記念2番人気3着からの参戦です。
マイル戦績としては、去年のマイルチャンピオンシップ(G1)2着→香港マイル(G1)4着、年明けはマイラーズカップ(G2)1着から始動し、上記の安田記念3着と、非常に安定した成績が続いています。
前走の安田記念は5枠10番からのスタートとなり、11番手の中団~後方から競馬を進め、1000m通過は約59.3秒、そこから上がり3ハロン33.1秒の末脚を発揮しています。
6歳になりサラブレッドとしては円熟の域ですが、まだまだ脚は衰えてはいません。
鞍上はマイラーズカップ以来の2回目となる団野大成騎手。
ソウルラッシュとセリフォスは同じレースに出走することが多く、今回が9回目の対戦となります。過去8回の対戦成績は4勝4敗ですが、初対戦から4レースはセリフォスがすべて先着し、その後の4レースはソウルラッシュがすべて先着しているという結果があります。 9回目の対戦はどちらが先着するのでしょうか

▲2枠4番ゴンバデカーブース(牡3)

今年のNHKマイルカップで4番人気4着の馬です。
その後の日本ダービーでは終始後方で競馬をして13着という結果に終わっていますが、後ろからの競馬はいつものことですし、2400mはこの馬には距離が長かったかなと思いますので度外視で良いと思います。
富士ステークスと同じ舞台で行われたNHKマイルカップでは7枠14番でスタートし、9番手で進めました。1000m通過は約59.0秒。そこから上がり3ハロン33.9秒の末脚を発揮しています。
NHKマイルカップで騎乗したモレイラ騎手は「落ち着いていました。リズム良くレースができ、直線で外に出してからは長く脚を使ってくれました。いい内容だったと思いますし、これからさらに成長していってくれると思います」と評しています。
富士ステークスでは3歳馬ですので斤量が55㎏となり、セリフォスやソウルラッシュと比べると3㎏軽くなります。マイナス3㎏特典を末脚に換算すると33秒前半が期待でき、セリフォスやソウルラッシュと良い勝負ができるのではないかと見ています。
鞍上は日本ダービーに引き続き、松山弘平騎手となっています。
3歳馬が夏を超えてどれだけ成長したのか、パドックを楽しみにしています。

△7枠14番ロジリオン(牡3)

NHKマイルカップで3着の成績を残しています。斤量は55㎏です。
前走の関谷記念(G3)で4着とパッとしない成績ですが、レースを見ると、スタート後に促されて先団に取り付くも400m通過あたりで手綱を引かれている感じがします。コーナーは膨らむこともなく回れましたが、直線向いてからは外へ出されることもなく馬群に包まれたままゴールしています。度外視します。
追切では北村宏騎手から「2週続けて追い切りに乗せてもらいましたが、すごく健康で前向きに走れていました。以前に比べてモタれる面も解消してきました」と高評価です。
鞍上は去年の京王杯2歳ステークス以来となる北村宏司騎手。ベテランの手腕を期待します。

買い目候補(実際は当日のパドック等も加味して決めます)
馬連BOX:④⑦⑪⑭
ワイドBOX:④⑦⑪⑭
計12点です。

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それでは次は菊花賞の予想でお会いしましょう~。

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