かえるーちゃん
台所の片付けをしていて懐かしいものを見つけてしまった。
トップ画に張り付けてみたらなんだかおデブになってしまったけれど、もう10年以上前にお世話になった「かえるーちゃん」だ。
哺乳瓶からコップ飲みへの移行期に使うもので、名前はなんだっけかな?たしかスパウトだったっけかな?
両手で持って飲めるように持ち手が2つ。
それから写真が切れちゃってるけど、飲み物が一気に口の中に入らないように飲み口は小さな穴が数個空いてる。
蓋がしっかりしまるし、飲み口からは少量ずつしか水分が出ないので、落としても、倒しても、飲み物がほとんどこぼれない優れもの。
片手で持って、こぼさないようにバランスと取りながら、適量を口に入れて飲む。
当たり前のようだけど、とっても複雑なタスクを複数同時処理しないとできない。人間ってほんとよくできてる。
絶望的に不器用だと思っていたうちの息子くんだってなんだかんだと上手にコップで水が飲めるんだから、たいしたもんなのかもしれない。
そんなことを考えながら、すぐ使えるようにキレイに洗う。
予想通り、学校から帰ってきた子供たちは大騒ぎ!
「わぁ!懐かしい!」「これ使って飲みたい!!」
いいよいいよ、洗ってあるから久しぶりに使ってみなよ。
「飲みにくい!」「全然出ない!ちょっとしか出ない!」「少ししか減ってないのにたくさん飲んだ気持ちになる!」
ふうん、そうなんだ!嬉しそうだなぁ。
そういえば、子どもたちが熱を出した時にもこれに水やスポーツドリンクを入れて枕元に置いておいたっけ。
倒してもこぼれにくいし、なんなら寝たままでも飲めるから便利で、それで大きくなってコップが使えるようになっても捨てずに置いておいたんだっけ。
あの頃はまだしゃべるのもたどたどしくて「かてるちゃん」とうまく言えずに「かえるーちゃん」と謎に語尾が伸びていた。
以来我が家ではこのスパウトの呼び名は「かえるーちゃん」大変な時期を一緒に乗り越えてくれた戦友だった。
やっぱり捨てれなくて、また棚に戻す。
かえるーちゃんも久しぶりに大きくなった子どもたちに会えて喜んでくれたかな?
写真、スマホは縦長だからnoteに貼ったらおデブて頭切れちゃってゴメン。子どもたちは成長したけど、わたしはあまり成長してないね。