見出し画像

まわりから、搾取しようとするひと

職場に小僧がいる。たいして若くもなく、無駄に学歴とプライドと意識が高いため、心の中で小僧と呼んでいる。小僧は婚活市場ではほぼハイスペック(高学歴、高収入、適齢期)男子であるため、リア充でもある。
小僧のマイナス武勇伝は数多にあるが、これはまた別のおはなし。別の時にでもおはなしすることにしよう。

さて、タイトルの件である。

小僧はいろいろなプロジェクトの参加者に名を連ねているが、実際はほとんど貢献せずにひとの意見や行動を模倣するだけでプロジェクト完了後に「ぼくが最初から全部やりました」と報告する癖がある。

とりあえずコミュニティに参加して一切発信しない情報搾取系でもある。

そんな小僧からここのところ自分が情熱を注いで、真剣に取り組んでいたプロジェクトへのいつものように参加要請が来た。明らかに搾取が目的である。プロジェクトの存在自体は数か月前から小僧も知っているし、参加要請や意見を言う場はいくらでもあったがこれまで何もせず今になって言い始めた。

小僧の立場になって考えてみようとしてみた。ここ数か月、仕事らしい仕事もせず、評価権限の無い上司には「まわりが仕事をよこさないので待っていました。ぼくは悪くないです。」といけしゃあしゃあと報告をしていたのを見たことはあるけれど、それ以上でもそれ以下でもない。

評価権限のある上司への報告の時期が近付いているからまた搾取しようと試みているようにしか見えなかった。誤解かもしれないけれど、やりたいという意思が見えない行動については搾取目的としか受け止められないのも経験則である。

実行の段階で協力をお願いすることになるから、メインのプロジェクトメンバーとしては現在の時点では参加しなくていいよとやんわりお断りして事なきを得たが、気分が悪い。

なるべく一緒に仕事したくない人種。そういうひともいるのである。

いいなと思ったら応援しよう!