セッションがスムーズにいく人/いかない人
苫米地式コーチング認定コーチの萩原崇です。
青山マスターコーチもブログで書いているので守秘義務外(※)だと思いますが、苫米地式コーチングには「コーチング実践補習」というトレーニング機会があります。
(※)書籍等ですでに公知になっている情報は、守秘義務契約で守られる秘密情報から外れます。
ここで他のコーチと交流を持てるのですが、そのときにコーチングセッションがスムーズにいく人といかない人はどう違うのかな、ということを考えました。
上手い/上手くない とは違う
コーチングセッションがスムーズかどうかというのと、いわゆるコーチングが上手い/上手くない とはまた別で分けて考えています。
セッションがスムーズというのは、感覚的ですがセッションの雰囲気(=場)が円滑になってることを指しています。(詳しくは後述)
コーチとクライアントの二人のコーチングセッション空間が円滑か、それともぎこちないか、をスムーズって言葉で表現しています。
あくまで第3者視点やコーチ視点で、このセッションはスムーズだなぁと感じれるかどうか。とっても主観です。
それに対して、コーチングが上手いっていうのは、クライアント視点から見てコーチングが効いた状態。それでいてどんなクライアントに対しても効果が出せる、打率みたいな?ものを上手い、が当てはまるかと。
「コーチングですごく結果が出た!」というだけではコーチとクライアントの相性が良かっただけかもしれないし、どんなタイプのクライアントが来ても普遍的に効果が出せるのが上手いってことかなと。
武術も、どんな状態でどんな相手が来ても対応できないと生きていけない。
知らんけど。
スムーズって一体どういう状態?
ではセッションがスムーズにいってるとはどんな状態かと。
「コーチとクライアントの二人のコーチングセッション空間が円滑」
感覚的にはこの言葉につきます。
その空間座標に溶け込んでいるような状態。
ひと目見てわかる
上で書いていることの逆のシチュエーションがスムーズではない状態になると思いますが、それはひと目見てわかる。
とあるホテルラウンジで休憩をしていたときに、1つだけ目に留まるテーブル席が有りました。目立つ服装をしているわけでもなく、おしゃべりが騒がしいわけでもありません。
その他のテーブルは、客室をチェックアウトした後の家族連れだったり、アフタヌーンティーを頼んでいる2人組だったり、何か商談のような打ち合わせをしている男女だったりで、それぞれが思い思いにその場を楽しんでいました。
その目に留まったテーブル席の男女は、2人とも椅子の背もたれを使わずに背筋をピンと伸ばして、相手に正対して会話をしていました。
おそらく、マッチングアプリで出会って、初デートとなった2人だったのではないでしょうか。
微笑ましいと思いながらも、スムーズになるのはこれからだなぁと感じることがありました。
コーチングセッションがスムーズにならないのは…
「コーチング実践補習」で何度か他のコーチと話をしたときに、共通認識がありました。
それは「コーチの自我が強く現れている」とき。
クライアントに一生懸命アドバイスをしようとしている
クライアントを変化させよう、と力がこもっている
尊敬されたい/感謝されたい気持ちがコーチの振る舞いから見える(見られる)
セッションをスムーズにするには
ここからわかるように、コーチングセッションをスムーズにするのは、コーチング技法ではなく、原点にかえるようですが、コーチのマインド次第なんだなぁとしみじみ思いました。
クライアント利益100%
利他の心
苫米地式コーチングとは、非言語コーチングなんだなぁと。
だからこそ、認知科学をベースとしながらも、
仏教だったり、
ヨガだったり、
武術のエッセンスを取りいれてるのも納得です。
コーチング技法だけに終始していては片手落ちです。