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分身ロボットカフェDAWN☆OriHimeパイロット×現地スタッフ座談会!

note担当のあーりん&くどぅです!
座談会企画第3弾!!今回はゲストとして日本橋DAWNの店長と現地スタッフさんをゲストにお招きし、座談会形式でお送りします!

分身ロボットカフェDAWNver.βは世界初のアバターロボットカフェなので、「外出困難者が遠隔操作するロボットと一緒に働く」というと、現地スタッフもまた、今までにない仕事かもしれません。OriHimeはAIロボットではなく、いい意味で人の手が必要なコミュニケーションロボットなので、OriHime(ロボット)だけではカフェ運営は成り立たず、OriHimeパイロットと連携しながら、現地のキッチンやホールで活躍してくれる生身のカフェスタッフはなくてはならない存在なんです!

そんな最先端カフェで働く「DAWNの店長やカフェスタッフさんってどんな人?!」「仕事内容ってどんな感じ?普通のカフェと違う?」「DAWNで働いて変わったことはある?」などなど、パイロットのみんなから事前に質問も公募し、現場スタッフの目線からみるDAWNならではの魅力や面白さなどをたくさん聞いちゃいました!

閉店後のカフェで座談会スタート!

YouはどうしてDAWNへ?

くどぅ:まずは簡単に自己紹介をお願いします!

りほ:現場スタッフのりほです。オープンしてから1年後に行ったリニューアルの後からなので、2年半ぐらい前から働いています!
本業は大学生で、工学系の勉強をしています。

受付担当のさえちゃんとお話しするりほちゃん(旧受付の写真です)

富田店長:はい。富田豪史(とみた ごうし)です。39歳です。店長です。
働き始めたのは、おそらくりほちゃんのちょうど1年後ぐらいですかね。DAWNの2回目のリニューアルの、ちょっと前に入りました。入社して3〜4ヶ月ぐらいで『店長』をやらせていただくようになりまして、DAWNで皆さんと日々関わらせていただいています。飲食店員として20年くらい働いているおじさんです。

優しい笑顔であたたかく支えてくれる富田店長!

くどぅ:お2人がDAWNで働くきっかけは何だったんですか?

りほ:私はもともと『ロボット』と『福祉』っていうのにすごく興味があってオリィさんのSNSをフォローしていました。そこで現場スタッフの求人があるっていうのをたまたま見かけて、ここのカフェのことを知りました。
本当は私が入る半年ぐらい前も募集があったんですけど、その時はまだ「私が東京のカフェでアルバイト!?」と、ちょっとひよってしまって見送っちゃったんですけど、再度募集があったので、これはっ!と思って勇気を出して応募しました。

くどぅ:そうだったんだ。ロボットや福祉に興味があって、SNSで見かけて~みたいな所は、パイロットとも似てるところがありますね!
富田店長はいかがですか?

富田店長:そういう思いのある、りほさんの後に喋るのは非常に気が重いんですけども(笑)
私はオリィ研究所のこともDAWNのことも一切知らない状態でした。
前職を1~2年弱前に退職した際、僕の中でキャリアの転換という位置づけもあった転職だったので、就職前にいろんな飲食店を見てみたいと思いお話を伺った中で、エージェントの方に紹介していただいたのが、ここ『分身ロボットカフェDAWN ver.β』でした。
もちろん字面だけでは営業内容があまり理解できなくて、面接に来させていただいた時に実際の店舗を初めて見ました。二次面接の後に、お店へ1回招待していただいたんですよ。
その時は卓上がちふゆさんで、配膳がおようさんだったんですけど、接客している空気感というか、見た目はロボットでアバターだけども、物凄く飲食店としての温かみを感じて、僕もこういうところに参画したいなという思いが非常に強くなりました。それで「ぜひやらせてください!」ということで、入社させていただいたという経緯ですね。

くどぅ:すごい!! DAWNを選んでくださってありがとうございます。
じゃあ、私たちのように元々OriHimeを知っていた人たちとはまた違う視点で、OriHimeやDAWNのことを見る事ができるということですね。

面接時、初めてDAWNを訪れた富田店長。
卓上OriHimeはちふゆさん、OriHime-Dはおようさん。

勤務のペースは?どんな仕事をしているの?

くどぅ:出勤のペースや、おおよそのお仕事内容を教えてください。

りほ:私は基本平日は大学があるので、土日に出勤をさせてもらってます。
本当は週2ぐらいで働きたいんですけど、勉強が忙しい時は調節してもらってて、最近出勤してなかったりもするんですけど、臨機応変に対応してくれるので、すごいありがたいなと思ってます。
お仕事の内容としては、お客様を1番身近で接客するのはパイロットさんなので、そちらのサポートといった感じで、OriHime周りのセッティングをしたり、お料理を運んだり、ドリンクを作ったりがメインのお仕事です。

配膳担当のOriHime-Dにドリンクを載せているりほちゃん。

くどぅ:いつもお世話になっています。現場のスタッフさんがいてくれるからこそ、私たちパイロットも働けるから、ニコイチって感じですよね。
では店長、お願いします!

富田店長:だいたいカフェにおります(笑)
基本的には飲食店の基礎的な運営を担当しているのと、現場スタッフとパイロットの方々の取りまとめを行ったりしています。
当然僕1人ではなかなか皆さんとお話しするのは難しいので、カフェ運営チームとして星さん(オリラボ社員)を筆頭とし、皆さんとのやり取りをまとめつつ、カフェを運営しています。現場の実務にも多分半分ぐらいは入ることがあります。
今みたいにパイロットと現場のスタッフがそれぞれリスペクトし合って、お客様の満足度向上に向けて働いていただいているのは、ものすごく僕はありがたみを感じているし、そういうところのお客さんに向けての価値観っていうのがすごい大きいかなと思っています。なので、そこの部分を伝えられるように動いている感じです。

くどぅ:私たちが出勤した際いつも店長さんをお見かけするので、いつ休んでるのかな?と心配していました。実際、お休みはどれくらいあるんですか?

富田店長:一応、月に8回から9回お休みがあります。飲食店の大体の感じですね。
木曜の定休日は一日丸っとお休みいただくことがあるんですけど、それ以外のところは現場のスタッフの方でしっかりと運営できる頼もしい方々がいるので、任せてお休みをいただくというような感じです。

くどぅ:よかった。皆さん体が資本なので、十分休める時に休んでいただきたいです。

富田店長:これはもうパイロットの皆さんもそうだし、現場スタッフもそうだし、そこは変わらずですね。

DAWN(どーん)な変化があった?

くどぅ:では続きまして、DAWNで働き始めてから何か変わったことはありますか?
生活面でもいいですし、気持ちの面でもいいですし、何か自分の中で変化があったことはありますか?

りほ:最初にも話した通り『福祉』とか『ロボット』の結びつきについて興味があったんですけど、DAWNで働くようになってから凄くその世界が広がっています。
日本全国や海外に住んでいたり、いろんな病気を患っていたり、それぞれいろんな事情を抱えている方と知り合って仲良くなって、同僚として働いていく中で「こういうことが私にはもっとできるんじゃないか」っていう発見がたくさんありました。
そして、広い視野を持つことができるようになったのが本当にありがたくて、将来のためにもすごくありがたいと思ってます。
生活面っていうか、日常においては、料理を持つのが上手になったことと、片手でおぼんが持てるようになったことぐらいかな(笑)

くどぅ:飲食店で働いている方って、手のひらと腕にお皿持ってますもんね。あれ、どうやってやってやるんだろう。かっこいい!

りほ:でも店長さんはね、全然レベルが違うんですよ。「えー!?落とさないのそれで!?」って、面白いくらい持てちゃうんですよ。

くどぅ:コツがあるんですかね! OriHime-Dだと一個ずつしか運べないから、それは生身の店員さんの羨ましいところですね(笑)
店長さんはDAWNで働いてみて、いかがですか?

富田店長:変わったこと……考え方という部分で変わったところがあって、これまで長く飲食店で働いてきたうえで僕の中での『良い飲食店』というのは、現場の人が料理を作り、現場の人が良いサービスを提供することでお客様に満足してもらえる店が良い飲食店だと思っていました。
そのサービス面を現場から離れたところからリモートで外出困難の方々がOriHimeで担い、現場の人間と一緒に働いて、お客様にご満足いただける価値を提供する空間というのがすごく新鮮でした。
振り返ってみて20年近く飲食店の現場で働いていますけど、今でも毎日新鮮に感じられています。
それは僕にとって凄くありがたいことですし、働き続けるやりがいみたいなものを常に湧かしてくれる要素かなというのが、考え方として凄く変わったところです。
実生活においては、僕には11歳と7歳の子どもがいるんですけど、学校の教科書にOriHimeとかオリィさんが掲載されたりしているんです。
父親の自分がそういうカフェで働いていることで「距離を超えてこういう人たちと働いてるんだよ」ということを家でも話せるので、家族間の会話の内容が広がったなと思ってます。その点もすごくうれしいことです。

くどぅ:教科書に載っているお店でお父さんが働いているなんて、お子さん的にもとっても嬉しいでしょうね!

富田店長:上の子がよく「子)オリィさんと会ってるの⁉︎」「父)店で見るよ!」「子)おー!!」ってテンションが上がっちゃって。
本当に、親子で話せることの幅が広がったような気がします。

珍事件!?DAWNの意外な使い方!

くどぅ:では続きまして、「DAWNで起こった珍事件はありますか?」何か珍しい事件というか、印象的な出来事はありますか?

りほ:私が入って数か月の時に、OriHime-Dが操作を誤ってぶつかっちゃったことがあって、それは本当にびっくりしました。そして、その時にもう一つびっくりしたのが、私から出た最初の一言が「痛くない?大丈夫!?」だったことです。DAWNで働いてからの数ヶ月で、自分の中でOriHime-Dを完全にパイロットさんの分身として認識していたんだなって実感したのが、印象的な出来事でしたね。

座談会の時もしっかりと目を合わせて喋ってくれるりほちゃん♡

富田店長:珍事件というか、ハートフルな出来事だと、このカフェで海外のゲストがプロポーズを行ったことがあります。
男性が女性に宛てたプレゼントを「これを渡してくれ」ってドリンクを配膳しているOriHime-Dにこっそり託されて、OriHime-Dでプレゼントをそのカップルの前まで運んで行った時に「結婚してください!」みたいな感じでプロポーズして、店内が「フォ〜!!!」ってお祝いムードで盛り上がったことがありました。
いわゆる一流ホテルとか、そういうわけでもないこのカフェをプロポーズという特別なことを行う場所として選んでもらえたのは事件でもあり、すごく嬉しい出来事でした。

くどぅ:すごい! ありがたいですね。是非ともDAWNの利用方法として『DAWNプロポーズプラン』みたいなものが出来たらいいのに。
アフタヌーンティーセットのお皿に、指輪の箱を紛れ込ませておいたりしてもいいですよね!
最近は、誕生日を祝ってほしいというお客様も結構多いですもんね。

富田店長:そうですね。
やっぱりその場にいない方がアバター越しにお祝いしてくれるっていうのは、さぞ素敵な経験だろうなと思います。まさにプライスレスですね。
そういう特別な瞬間をみんなでお祝いできるというのが、まだまだいろいろできそうだなとは確かに思っています。その辺はパイロットさんともコミュニケーションをとってやれることを増やしていけたらいいなと思います。

くどぅ:可能性が広がりますね! 楽しみにしてます。

Photo by Yachiyo Enomoto

DAWNはこんな職場!

あーりん:一緒にDAWNで働いてみたいと思っている方へ、何か伝えたいメッセージはありますか?

りほ:私は応募するか迷った時に一番悩んでいたのが、飲食とかの仕事をやったことがないしバイト自体が未経験なところから応募しても良いのか?というのをすごく悩んでいたんですけど、スタッフの皆さんも店長も優しくて、パイロットさんも優しいので、もしそこで迷っているなら、迷わず安心して来ていただいていいよ!っていうのを、過去の私に向かって声をかけてあげたいなって思います。

くどぅ:現場スタッフの方にもアルバイトが初めてっていう方は多いですか?

富田店長:そうですね。僕が入社してからの方だと、多分2割ぐらいはアルバイト未経験ってところから、ここを選んで来てくれる方がいらっしゃいます。
現役学生の方も多いですが、大学卒業後に他の活動を並行しつつ、DAWNに興味があって、一緒に参加したい! って思いで来てくれる方もいますし、すでに本職があるうえで副業としてとか、OriHimeで働いてるパイロットの皆さんに興味があるとか、一緒に何かやりたいという思いで応募してくれる方も多くいらっしゃいます。

あーりん:確かにいろんなバックグラウンドの方も多い印象ですね。

富田店長:すごくそう思います。ここに来る学生さんたちは、しっかりとした志を持っていて、そういった思いを伝えようとしている方が多い印象があります。なのでそういう熱いスピリットを持った人は「是非DAWNで一緒に働こうぜ!」っていう。

あーりん:いい刺激が与え合えそう。

富田店長:そうそう、本当にそれがまた現場のスタッフだけじゃなくて、パイロットさんとのコミュニケーションっていうのも、このお店のコミュニティが上手くいっている部分かなと思っていて、その場に実際にいる人間じゃない方ともコミュニケーションが取れていることっていうのは、なんかいいように作用しているのかなと思います。言語化するのが非常に難しいですが、いい方向に向かっているなあっていうのは、すごく店にいて感じます。

カフェの魅力を熱く語ってくれる富田店長☆

くどぅ:パイロットも現場の方も、プラスの方向で物事を進めていく力があるので、お互い良い刺激にもなっているし、それが起爆剤になって新しいことを進めることにも繋がっているし、本当にいい関係だなあって思います。
ちなみに、現地で働いているスタッフさんの年齢層的にはどんな感じですか?

富田店長:ざっくり言うと、3〜4割は学生さんです。20代、30代、40代ぐらいの方がだいたい等しい割合でいるかなという感じで幅広いですね。
あと年齢問わずに意見をしっかりと共有できている空間かなと思います。そこも一つ特別なことで、例えば年長者にはどうしても声を上げづらいみたいなことが起こりがちなんですけど、そういうことはなく、みんなで意見も出し合いますし、そういった意味でもすごくいい環境かなと思います。

くどぅ:確かに。皆さん関係性がいいなっていうのは、パイロットから見ていても思います。
現場のお仕事の役割的には、キッチンスタッフさんと、カフェ側のホールスタッフさんと、ドリンクを作るスタッフさんの3つに分かれるんですか?

富田店長:はい。大まかにはその3つに分かれている感じですね。
キッチンスタッフは、フードを作るキッチン担当としてシフトを組むんですけど、カフェ側のスタッフは、その日のシフトメンバー内で誰がドリンクを作るか、ホールを回るかを皆さんが判断してやってくれています。

りほ:お互いを尊重しながら「今日はドリンク作りたいな」って時はカフェカウンターでドリンクを作ったり「パイロットさんといっぱい交流したいな」って時はホールを担当したり、その日の気分でスタッフ間で相談しながら決めたりしています。

くどぅ:現場の人たちが自発的にいろいろ動けるっていう面もあるんですね。

富田店長:そうなんですよ、皆さん優秀なんです✨

ミルクフォームを作るラテ王子通称KING👑

あーりん:今、インバウンドで海外ゲストが多いですが、英語が堪能でないと勤務は難しいとかはありますか?

富田店長:「英語ができません、やりません」というマインドだとちょっと申し訳ないんですけど……。「英語ができません。でも、チャレンジはします!」っていう方はウェルカムです。
僕自身も、前職は日本人のお客さんが9割ぐらいの飲食店でずっと働いていて、英語を使うことはなかったんですけど、カフェで使うような英語を少しずつ覚えて耳も馴染んできて、わかるようになってきました。僕はだいぶおじさんなんで、成長曲線が緩いんですけどね(笑)
このカフェに入ったらもの凄い回数をこなすことにはなるので、上手くいかなくて落ち込む時はあるかもしれないけど、でも最終的に「前向きに挑戦してみます!」っていう気持ちがある方は、ぜひぜひ一緒にやりましょう!

りほ:英語接客含め、パイロットさんの頑張ってる姿にいつも勇気をもらって、私たちも頑張っています。

富田店長:いや本当ね、本当にこれすごいことですよね。話せる言語を一個増やしてるわけですから、素晴らしいです。

くどぅ:現場スタッフもパイロットも、お互いに高め合っていける環境がすごくいいなと思います。

あとがき

いつもの数十倍の話せる時間があったのに、あっという間に1時間の座談会が終わってしまいました(笑)普段なかなかこんなに時間をとってじっくりお話できる機会がなかったので、いろんなことが聞けて、現場スタッフの皆さんのあたたかさを改めて実感しました。DAWNで働くきっかけなども聞けてすごく面白かったです。ありがとうございました!
一緒に現地スタッフとして働いてみたい!気になる!という方はぜひ一度募集要項をチェックしてみたり、カフェに遊びに来てくださいね!


分身ロボットカフェDAWN ver.βでは、現場スタッフとして働く仲間を募集しています!

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お待ちしております❣️

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『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』
[営業時間]
全日11:00-19:00
[定休日]
木曜日(祝日の場合は営業致します。)
臨時休業など最新の営業時間などは、公式Xをご覧ください。
[住所]
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-8­-3
日本橋ライフサイエンスビルディング3 1F
TEL : 03-3527-2136
メール : dawn@orylab.com
[アクセス]
●東京メトロ日比谷線 : 小伝馬町駅 徒歩4分
●JR総武線 : 新日本橋駅 5番出口すぐ
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●JR山手線 : 神田駅 徒歩10分
●東京駅より タクシー約4分(約1.9km)
●上野駅より タクシー約6分(約3.1km)


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