YO Ishihara

美術家。芸術工学者。 絵を描きながら、集団で物づくりも行っています。 2011~東北画は可能か?/2018~NOPS

YO Ishihara

美術家。芸術工学者。 絵を描きながら、集団で物づくりも行っています。 2011~東北画は可能か?/2018~NOPS

最近の記事

NOPSについて

今、NOPSのポートフォリオを作っている。今度ZINEを出品する展示に向けてだ。(Littele Art Zine/フリュウ・ギャラリー 10/23-11/4) これまでも何度かZINEは出品してきているが、ポートフォリオとしてきちんとまとめたことがなかった。別件で自身のプロフィールも提出しないといけないことも合わせて、自分の活動をまとめることの難しさにーー心理的な抵抗にも近いーー頭を悩ませている。ひとまず、頭を整理するために、noteに頼る。 NOPSは、大学院の同期4

    • 今いる人に届けるということ

      今行われている山形ビエンナーレ2020に参加している。コロナ禍をうけオンラインでの芸術祭だ。告知やアーカイブとしてWEBを使うのではなく、オンラインだからこそ出来る芸術祭のあり方にトライする。オンラインだからこそ、どこの場所からもアクセスできる一方で、本当に届いているのか、も、実感を持つのが難しい。祭、はそこにいる人たちの顔が見えること、その場を作ることだったか、と痛感している。 そんな中で、私はビエンナーレ7つのセクションのうち「現代山形考 藻が湖伝説」第8章「見果てぬ夢

      • アートとデザイン

        タイトルをつけるのは難しい。なんか気の利いたタイトルがつけれないものか。そういえば、研究題目をつけるときにも随分苦労したものだ。それだけじゃない。noteに少しずつ文章を書きながら、未だにプロフィールは「美術家 芸術工学者」にとどまっている。芸術工学者?確かに私はそれで博士の学位を取得しているのだけど、芸術工学という言葉は変な言葉で、実のところ「デザイン」の日本語訳だったりもする。 じゃぁ私はデザインの勉強をしてきたのかといえば違う。絵画を描き、絵画とその周縁、特に共同体と

        • 絵を描くこと

          活動記録にしたいから書かなきゃいけないことが幾つもある。現在進行形のプロジェクトが3つ。終わったばかりの個展。これからの展示。関わりを持たせてもらってる美術館のこと。今参加してる山形ビエンナーレのことも。 とはいえ、まだ2つめの投稿だ。私のベースである絵のことを書かなければならない。杭のように深く、打ち込んでおかないと、君はどこからその話をするのってことになる。私が知識と実感とを持って考えていることは、「絵」からスタートしている。私が何かを観察するときも、違うメディアを選ぶ

          noteをはじめることにした。

          noteをはじめることにした。 絵を学びはじめてから10年。ようやく学生という肩書きも外れ、仕事をしながら作り続けている。とはいえ、作っているものは絵だけじゃない。展覧会だったりZINEだったり、演劇集団と演劇映像作品を作ったり。 側からみれば、色んなことに手を出しててお祭り人間に見えるかもしれない。確かに人と何か作ることは楽しい。立ち止まることを忘れてしまう。 でも、それよりも。私は「私たち」と「あなたたち」という奇妙な線引きに興味がある。カテゴリーだったり文脈だった

          noteをはじめることにした。