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〔読書評〕パウロ・コエーリョ 『アルケミスト ー夢を旅した少年』

ブラジル作家パウロ・コエーリョの冒険記。スペイン・アンダルシアの羊飼いは何度も夢をみた。はるかエジプトのピラミッドの元に隠された宝があると。ジブラルタル海峡を超えた羊飼いはアラブ人たちの世界へと入り込む。クリスタル商人の元で住込奉公し、隊商に加わって砂漠を越え、オアシスでは長引く部族間抗争に巻き込まれ、ついにエジプトへ。
西欧文化圏の人が異国趣味で書いた作品かと思いきや、マグリブやイスラムの書き込みもしっかりしてるのでけっこう面白い。さすがジャーナリスト...

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