【ドイツ突撃編 最終話】23歳でサッカーを始めた素人が5年後にドイツでサッカーをするまでの話 #11
ついに最終話です。。。今までありがとうございました。
前回は約1.5ヶ月参加し続けたチームに入団できなかったビックサプライズまで話しました。
無所属の状態で、入団期限は刻々と迫ってました。
アマチュアでも国際移籍になるため、手続きに1ヶ月かかることが判明しただけでなく、
仕事が決まり移住準備のために日本へ約1ヶ月帰らないといけない状況でした。
そのため、リーグ戦になるべく早く参戦するため、何としても日本帰国前にチームを見つける必要がありました。
とにかく近くのチームにDMをしまくりました。
すると、そのうち1クラブ返事があり、8部のトップチームでFWを探しているので、練習参加していいよと言われました。
そのチームはサッカーピッチを3面保有していて、ビーチバレー施設もレストランもある最高の環境でした。
トップチームは各選手専用のロッカールームまであり、食事/ドリンクの提供や少額の給与まで出るチームでした。
日本のプロサッカーチームよりも充実してると思うほどでした。
練習参加では最初のミニゲームで、3点決めました。
ですが、パフォーマンス的にファーストチームで試合に出るのは難しいため、セカンドチームでプレーをした方が良いという話になり、セカンドチームでの練習参加をすることになりました。
そして9部のセカンドチームの練習参加をしたのですが、リーグをぶっちぎりで優勝しているチームで、練習では過去最低と呼べるほど何もアピールできなかったです。
その後、もう一度練習参加のチャンスをもらい、最後のゲームで点を決めましたが、FWとして質が不十分とのことで、サードチームを紹介されました。。
得点とかしたのに何がダメなの？とコーチ陣に聞いたら、シュートの時にボールをちゃんと蹴れておらず技術がない的なことを言われ、反論の余地がありませんでした。。笑
そして、セカンドの監督から「君は若そうでサードチームだと貴重な戦力になって、監督も喜ぶと思う」と言われたので、「監督、わたくし、今年29歳です。」と言ったら強面の監督からは想像できない驚きのリアクションを頂きました。
そして、10部のサードチームの練習参加をしました。
日本のアマチュアだと当たり前ですが、サードチームはトップ/セカンドチームと違って専用の更衣室もその他手当も一切なく、外で着替えなければならないカテゴリでした。
これまでファーストチームから下ってきたこともあり、レベルとしては非常にやり易く感じました。日本で言う区リーグレベルの感じでした。
何回か練習に参加させてもらい、サードの監督からは、「セカンドで何故ダメだったのかわからない。」と言ってもらい、入団への合格をもらいました。
当初は8、9部を目指していて悔しかったですが、ここならやっと安定して試合に出場できそうで、ドイツサッカーを本格的にスタートできると思い、入団することにしました。そしてここから、結果を出して上のリーグを目指していくぞと決意しました。
ここまでが私の「23歳でサッカーを始めた素人が5年後にドイツでサッカーをするまでの話」です。
そして、この安定を求めた入団後に、より波乱のサッカーライフになることは、今後、新シリーズとしてお伝えできればと思います。。。
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