見城 ダビデ

1984年3月に静岡で産声をあげ、現在は東京で猫に餌をあげる日々 できるだけ囚われずに、ただただ、いま心に浮かんだことを綴ろう 掴みそこねて消えてしまう前に... / 株式会社ニエンテ代表・切絵作家

見城 ダビデ

1984年3月に静岡で産声をあげ、現在は東京で猫に餌をあげる日々 できるだけ囚われずに、ただただ、いま心に浮かんだことを綴ろう 掴みそこねて消えてしまう前に... / 株式会社ニエンテ代表・切絵作家

最近の記事

沈黙のレジ前 その3

結局のところ、彼女にとって良いこととは何だろうか、、、。 自動扉が開く。 一瞬歩みを止め、振り返る。 少女はうつむいている。 助けるべきか、助けぬべきか。答えはどちらでもあり、どちらでもない。そんな気がする。 僕は扉の前で一瞬歩みを止めたが、また次の一歩を踏み出し、店の外へ流れた。それが僕なりの答えだった。 外はまだ夏の暑さが残り、湿気が体にまとわりつく。 僕なりに悩んだポイントを簡潔にまとめると、「100円(自分の持っているもの)で、できる事できない事を知る」と言う点と、

    • 沈黙のレジ前 その2

      結局のところ、彼女にとっていい事とは何だろうか。「貸すも正義、貸さぬも正義」、、、半沢直樹のセリフが頭の中で反芻している。 間もなく「次の方こちらのレジへどうぞぉ〜」と、僕に指名が入る。さすがは天下のセブンイレブン、お客をそうやすやすと待たせない。その待たせないっぷりときたら、さながら試合終了を告げる厳格な審判のようであり、考えさせる隙を与えない高度情報化された社会そのもののようでもあった。 さらに皮肉だった事といえば、僕の買い方である。PayPay、、、。今まで便利だとしか

      • 沈黙のレジ前

        出勤前に隣のコンビニでコカコーラを買うのが朝の日課。 今日は、僕の前にひとりの少女が並んでいた。少女の前の客の会計が終わり、彼女の番になった。彼女はペットボトルの麦茶と100円玉を差し出した。レジの女性がバーコードを読みとるとピッという音が無関心に響く。 126円と、液晶に映る。 まさかっ!と僕は思う。おそらく少女も、そしてレジの女性も。 しばらく沈黙する少女に、「百円じゃ買えないのよ。」と、優しく諭すレジの女性。言葉にされたことにより「100円では買えない」という事実は、"

        • 詫び、寂び、パリ。

          サビサビ、パリパリ。 人工物と自然が織りなす幾何学模様。 IKEAの物干しを2年くらい放置してみました。 かっこいいからまた使おうかな。

          現実からの逃避

          そんなチーム名のサッカー倶楽部。 コロナとか何とかは関係なしに、かれこれ一年以上ボールを蹴っていないのだけど、新しいティーシャツだけは出来てくる。 そういうところが、最高! サッカーして風呂行ってトンカツ食って、終始バカ話。 思い出すだけで笑ってしまう。 またできる日を楽しみに今日も仕事に励みます! ティーシャツはこちら→ https://whw.official.ec/categories/1809377

          現実からの逃避

          ごくごく個人的な好みについて。

          風に吹かれても、柔らかくなびく。 意地を張らずに、ゆらゆらと。 折れる事なく、折れる事なく。 そんな生き方も"いい"かもしれないが、 好きかと言われると、そうでもない。 不器用でも意地張ってる姿の方が愛おしいのは、 無い物ねだりねだりか、共鳴か、、、。 いずれにしても、ただの個人的な好みの話。

          ごくごく個人的な好みについて。

          密談

          丸の内の片隅で

          集合体

          こうして集まってわちゃわちゃしてるのを見ると、サッカーしたいなぁと思うのでした。

          9月に入り、、、

          まだまだ暑い日が続きますが、早くも夏の終わりを感じさせる風景。 お疲れ様でした。

          9月に入り、、、

          結構なお手前

          どんな世界にも通ずる『型』が、きっとある。

          結構なお手前

          バカヤロウについて

          僕たちは当たり前のように生きているが、"生きる"ということは、本当にひとつなぎのクモの糸で繋がっている程度に危ういもので、故にかけがえのないものであるという事を改めて感じる夏の日。 やりきれない想いを振り払うのは、自分にやりきれる事を日々誠実にやりきる事しかないような、そんな気がいたします。 悔しくて涙も出ないやね。

          バカヤロウについて

          実に困った。

          「見よ、この軽快な走りを!」 と言わんばかりの息子は、4歳を前にして補助輪が外れ、自慢の愛車をブイブイ言わせている。 その姿を観た僕は、例外に漏れることなく一人の父としてそれなりに感動するのであるが、同時に自転車屋を営む者としては、この体験(どのようにして練習させたか)をこれから補助輪外しに挑戦する沢山の子供とその親御さんたちの役に立てたいという想いを抱いていた。 それだけに、″困った″のである。 なぜなら息子は、放っておいたら乗れてしまったのだ。もちろんいきなり乗れたわ

          実に困った。

          『穴があったら入りたい』

          それは、恥ずかしいかどうかなどもはや関係なく、ただそこにある本能かなにかだという事を、息子は教えてくれるのでした。

          『穴があったら入りたい』

          夢中病

          毎日続けようと思っていた投稿が、ずいぶん滞ってしまった。原因は、『キングダム』を読みたくて読みたくて、その欲望を抑えられなかったという一点に尽きる。なんとも小学生のような理由ではあるが、これまでも、横山光輝先生の三国志に始まり、バキ、ジョジョ、ハンターハンターに全裸監督and more...。一度このスイッチが入ってしまうと、もう手がつけられなかった。あと一巻、あと一話。理性は失われ、あらゆる隙間の時間や睡眠時間を犠牲にし、その世界に没頭してしまう、それが『夢中病』。 現在最

          旧友と語り合う2020のお盆

          アクティブに動きまる事を許されない今年の夏は、昔懐かしい身近な先輩方と話す機会がありました。 話の8割は他愛もない思い出話なのですが、その中からもひしひしと今を生きるエナジーを感じるのでした。 ホームランを狙わずに粛々と。 いま出来る良いものを作り、心身共に健やかに豊かに、エンターテインすること。 「地元の人々に、愛される存在で在りたい。」 改めてそう思うのでした。

          旧友と語り合う2020のお盆

          日々の鍛錬

          いゃぁ、こう暑いとたまりません。 リャマと工事現場で働いている年配の方々を見かけると、ふいに心配になります。 でも、案外毎日のことだと身体が慣れてて、 逆にクーラー慣れしている僕たちの方が、若いのにへばっちゃうのかもなぁ、とも思ったり。 わかりませんな、見かけでは。