見出し画像

山内テツさんのアルバム「ききょう」

山内テツさん、Faces解散し帰国後作ったアルバムが1976年リリースの「ききょう」聴いております。

TETSU YAMAUCHI 山内テツ
「ききょう」ジャケット写真

テツさんがイギリスで活動していたのは僕が中学生の頃。まだロックを聴き始めた頃、日本のPOPSといえばまだ「スキヤキ」くらいしか海外に馴染みがなかった頃。そんな時代に単身英国に渡り、外国人であるために英国のミュージシャン・ユニオンに登録できず、苦労しながら活動してたテツさんは、ロックといえば英国、米国のもの!と言われていた時代に苦境に負けず活動していたテツさんは日本人としての誇りだったし、雑誌などで記事を見るたびに嬉しくてたまらなかった。そして帰国して作ったのがこの「ききょう」
「帰郷」と「桔梗」からタイトルを付けたと雑誌で読んだ記憶がある。そしてこのジャケット写真はテツさんの故郷のご実家の前?と当時、音楽雑誌で読んだ記憶があり信じてきましたが…「あれね、当時気に入ってよく食べに行った都内の蕎麦屋。もうないんだけどね」ご本人から真相を教えていただきました。
中身はテツさんの優しそうな声と、郷愁溢れるメロディにハマった。今のテツさんの音楽の方向とは違うけど、このアルバムは癒やされるのです。
世界を股に演奏してたテツさんが帰郷して「やっぱり味噌汁は美味えや!」と言ってるかのような音。久しぶりの日本を堪能してる、そんな音。

TETSU YAMAUCHI 山内テツ
そうこのベースです

僕にとって、山内テツといえばこのゼマイティスのベースのイメージ。誰でもそうだよね。まさか本当に目の前で見られるなんて思ってなかった。うちのレコード棚にあるのは、アナログ盤から薄いケースのCDに代替わり、そしてこのアルバムはプラスチックケースじゃなくて紙ジャケだな…と思い、この紙ジャケのCDを見つけた瞬間ポチッとしてた。通算3枚目だ。リリースから48年経過した今も、こうやって時々癒されております。アルバムラストのインスト「イビザの夕焼け」という曲。「何も気にせんでもええよ〜。何とかなるさ。明日は天気も良くなるよ」そんな気持ちになれるね。

追加訂正させて頂きます。
テツさんのアルバム「ききょう」のジャケット写真は、東京飯倉にかつてあった蕎麦屋の前、テツさんはよく通っていたそうです。

フラメンコギターを弾くテツさん

テツさんのライブで、必ず登場するこのアコースティックギター。凄い年季が入ったフラメンコギター。かなり大切なギターのようで、僕の大事な情報源、Morojiくん情報によると、昔イビザ島に滞在した時に手に入れたギターで、思い出深く大切なギター…ということまでは教えてもらっていた。
テツさんご本人から教えていただくことができました!本当に光栄なことです。
真相は次の通りです。
フェイセズに入ることが決まった時に、曲を覚えたりするのに、ロニーウッドと2人で、イビザ島のロニーの友人の所に行ったそうです。
そこにあったギターで、テツさんが気に入って毎日弾いていたんだそうです。
イビザでの合宿(筆者)が終わりイギリスに戻る時、空港までその友達が来てくれて、this is yours!と言って渡してくれたギターだそうです。そりゃ大事ですよね。

テツさん、Morojiくん、貴重な情報をありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?