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創作って多趣味の人間にピッタリなのではないか?
将来、自分は何で食っていくのか、職業について日々思考を巡らす浪人生(勉強してください)が抱えるジレンマとその打開策について。
私は物語を考えることが好きだ。
自分が創作したもので食っていくことができたら幸せであろう。
だから創作者を夢見る。自分が考える物語をカタチにしてそれを金にして生きていきたい。がしかし、多趣味で飽き性の私には向いてない仕事のような気もしていた。
漫画家、小説家、画家、映画監督、脚本家、作曲家 などなど
内なる感情を剥き出しにして自己を表現する創作者という職業のイメージとして、好きなことに一筋、集中力、少し不器用、などがある。(偏見です)
対して私は、いろんなものが好き、飽き性、注意散漫、器用貧乏。
私のイメージ上の創作者と比べれば、清々しいほどに正反対。
アニメや漫画、映画を鑑賞することが好き。
浪人中、飽きたら30ページ前後の読切漫画を描いてストレス発散する。(勉強してください)
と、同時に、キャンプ、釣り、自転車旅、ランニングも大好き。ピアノ弾き、料理、お菓子作り、バンドも好き。部活でやってたバレーボールもかろうじて好き。
とにかく好きなものが多く、多趣味である。しかし時間は有限。多趣味が故に一つを大成することが難しく全てが中途半端になることに悩んでいた。好きを職業にできたとしても、一つの好きだけを極めることは苦手。会社員になるにしても休日は限られているから、全ての趣味ができるとは到底思えない。こんな私が心底楽しめる職業なんてないのかもしれないと。
しかーし!!
諦めの悪い私は考えた。
実は多趣味という要素は、創作に生かせるのではないか、と。
私が言うここでの創作にはキャラクターを作るという工程が含まれる。
例えば漫画を描くこと、小説を書くこと
漫画を描いて、自分の子供とも言える自作キャラクターに上記の趣味を託せば、漫画を描きながら超絶間接的に他の趣味も楽しめるのではないかということだ。
例えば、バレーボールの漫画を描くとなれば、徹底的に取材をしてバレーの知識を深め、選手がどう思うか考え、戦略を練り、動きを研究するなど、日々バレーについて考える必要があるだろう。その時、創作者は持ち前の想像力を駆使して、実際にプレーした時の快感や興奮を想起し、臨場感を持って楽しむことができる。よって、自分がプレーをしなくとも、キャラにさせることで間接的に自分もやった気になれるのではないか。このことは、漫画を描くという趣味と、バレーボールをするという趣味を同時に楽しめることを意味する。
幸い、お話を考えるのは好きなので、たくさんキャラを登場させて、思い通りに様々な趣味を与えて、いい感じのストーリーを紡ぐことができれば、そして、それを漫画や小説にできれば、多趣味の私でも他の趣味を諦めることなく、生きていけるのではないか。
漫画を描くと言う作業は(やってみて痛感したが)もんのすごく面倒臭いししんどい。デビューまでが大変で不確実だし、たとえデビューできたとしても好きな作品が描けるとは限らないし、編集者次第で好きなキャラに趣味を与えることすらできないかもしれない。
そんなことは重々承知である。気軽に漫画家志望などとは言えない。だって本格的に漫画を描き始めたのが最近だからね。けれど、物語を考えて漫画にしてみた結果、酷い出来だったが楽しかった。しんどいことを乗り越える気力さえあれば、創作を楽しむことさえできれば、創作者というのは、飽き性多趣味の私にはいいとこ取りの、この上ない仕事なのかもしれない。
追記
この記事を書いてて感じたことだが、これ結局、漫画家になりたいがためのこじつけなんじゃないか?まあいっか!それでも。
将来の夢は今まで何度変わってきたか数えようもない。
漫画家も、また変わるかもしれない。
自分に向いていて楽しめる仕事は何か、大学に入ってからも、もしくはその後も、しばらく模索するだろう。