脱兎さん
実体験を元に想像を膨らませて書いたほんのちょっと怖いというか不思議な話
僕はキャバクラとか夜のお店というのは行ったことがない。 正直言って、貧乏人には相当無駄なお金の使い方だ。金持ちに有り余るお金を使ってもらって経済を回すのならば、とても良い使い方だと思う。 しかし、僕は世の中の大体のものは金でなんとかなると思っている。 そもそも本当に大切なものは金があってもなくても手に入らないものだ。 例えば愛。 30歳になりたてのころ、村上春樹の小説に出てくる主人公のようにスコッチウイスキーなぞを飲むとカッコいいと思い込んでいた僕は、小洒落ているけ
『働くことがイヤな人のための本』という本を読むくらい働きたくなかった僕が、なんとか就職するまでの話。 就活の運と呪い就活は運だ。 「就職は実力だ。俺はどんな環境でも、希望のとこに就職できたはずだ」と言う人は、多分その人の言う通り、どんな環境でも望む通りの就職はできただろう。 でも90%くらいの人たちは、運もあったと感じるはずだ。 運もあったと思った人はきっと幸せだ。なぜなら思いがけない「出会い」や「縁」もあったということだからだ。 全て思い通りの実力100%、1ミリ
noteを毎日書こうと思って、この2カ月ほぼ毎日書いている。 書くネタは毎日あるのだけど「それってツイッターじゃダメなの?」という気持ちが首をもたげてくる。実際、大半のネタはツイッターでツイートしても変わらない気がする。 ツイッターとnoteとの違いは150字で書けるかどうかなのかも知れないけど、ツイッターもスレッド機能で3連投すれば、450字。 そこそこ書きたいことは書ける。 それ以上書くとなるとやっぱり800字くらいになるのかなと。 800字と言えば試験では定番
後輩に「ウマ娘のアニメ結構いいんですよ〜」と勧められてたのだが、「へ〜」と流していた。 僕がサイレンススズカが好きだったのを知っているので「サイレンススズカが好きな人こそ見て欲しい」と激推ししてきた。 「へ〜」と生返事を繰り返していると、「競馬のサイレンススズカのような側面をちゃんと描いてるんですよ」と、さらに勧めてくる。 結局、その当時は見ずに終わった。今回、ウマ娘のゲームがついにリリースされたというので、1期からアマプラで見始めて2期も追いついた。 1期はだいぶ前
嵯峨谷という蕎麦チェーンが東京にはあるのだが、ここがかなり蕎麦が安くて美味い。 昼間から飲もうもと思うと、だいたい蕎麦屋くらいしか酒が置いていないものだ。 ここはプレモルが150円にワンカップも250円くらい。 十割蕎麦は店内で打っている少し太めの麺。 細いのをツルツルいきたい人には合わないかも知れないが、これはこれで美味い。 昔は冷麦も食べれたのだが、今は無くなってしまったようだ。 美味い蕎麦チェーンといえば、ゆで太郎にいわもとQだ。 富士そばや小諸そばも店舗
代官山の「人類みな麺類 東京本店」。 大阪の有名店が東京進出です。 まずはクラフトビールを頼んで喉を潤しました。IPAなのでポップの香りが強くて苦みがあります。 豚丼もいっちゃいましょう。マヨに甘い角煮風な豚肉もうジャンクですね。いいですね。 いよいよラーメンですよ。 らーめんmacro 塩味ベースなんですが、チャーシューというか角煮がどデカい。豚丼も美味かったけど、この肉がくるなら、ためらっていたところ。 大阪のラーメンって神座もそうですが、甘みがありすよね。
最近、ニュースで「マンボウ、マンボウ」聞くのだが、「まん延防止等重点措置」を略して「まん防」というらしい。 ちみら、まんぼういいたいだけやろ。 家電量販店で働いたことがあると、マンボウと聞くと、ちょっと高額なデジカメみたいな商品のデモ機などにつける万引き防止装置、通称「万防」のことを思い出す。 静電気とかですぐに警報がなるので、止めるための鍵を取りに行かねばならない。 冬場は「あー。マンボウ鳴ってるから、誰か鍵取ってきてー」みたいなことが増える。 うっかり止めたま
最近、ジビエ料理なんかが流行っていて、猪や鹿なんかは普通で、変わったところだとカンガルーの肉なんかも出すところもある。 さらには昆虫食なんかもエコとかいわれて、イナゴやらコオロギやら、果てはグソクムシなんかも食べられるところがある。グソクムシは昆虫ではないが。 ジビエ料理の店といって入ると、とんだ珍品しかない店に出くわして、食べるものがなくて困る。えてしてそういう食材は流通量が少なくて割高なのだ。 昔、職場の近くに変わった食材を食べさせてくれる店があった。今のジビエのは
前回までのお話 別れることなく、ついに彼女の誕生日を迎えた。 仕事終わってから、合流することになっていた。僕は午前中仕事だったので、夕方に舞浜で合流すると荷物を預けておくといって、ウェルカムセンターで密かにミラコスタのチェックインを済ませておいた。 荷物もミラコスタに運んでもらえるし、電車のチケットも受け取れる。 この時点ではミラコスタをとっているとは話していない。近くのホテルを取ってあるので、一泊してから明日は朝からディズニーランドへ行こうと言ってあった。 午後6
上野の「廚 otona くろぎ」でかき氷を食べてきた。 「大納言餡かまんべーる」(税込2100円)なるものを注文した。 サイズ感がヤバい。食べられる気がしない。 普通にメロンくらいのデカさはある。 しかし、カマンベールのクリームとかどうなのよ、と思いながらひと口食べると意外に合う。 そういえば、ピザでクワトロフォルマッジみたいなブルーチーズには、はちみつかけると美味いので、同じ原理なのかも。 炙ったカマンベールチーズも上にのっていて、冷たいかき氷の箸休めにもってこ
僕はほとんど旅行に行ったことがない。 そもそも北海道の田舎から横浜へ出てきているので、実家への帰省自体が旅行のようなものだ。 僕が北海道の片田舎から、横浜の大学へ進学したときのことだ。 両親が引っ越しの手伝いにこっちに出てきたのだが、新しい6畳一間のアパートは皆で泊まるには狭すぎる。同じく手伝いに来てくれた叔母の家に皆で泊まることになった。 僕は神経質で枕が変わると寝付けないたちなので、襖の向こうからの話し声に自然と耳を傾けていた。 「本当に手間のかからない子で、何
前回までのお話 ミラコスタの予約戦争の火蓋は切って落とされた。 電話をかけると、繋がらない。 かけてもかけても繋がらない。 やっと繋がったと思ったら、残っているのは1泊ウン十万円のお高い部屋か、駐車場しか見えない部屋だった。 ミラコスタには部屋の場所によって3つのゾーンに分かれている。 ボルト・パラディーゾ・サイドはシーの港側の部屋で、いい部屋だと部屋の中からショーが見れたりする。 是非とも取りたいゾーンだ。 少し落ちるがヴェネツィア・サイドも悪くはない。ゴン
世の中の女性はディズニー好きが多い。歩いていると、カバンにダッフィーの人形をぶら下げた女子高生に1日5回は会う。 僕もディズニー映画は好きだがディズニーランドには、あまり行きたいとは思わない。 ここからはディズニーランドの悪口が出てくるので、熱烈なファンの方は読み飛ばしてもらいたい。 まず、始発に乗って、東京駅のほぼ1駅歩いているだろうという京葉線のホームへ向かい、浦安駅からさらにディズニーランド入り口までぼったくり電車に乗る。 開園1時間前とかに並んで、クッソ寒いも
プロフェッショナル仕事の流儀を見るのを、すっかり忘れていた。「しまった」と思ったのだが、NHKプラスで見逃し配信をしていて、これほど受信料を払っていて良かったと思ったことはない。 エヴァ完成までの4年間、庵野監督に密着取材をしたドキュメンタリーだ。 シン・エヴァの感想は既に書いた。 しかしながら、プロフェッショナル仕事の流儀を見て、感想を付け足さねばならないと思った。 これはエヴァを25年見続けていた観客に向けての豪華すぎるボーナストラックだ。 答え合わせがそこにあ
僕は古本が好きで、古本屋巡りなどをするのだけど、特に好きなのが店先のワゴンに無造作に置かれた100円セールなどの本たちだ。 たまたま会社の近くには古本屋の多くて、帰りにワゴンを覗いて帰る。 ワゴンの中には訳あり品がたくさんあって、部数が出て値崩れしたものや、日焼けや破れなどがあるのもなど様々である。 中でも僕が好きなのは、書き込みのある本だ。 書き込みにはその人の個性があふれていて面白い。そんな本を気づかずに買取してしまったお店は落胆することだろう。もちろん、書き込み
良いお客さんも悪いお客さんもいるという話は前にもした。一見、気難しそうでも実は良いお客さんだったり、すごく優しいお客さんに見えて実はということもある。 僕は本当に仕事には向いていない人間らしく、きちんとしたバイトの面接に受かったことがない。 さらにいうなら就職活動して100社以上、受けて受かった会社は2社しかない。 そもそも何でやりたくもない仕事なんかしなきゃいけないのかとすら思っている。 しかしながら、仕事をやるからには誰よりも一生懸命に働くように心がけている。