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ほっぺた伸ばし。

こんにちは、斉藤です。
最近は主に水・木曜に自分が関与している頭頸部の緊張についてエッセー的に綴っています。
最近ハマっているほっぺた伸ばしを紹介します。
要は表情筋ストレッチです。筋肉が過緊張している状態を伸ばして本来に近い形にすると言うわけです。

…まあ、リセットする必要がない方には関係のない話ですが、マスク生活の昨今では顔〜肩にかけて筋肉が過緊張している方は多いハズです。

ちなみに今朝のNHK朝イチはファシスでしたね。10年前くらいは筋膜リリースと呼ばれていたのですがなぜか英語に(笑)
筋緊張のリセットは筋膜ではなく拘縮した筋線維をニュートラルな状態に伸ばして戻すコトなので、意味合いは似て非なる感じですね。

表情筋群

表情筋とは顔面の表層にあり、その名の通り表情を作るのに活躍する筋です。複雑な表情ができることからも分かるように、あらゆる方向に薄い筋肉が重なり合ったような構造をしています。
今回おすすめするのは主に口輪筋など口まわりの表情筋線維のリセットです。

どうやって伸ばすか?

通常の骨格筋は骨などにくっついており、そして線維の方向も揃っているので、一定方向に大きく動かすとストレッチされます。
しかし、表情筋は他の表情筋などにくっついている上に(起始・停止といいいます)、あらゆる方向に走っているのでそこまで単純ではありません。
では〜どうやったら伸びると思いますか?
ほっぺたを引っ張るわけにもいきませんからねぇ。。

ぷくーっと

ほっぺたを思いっきり膨らますと、風船のように表層の筋線維が伸びてくれます。(とても簡単です。)
特に誰かに教わったわけでもないので我流ですが、私の下の手順が気に入っているので紹介します。

右頬だけを膨らます
→唇部分(前方)だけを膨らます
→左頬だけを膨らます

といったように、3ブロックにわけて伸ばします。
左からやっても変わりません。ストレッチ効果はトータルで60〜90秒のばすと後戻りしにくくなるそうですのでなるべく時間をかけると良いかと思います。(友人のスポーツ鍼灸師が教えてくれました。)

歯科で活用!

ちなみに歯科治療の前に開口訓練と一緒に行うと口も大きく開くようになるし、ほっぺたが柔らかくなって歯科医師も患者さんも治療がラクになりますのでぜひためしてみて下さい。

美容にも!

あと、顔の筋肉がビロビロに伸びてしまったらシワが出来たりするのでは?
という不安の声を聞くことがあります。
これについては、大丈夫。むしろ逆な感じです。
おそらく表情筋は多方向であること & 何層にも重なり合ってることにより伸びてくるとふっくらとした感じになるんです、ふっくら!

表情筋の多くは皮膚に停止していますので、もしかしたら化粧のノリが日によって違うなどは関係するかもしれませんね。
(化粧しないので知りませんが)

それでは、次回は自分に衝撃を与えた顔面むくみとり法(10年以上前にたまたまTVで見た)を紹介したいと思います。
それではまた。

追記

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伝説のトランペッター、Dizzy Gillespy氏だと思いますが、ふくらみがすごい!

R3/Jan/27 H.Saito

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