サニトラに魅せられた大学生 出会い編

 はじめましての方ははじめまして。そうでない方はまたお会いしましたね。このnoteでは今僕が乗っているサニトラとの出会いと、一緒に歩んできた四年間をつらつらと書いていきます。見苦しいかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです

 僕がサニトラを知ったきっかけは中学生の頃に遡る。 地元のファミレスに、ピックアップにしては車高の低い車がいた。 青白のツートンにロールバー。NASCARのトラックみたいなスタイリングに目を引かれた。

 2017年。免許を取った大学1年の夏、車選びに悩んでいる自分がいた。中古市場では90年代のスポーツカーが軒並み値上がりしてきて、とてもバイト代だけで買うことができなかった。

 90年代のスポーツカーか。イタフラか。2つの選択肢の中で悩んでいたけれど、ふと親戚の花屋のことを思い出した。

 ─たしか…サニトラ乗ってたよな?

 花屋は祖母の弟(大叔父)にあたり、前の冬に年齢的なところから免許を返納する…みたいな話を聞いた。 そしてクルマは廃車にする。みたいなことも聞いた。

 もし廃車にするなら、譲って欲しいんですけど…  

 以外にも返答はOKで、自分の初めての車がサニトラになった。

 現車確認をした。1994年式、色はブルーグレー。オドメーターは19000キロを指していた。(94年式は6桁メーターなので間違いなく実走行) フルノーマルで、ピラーには屋号が入っていた。一つ驚いたのは、助手席に新車時のビニールがかかっていたこと。いわゆる「バリモノ」だった。

 父親に手伝ってもらい、諸々の手続きをして手元に来たのは11月初旬。本格的にサニトラ生活が始まった。




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