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五十にして天命を知る

ついにこの歳になりました。

「四十にして惑わず」
「五十にして天命を知る」

中国の思想家の孔子さん

昔の偉人はこのような言葉を残されたようですが・・自分が40になった時は「惑いまくり」だったので「全然当てはまらねーな」と思ったものでしたが笑、50になると、妙にしっくり来ますw

「五十にして天命を知る」
50歳になってはじめて自分の人生についての天命・運命が何であったかがわかる。

goo辞書より

40代・ふりかえり・超短縮版

2012年〜2014年:クラウド移住

「テレワーク」なんて言葉がまだマイナーだった時代に、フルリモート社員をやってました。当時は珍しかったこともあり、やたらとイベント登壇とか取材を受けたりしてました。そんな中でもAWS Samuraiをいただいたのは大きかったですね。東京の小さな事業会社で、次のビジネスの土俵としてインターネットに活路を見出すべく、すったもんだやっていたサラリーマン時代。ITエンジニアとしてキャリアが積めたのも、AWSとそのコミュニティがあったおかげと思っています。そういや当時はAWSイベントのUst(ゆーすと、と発音しますw)をするためだけに東京行ってたなぁw

2015年〜2018年:農業見習い+スタートアップ+フリーランス

この期間が一番激動でした。酪農畜産クラウドのファームノートにジョイン、かと思えば、どうしても農業の現場を勉強したくて1年間研修に通いつつ個人事業主として独立。この時期は体力的に一番きつかった。昼は農業、夜はIT、みたいな。そんな中でも奇跡的な出会いを経て、農業機械の自動化を手掛けるスタートアップ、農業情報設計社にジョイン。もう、めちゃくちゃですね。よくやってたな、と我ながら思います。今やれって言われたら、無理ですね。もう、絶対あの頃には戻りたくないw

プログラマー35歳限界説はとっくに超えている40代半ば。死ぬほどコード書いてましたし、設計もテストも検証も勉強も、ほんといっぱいやった。やりまくった。めちゃくちゃコードも書いたけど、畑もかなり頑張った。挙句の果てに農地を求めて当別町に引っ越し、半農半大工もやったおかげで、DIYスキルはかなり上がったと思う。知り合いの工務店からまじでスカウトされたし・・でも・・この時期は大変すぎてブログの記事が皆無です。つらみ。

2019年〜2021年:法人化+ヒトのための事業

2018年の後半に、仕事上で大きな転機があり、今までやってきたWeb系の開発だけではなく教育事業もやろうと決めたのが、結果的に今に繋がりました。結局「なんちゃらシステム」を作ったところで、最終的にはヒトの問題に行き着くという、至極当たり前の事実。ひたすら開発の仕事をやりつつも、なんとなく常に違和感を感じていたのですが、あまりに忙しすぎてその違和感がなんなのか、じっくり考える時間もない状態でした。それが急に何も無くなって、ふとその違和感に向き合ってみた結果「私にはITを使うヒトや組織も育成していく責務がある」という思いが降りてきたという(笑)

ちょうどそんな時に「JAWS Festa 2019 Sapporo」登壇依頼をいただき、これからのエンジニアはどうあるべきなんだろう?という事をシコタマ考えていた時に、コープさっぽろがDXをやるぞ!ってことでお声がけいただいた、という、まさに測ったようなタイミングがあったわけで。

40代の3つのフェーズ

そんなわけで、この10年を3つのフェーズに分けて振り返ってみました・・いやぁ、振り返りは結構しんどかったなぁ・・辛い思い出が蘇ってくるので(笑)・・とはいえ、振り幅大きく、色々なことにトライさせてもらった10年間でした。たくさん失敗もしたけど、結果的には次につながるような、良いことばかりが残りました。

もちろん、自分一人では何もできません。一緒に喜んだり怒ったり悲しんだり楽しんだりしてくれた仲間、むちゃな行動を理解をしてくれた周りの方々、そして、よくわからない仕事ばかりしているアホな父ちゃんをサポートしてくれる家族なしでは、ここまで来ることは不可能でした。

感謝、という言葉しか、思い当たりません。もう、それしかない。

天命とは

持続可能な成長をサポートする

さて、これからの10年。ビジョンはわりとクッキリ見えています。40代は暗中模索でしたが、50代は総仕上げ、です。

自分でも笑っちゃうけど、いまだにコードをバリバリ書いているし、若い人たちと新しいアーキテクチャも設計してる。若くない人たち(笑)とも技術の話をしている。かたや、VUCAな時代をサバイブしていくこれからのヒトたちのために、残してやれるものは全部残していきたいので、教育とか組織づくりで貢献できるように色々トライをしています。

総じて言うと、これからの10年の取り組みは、会社のミッションとしても掲げている「持続可能な成長」にフォーカスします。詳しくは弊社のWebサイトをご覧くださいw

50代最強説

たしかにね、体力は落ちるし、固有名詞とか咄嗟に出てこないし(あのーアレだ、アレw)視力は衰える一方だけども、プログラミングはまだまだ若いものに負ける気がしないし、今まで痛い目に散々あってきたので、未知の事件に出くわしても、さほど狼狽えなくなったw

すでに50代に突入した先輩たちからは「ウェルカムこっちの世界」ってよく言われるけども、まぁ、なんか言っていることはわかる気がする。

50代は最強かもしれない。

そんなわけで、今後ともよろしくお願いいたします。

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