先生はじめました
ご縁がありまして、オンラインのプログラミングスクールにて、講師のお仕事をさせてもらっております。
プログラマー35歳限界説なんて、とうの昔に打ち破っております(笑)。今でもバリバリコードを書くプログラマーですが、開発の最前線に立つ事以外にも、なにかもうちょっと目新しい事にチャレンジできないかなー、とずっと考えておりました。
いや、正直かなりチャレンジしている方だとは思うのですが・・なんというか、冷静に振り返ると、自分の限界に挑戦!的なチャレンジばかりだったかなぁ、と。半農しながら、最近だと半大工にまで手を出しつつ、でもITも毎回新しい事に取り組んで、ずっーと勉強みたいな感じで走ってきたわけで。
そんな中、当別町に引っ越してすぐの時期に、IT側の仕事に少し変化がありまして、走り続けているところに少しブレーキがかかる事になりました。引っ越しでバタバタだし、農業もシーズンインだから、もうめちゃくちゃ忙しかったんだけど・・IT仕事はちょっと立ち止まって考える良い機会だな、とポジティブに考えて、自分を棚卸しすることにしました。
アウトプットの質
自分が仕事をする理由の一つに「恩返し」ということがあります。まぁ、基本的に好きなことしかやっていないのですけど(汗)、でも、そうやって好きな事をやらせていただく代わりに、アウトプットは最大限出すように努力しよう、と考えて取り組んでいます。
モノやサービスを作る事によって、好きなことをさせてもらっている社会に還元・・つまり恩返し・・みたいな感じです。エンジニアとして「作る事」が最良のアウトプットだと信じて、今までやって来ました。
もちろん、それはそれで全然間違っていないのですが、人生も折り返しポイントを過ぎると・・・こう考えるわけです。
具体的なモノやサービスのアウトプット、つまり、成果物だけじゃなくて、そこに至る過程も含めたアウトプットをしないといかんなぁ・・
欲張りすぎですかね?そうかもしれません。でも、思っちゃったんだから仕方がないですね。・・具体的にどうしたらいいんだろう・・・?と、悶々と考えました。以前から本でも執筆しようかな、と思っていたので、これは絶好のタイミングか!?とも思いましたが・・・昔、雑誌の記事を10ページくらい書いただけでヒィヒィ言った記憶が蘇ってきて・・・ひとまず今回は却下w
そうしているうちに忙しさに心を亡くして時間ばかりが過ぎて行きましたが、ある日「オンラインプログラミングスクール講師募集」のバナー広告にふと目が止まり、そうか、この手があったか!と。
勉強したい人たちに向けて、今まで自分がやって来たことを伝授、つまり、仕事をしてきて沢山いただいたものを、新しい人たちに還元していくことがやるべきことだ!とピンと来ました。今までも社内やコミュニティ内でそんなことを少しはやって来たつもりでしたが・・・もっときちんと教育者としてやるべきなんじゃないかと。
ただし、自分はエンジニアとして飛び抜けたスキルを持っていません。今まで本当にすごいエンジニアにたくさん会って来たので、自分は彼らのレベルに一生かけても追いつけないことを知っています。反面、Webサービスに関わる企画から開発、運用まで、かなり幅広くやってきたし、たくさん失敗もしてきたので、単にコードが書けりゃいい!ってもんじゃないことも、よく知っています。さらに、その気になれば、地方に住んで農業やりながら、グローバルで動くサービスだって開発できるぜ、ってことは伝えられるかなぁ・・と。
先生なんてできるのか?
今までコンサル的なお仕事をやらせていただいたこともあるし、ITとは無縁のオーディエンスに技術的なことを噛み砕いて喋ることは意識してやって来たので「人に技術を説明をする事」にはそこそこ自信があります。ただし、先生として「指導」した経験なんて、大学時代に家庭教師のバイトをやったくらいなもんで、果たして自分が人に対してプログラミングを教える、なんて事ができるのか?と、一瞬迷いました。でも、基本的に面白そうなのですぐさまその場で申し込み。そして、すごい久しぶりに面接というものを受けました(笑)
ありがたくも、無事に採用していただき、実際にレッスンが始まる前に、スクールが用意している教科書を見て準備をしました。そもそも初学者がわからなそうなポイントって何だろう?とか、自分だったらこういう教え方はしない・・とか考えながら読むことが結構楽しくて、この仕事、もっと早くやればよかったな、と。
そんなわけで、先生になって一ヶ月半くらい経ちました。その間にも、色々面白いことや発見があるので、またnoteに書いていこうと思います。