サウナ歴4ヶ月の男がサウナに関するインタビューを受ける。②「デビュー戦」
だてお:
水風呂はどうでした?
聞き手:
だておさんのおっしゃるとおりで"思い切り"が大切ですね。"羽衣"というのも分かった気がします。あと、水風呂に入るとサウナもさっきより平気になりますね。
だてお:
そこに気づきましたか。水風呂効果で2週目以降の方が長くサウナに入れるんですよ。なので、ポイントは『1週目は無理をしない』ということなんです。まだ行けるなと思っても焦らない。2週目からが本番です。
聞き手:
サウナは奥深いですね…。そろそろ、インタビューを再開させてください。だておさんのサウナデビューの話をしていただけますか。
だてお:
サ道によってサウナ欲が高まってきたところで、異動になりまして。もともと東京勤務だったんですが、福岡勤務になったんです。
聞き手:
異動ですか。だいぶ遠くに異動されましたね。
だてお:
自分もびっくりしました。で、異動の前に仕事の引き継ぎで福岡に出張したんですね。その際の宿泊先が"ドーミーイン博多祇園"でした。
※ドーミーイン博多祇園 福岡県の地下鉄空港線「祇園」駅前にあるホテル
聞き手:
ドーミーインって色んな所にありますよね。
だてお:
そうなんです。自分は祇園以外に、博多キャナルシティと新潟に泊まったことがあります。ドーミーインはどの場所でもお風呂とサウナに力が入ってるんですよ。
聞き手:
ビジネスホテルのお風呂って結構重要なんですよね。昔は部屋のシャワー浴びとけばいいかと思ってましたけど。
だてお:
それで、ホテルについて即サウナに向かいました。サ道にならって、まず身体を洗って、湯船に浸かる。その後、いよいよサウナです。
聞き手:
もともと苦手意識があったんですよね。その時はどうでした?
だてお:
全く違ったものに感じましたよね。あの息苦しいと思っていた湿度高めの熱気も心地よかったんです。やっぱり気持ちの持ちようですね。それから大体6分くらい入って、いよいよ水風呂に向かったんです。
聞き手:
初水風呂ですね…。
だてお:
ドーミーイン博多祇園の水風呂は一人用って感じの大きさで、結構冷たい方だったので、最初は「無理か?」ってなりましたけど、羽衣の存在を信じてぐっと肩まで使ったです。10秒ほどで"羽衣"ができました。
聞き手:
無限に入れるゾーンですね。
だてお:
それまでサ道で度々出てきた「水風呂が主役」という言葉の意味がその瞬間分かりました。もう「なるほど、なるほど」って言ってましたもん。
聞き手:
わかります。自分もさっき思わず声出ちゃいました。
だてお:
このままだと死ぬまで入ってしまうなと思って、自制心で水風呂を出ましたね。そのまま水風呂横の椅子に座って休憩です。鼻と喉の奥が怖いくらいスースーして、これが"ととのう"ってやつかーと虚空を見つめてました。
聞き手:
おー"ととのう"きましたね。
だてお:
でも、これととのってなかったんですよ。例の先輩に聞いたら「それは違う」って言われて(笑)
聞き手:
えっ、ととのってないんですか。
だてお:
今思えば、ととのってなかったと思います。でも気持ちよかったんでOKです。
聞き手:
サウナって大体ととのうんじゃないんですか?
だてお:
人によりますよ。自分はサウナ初めて3ヶ月くらい真のととのいにたどり着けませんでしたもん。
聞き手:
えっ3ヶ月!?ととのったの最近じゃないですか。
だてお:
そうですよ。サウナってととのわなくたって気持ちいいんですよ。自分は調子がいいときだけととのえばいいと思ってます。"サウナを信じるな"ってやつですね。
聞き手:
そうなんですね…。"ととのい"への道は厳しいんですね。それでは次に初めての"ととのい"について教えていただけますか。
だてお:
はい、ではその前に一回水風呂行きましょ。続きは外気浴しながらで。