データサイエンスでお金を稼ぐにはビジネス力が大事という話
データサイエンスで必要なスキルは?という質問にあなたは何と回答できるでしょうか?
統計知識?
PythonやRによるプログラミング力?
もちろんそれらも重要なのですが、ある意味この2つの能力よりもパンダが大事だと考えているのが、「ビジネス力」です。
ここで言うビジネス力って範囲が広すぎるのですが、3つに絞ってしまうとすると
①ビジネスモデル・ステークホルダーを掴む力
②相手が何を欲しているか見極め、伝える力
③利益(粗利)を上げる・見極める力
という3つを挙げました。
これらの能力を総称してビジネス力としましょう。(大胆にも)
これらが何故大事かというと、あなたがデータを分析して、その結果を伝える相手が重要視しているポイントが絶対にこの3つと関係があるからです。
あまりデータ解析自体には興味のないビジネスサイドの人間にデータ解析の結果を伝えると、言われることがあると思います。
「で、結局どうしたらいいの?」
その裏には
「結局どうしたら利益(粗利)が増えるの?」
ということを聞いてます。ビジネスは結局、利益(粗利)を作るゲームであり、そのためにみんな時間を使っているわけで、ここを心の底から理解している解析者と、技術のことばかり関心がある解析者では、当然後者の方がビジネスサイドの人の信頼を掴めます。
そして、信頼を掴めると、こちらが提案した内容が採択されやすくなり、結果として、そういう人の方が、結果(利益)を残せます。
コンサル出身者はこのビジネス力が非常に高く、エンジニア出身の解析者もいますが、技術力を身につけるのはエンジニア出身より遅くても、お金を稼ぐという点においては、彼らに負けない解析者になれることも多いと思います。
自分が作った予測モデルの精度が1%改善したら利益(粗利)にどれだけ貢献するのか。
そういう観点を常に持って、データ解析に臨みましょう!