「図書館貸し出しデータの可視化と分析」から見る効果的な自治体データの可視化
ごあいさつ
「データプラットフォームくれ」では、APIを用いた呉市のデータ提供と、それらのデータを活用したユースケースを公開しております。
ユースケースは現在5つ公開中です。
本noteでは、今回もユースケースを1つご紹介させていただきます。
図書館貸し出しデータの可視化と分析
今回ご紹介するユースケースは「図書館貸し出しデータの可視化と分析」です。
本ユースケースについて
本ユースケースは、呉市内の図書館の位置情報及び図書の貸出し状況から、どのような方に利用されているのか考察しました。
呉市には7つの図書館と移動図書館サービスが存在します。呉市データプラットフォームでは、これらの貸出しデータを配布していますが、本ユースケースでは本データを利用し、地図上に図書館の位置情報を地図上にプロットし、各地域で図書館の利用状況を年齢、世代別に調査しました。
図書館の貸し出しデータの活用事例
図書館の効果的な配置
地図上に図書館の位置情報を表示することで、呉市内で図書館の分布状況を可視化できます。この情報を活用して、図書館の配置を最適化するための意思決定を行うことができます。たとえば、特定の地域に図書館が不足している場合は、そこに移動図書館のサービスステーションを設置するなどの対策を検討できます。
利用者属性の分析
図書館の貸し出しデータを利用して、利用者の年齢や世代別の利用状況を調査することができます。これにより、どの世代がどの図書館をより頻繁に利用しているのかを把握し、各図書館のサービスやコンテンツの提供を最適化するための情報として活用できます。例えば、ある図書館が主に子供向けの貸し出しを行っている場合、その図書館の児童書コレクションを拡充することが考えられます。
貸し出し予測と需要予測
過去の貸し出しデータを分析することで、特定の書籍やジャンルの貸し出し傾向を把握することができます。これに基づいて、将来の貸し出し需要を予測することが可能です。図書館は需要に応じて蔵書を調整する必要がありますが、予測情報を活用することで蔵書の適切な補充や配置を行うことができます。
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