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とってもシンプルな年間売上集計レポートを作成しました。-Googleのアカウントさえあれば、誰でもすぐに使えます:Google Looker Studio-#03

みなさん、こんにちは。

Googleの無料アカウントさえあれば、誰でもすぐに使えるGoogle Looker Sutdioのとってもシンプルな売上集計レポートのテンプレートの第三弾を作成してみました。

下記記事で「なぜ作ったのか」や「どんな使い方ができるのか」の概要を説明しておりますので、ご興味のある方はこちらもご確認ください。

この記事は、このような方におすすめです。

  • 売上集計作業の効率化を考えている人

  • 本社や上司、クライアントに売上集計レポートを作成している人

  • Google Looker Studio × CSVファイル/Googleスプレッドシートでどんなことができるか知りたい人


とってもシンプルな売上集計レポート#03:年間集計編

第一弾は月次集計レポートのテンプレート第二弾は日次集計レポートのテンプレートをご紹介いたしました。

第三弾となる今回は、年間(1月~12月)の集計レポート作成してみましたのでご紹介したいと思います。

とってもシンプルな年間売上集計レポートのご紹介動画

元になるCSVデータ

前回まで同様、以下のようなCSVデータを取り込んで作成したレポートです。

CSVファイルイメージ(筆者作成)

なお、CSVデータで説明していますが、Googleスプレッドシートでも使用できるテンプレートとなっています。

1ページ目:年間売上レポート

Google Looker Studio スクリーンショット(筆者作成)
  1. 売上計上日フィルタ:レポートの対象期間を指定します。デフォルトでは絶対値指定で2024年が表示されていますが、「今年」や「前年」をプルダウンから選択することができます。

  2. 期間計 売上金額:対象期間の売上の合計金額について、実績値(大きな数字)、対象期間の前年との増減比(下部の小さ数字)、対象期間実績(濃い青の棒グラフ)とその前年実績(薄い青の棒グラフ)を表示します。

  3. 期間計 販売数量:対象期間の合計の販売数量について、実績値(大きな数字)、対象期間の前年との増減比(下部の小さい数字)、対象期間実績(濃い青の棒グラフ)とその前年実績(薄い青の棒グラフ)を表示します。

  4. 期間計 販売件数:対象期間の販売件数(データの行数)について、実績値(大きな数字)、対象期間の前年との増減比(下部の小さい数字)、対象期間実績(濃い青の棒グラフ)とその前年実績(薄い青の棒グラフ)を表示します。

  5. 期間 販売単価:データの各行の売上金額の平均(売上金額÷販売件数)について、実績値(大きな数字)、対象期間の前年との増減比(下部の小さい数字)、対象期間実績(濃い青の棒グラフ)とその前年実績(薄い青の棒グラフ)を表示します。

  6. セグメント別売上構成比①:対象期間の売上の合計金額について、Seg_1項目別の構成比を表示しています(Seg_1項目は後述)。10項目を表示しており、それ以上の場合はその他にまとめられます。

  7. セグメント別売上構成比②:対象期間の売上の合計金額について、Seg_2項目別の構成比を表示しています(Seg_2項目は後述)。10項目を表示しており、それ以上の場合はその他にまとめられます。

  8. セグメント別売上構成比③:対象期間の売上の合計金額について、Seg_3項目別の構成比を表示しています(Seg_3項目は後述)。10項目を表示しており、それ以上の場合はその他にまとめられます。

2ページ目:セグメント別 年間レポート:売上

Google Looker Studio スクリーンショット(筆者作成)

  1. 売上計上日フィルタ:レポートの対象期間を指定します。デフォルトでは絶対値指定で2024年が表示されていますが、「今年」や「前年」をプルダウンから選択することができます。

  2. セグメント別売上①:対象期間の売上をSeg_1項目別に表示しています。10項目を表示しており、それ以上の場合はその他にまとめられます。

  3. セグメント別売上②:対象期間の売上をSeg_2項目別に表示しています。10項目を表示しており、それ以上の場合はその他にまとめられます。

  4. セグメント別売上③:対象期間の売上をSeg_3項目別に表示しています。10項目を表示しており、それ以上の場合はその他にまとめられます。

  5. Seg_1×Seg_2クロス集計:対象期間の売上をSeg_1(列)×Seg_2(行)でクロス集計した表です。金額が大きいほど色が濃く表示(ヒートマップ)しています。

  6. Seg_1×Seg_3クロス集計:対象期間の売上をSeg_1(列)×Seg_3(行)でクロス集計した表です。金額が大きいほど色が濃く表示(ヒートマップ)しています。

3ページ目:セグメント別 年間レポート:販売数量

Google Looker Studio スクリーンショット(筆者作成)

2ページ目「セグメント別 年間レポート:売上」と同様の構成で、売上ではなく、販売数量で集計したグラフ・表です。

4ページ目:月別 前年対比レポート:売上

Google Looker Studio スクリーンショット(筆者作成)

  1. 売上計上日フィルタ:レポートの対象期間を指定します。デフォルトでは絶対値指定で2024年が表示されていますが、「今年」や「前年」をプルダウンから選択することができます。

  2. Seg_1~3フィルタ:集計対象のセグメント(Seg_1~3)を絞ることができます。デフォルトでは「すべて」のセグメントが選択されている状態となっています。

  3. 累計売上金額:1月からの累計売上金額を1月~12月の月別に表示しています。濃い青の折れ線は対象期間(対象年)、薄い青の折れ線が対象期間の前年の売上金額を表しています。

  4. 単月売上金額:売上金額を1月~12月の月別に表示しています。濃い青の棒グラフは対象期間(対象年)、薄い青の棒グラフが対象期間の前年の売上金額を表しています。

5ページ目:月別 前年対比レポート:販売数量

Google Looker Studio スクリーンショット(筆者作成)

4ページ目「月別 前年対比レポート:売上」と同様の構成で、売上ではなく、販売数量で集計したグラフ・表です。

6ページ目:アイテム別 年間売上集計レポート

Google Looker Studio スクリーンショット(筆者作成)
  1. 売上計上日フィルタ:レポートの対象期間を指定します。デフォルトでは絶対値指定で2024年が表示されていますが、「今年」や「前年」をプルダウンから選択することができます。

  2. Seg_1~3フィルタ:集計対象のセグメント(Seg_1~3)を絞ることができます。デフォルトでは「すべて」のセグメントが選択されている状態となっています。

  3. アイテム別集計表:対象期間の売上金額と販売数量をアイテム別に集計した表です。金額が大きいほど色が濃く表示(ヒートマップ)しています。

  4. 単月売上金額:売上金額を1月~12月の月別に表示しています。濃い青の棒グラフは対象期間(対象年)、薄い青の棒グラフが対象期間の前年の売上金額を表しています。「3.アイテム別集計表」でアイテムをクリックすると、そのアイテムに絞った金額が表示されます。

  5. 単月販売数量:販売数量を1月~12月の月別に表示しています。濃い青の棒グラフは対象期間(対象年)、薄い青の棒グラフが対象期間の前年の売上金額を表しています。「3.アイテム別集計表」でアイテムをクリックすると、そのアイテムに絞った販売数量が表示されます。

(補足)項目にあるSeg_1~Seg_3とは

Seg_1~Seg_3を使うことで、期間とアイテム以外で売上を分類して集計することができます。

例えば、サンプルデータではSeg_1に店舗名をセットしています。これにより、店舗別の売上推移グラフやアイテム別集計結果を確認することができます。

店舗以外にも、Seg_1~Seg_3を使うことで、ブランド、商品分類、顧客ID別などさまざまな切り口で売上を集計することができます。ご自身の集計したい単位で、Seg_1~Seg_3の項目を自由に使うことができます。

ご利用方法

最下部に提示するテンプレートへのリンクから、上記で紹介した「とってもシンプルな売上集計レポート」のテンプレートをご取得いただけます。

テンプレートのリンクからは以下のことが可能です。
(常識の範囲内でご利用ください)

  • 上記で紹介したサンプルデータを使って実際にレポートを操作してみることができます

  • テンプレートをコピーして、ご自身のCSVファイルまたはGoogleスプレッドシートを読み込ませることで、サンプルデータではなくご自身のデータを使ったレポートを作成、閲覧することができます(データ項目の説明は別途あり)

  • テンプレートをコピーして、テンプレートをもとにご自身でグラフや集計表を追加したり、変更したりすることも可能です(追加や変更の方法は説明いたしません+ご自身の責任において実施してください)

テンプレートの設定方法

ここから先は

608字 / 1ファイル

¥ 1,000

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