【パワポでグラフ】グラフのラベルに値と割合(%)の両方を表示する方法を整理してみた
PowerPointでは、グラフのラベルオプションを使って「値」だったり「分類名」だったりを表示することができますが、「割合(%)」も表示したいときもあるかと思います。
今回は、そんなときに迷わないように「グラフのラベルに値と割合の両方を表示する方法」を整理してみました。
円グラフに値と割合の両方を表示する方法
円グラフの場合、グラフのデータラベルに「値(上グラフの577と314)」も「パーセンテージ(同65%と35%)」もどちらも表示することが簡単にできます。
なお、円グラフを作るときのデータは、割合ではなく値(577と314)を使って作成しておくことがポイントです。
PowerPointで「データラベルを選択→右クリック→データラベルの書式設定」から、ラベルオプションで下図のように「値」と「パーセンテージ」にチェックを入れるだけです。
上の図のようにチェックをいれると、「値(上グラフの577と314)」と「パーセンテージ(同65%と35%)」の両方をグラフのデータラベルに表示することができます。
棒・横棒・折れ線グラフに値と割合の両方を表示する方法
テキストボックスや図形などにベタ書きする方法ではなく、棒・折れ線グラフに値と割合の両方を表示する主な方法は、データラベルの「セルの値」を活用する方法です。
以下、100%積み上げ横棒グラフで説明していますが、他の横棒グラフはもちろん、棒グラフ・折れ線グラフであっても基本的なやり方は同じです。
グラフを「値」で作成する場合
グラフをつくるデータは「割合」「値」のどちらでも、最終的にはデータラベルに両方を表示することは可能です。
まずは、円グラフのときと同様、グラフを「値」で作成していきます。
この状態で棒(横棒)グラフを作成し、データラベルを追加すると、下記のように「値」が表示されます。
円グラフの時と同様の手順で「ラベルオプション」を開いてみると、円グラフとは違い「パーセンテージ」がありません(下図)。
そのため、他の方法で「割合(パーセンテージ)」を表示するしかありません。
そのためにはまず、グラフ上で右クリックし「Excelでデータを編集」を選択してExcelを開きます。そして、下図のように割合のデータを追加します。
入力が終わったら、Excelは「×」で閉じてもらって問題ありません。
PowerPointに戻り、under_10のデータラベルを選択して、「ラベルオプション」を開き、一番上の「セルの値」をクリックします。
すると先ほど割合を入力したExcelと「データラベル範囲」を選択するポップアップが表示されます。
under_10のデータラベルを選択していたので、今回は、上図のように「under_10」に該当する割合を入力した範囲(B5:B6)を指定します。
「OK」をクリックし、Excelも閉じると・・・
上図のように、under_10のデータラベルに「値」と「割合」の両方を表示することができます。
あとは(ちょっと面倒ですが)、他の系列(10_to_19、20_to_29・・・など)も同様に、データラベルオプションから「セルの範囲」を指定していくと完成です。
なお、「セルの範囲」の指定を修正したい場合は、上図右上あたりにあるラベルオプションの「セルの値」の横にある「範囲の選択」をクリックすると、変更することができます。
グラフを「割合」で作成する場合
これまで、グラフを「値」で作成し、「割合」はデータラベルの「セルの値」で指定して表示する方法を説明していきました。
その逆に、グラフを「割合」で作成し、「値」をデータラベルの「セルの値」で指定して表示することもできます。
作成方法は、【グラフを「値」で作成する場合】の手順の「割合」と「値」を読み替えてもらえればと思います(割愛します)。
グラフを「値」で作成するか「割合」で作成するか
100%積み上げ棒(または横棒)グラフの場合、グラフを「値」と「割合」のどちらで作成しても軸は「割合%」になるため、どちらで作成しても基本的には構いません。
もしデータラベルに「割合%」のみ表示したい場合は、グラフを「割合」で作成すると作業的にはラクになります(データラベルで「セルの値」を指定する手間がなくなるので)。
100%積み上げ棒(または横棒)グラフ以外の場合、グラフを「値」と「割合」のどちらで作成したかによって、軸が変わります。
グラフを「値」で作成したら「値」が軸に、「割合」で作成したら「割合」が軸になります。
そのため、軸をどちらで表示したいかによって、「値」と「割合」のどちらでグラフを作成するか決めるとよいと思います。
まとめ
今回はグラフのラベルに、値と割合(パーセンテージ)を表示する方法を紹介しました。まとめると、こんなかんじです。
また、データラベルの見た目を整える方法については、こちらの記事で説明しています。ご興味がある方は、こちらもご覧いただけると嬉しいです。
ご質問や不備などあれば、下記よりお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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