見出し画像

鱗玉ロープウェイ2024

2024年の六甲ミーツアートの作品展示会場になる場所のツアーに参加する事になった。(2024年5月)
ロープウェイの六甲山頂駅にある現在休止中の古いロープウェイの機械室はロープのテンションを調整する巨大なホイールをメインに趣のある機械たちが暗い部屋で佇んでいた。
2023年に造形作家モリン児とのコラボ作品の展示を場所を変え3回開催した「鱗玉スプートニク」の続編にあたる「鱗玉ロープウェイ」の構想は、この機械室からインスパイアされた。(原案はモリン児)

鱗玉スプートニクVol.1鱗玉スプートニクVol.2鱗玉スプートニクVol.3
   海月文庫 - - - - - Wedge Furniture studio - - - - 下町芸術祭2023

六甲ミーツアートの公募にこの場限定の要望で応募した。 残念ながら選外となってしまい”鱗玉ロープウェイ” は展示場所を探すため彷徨う事になる。


ところがうってつけの場所が急浮上してきた。以前ポスター展などでお世話になった神戸市にある写真スタジオ ”Super GUSSA" がロープウェイ機械室の雰囲気にピッタリという事になり展示の許可の交渉に進んだ。

Super GUSSA
Super GUSSA
Super GUSSA
前回の鱗玉スプートニク展で使った赤いハイヒールと魚
が壁面に設置される
今回の為に製作された雲、大ホイール、ギア類、ピストンパーツなど
部屋の窓をベニア板で塞ぎ各オブジェクトを設置する

オブジェクトの設置が終わり、プロジェクターの映写位置も決まると、ここからコンピュータに各オブジェクトの位置情報をキャプチャーする作業となる。
キャプチャーしたオブジェクトに合わせながらアニメーションが作られ、試写と修正が繰り返し行われる

Super GUSSA 2Fよりプロジェクターの1台は映写される
Super GUSSAステージセットにはソファーがたくさんありここに座って鑑賞して頂く事になる

鱗玉ロープウェイ2024
本編8分、インターバル3分の合計12分Loop再生

今回の鱗玉映写はスペースが十分にあった事で一画面づつの映像ソースを用意できた。当然プロジェクターは2台になるが、その分解像度も上がり臨場感のある今風に言えイマーシブな環境を作る事が出来たように思う。
Super GUSSAという恵まれた環境もこの作品に無くてはならない要素であるのは間違いない。

いいなと思ったら応援しよう!