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【2025年3月期第中間期決算のここを見てほしい!】~サブスクリプション売上は順調に推移、更なる収益安定性を加速~

はじめに


こんにちは!
株式会社データ・アプリケーション(東証スタンダード:3848)(以下、DAL)の経営企画管理本部・経営企画グループです。

DALでは、2024年11月5日に2025年3月期中間期決算短信を発表しました。また、前四半期と同様に、IRTVにて説明動画並びに説明資料も公開しています。

前四半期(2025年3月期第1四半期)についてはこちらのnoteもご参照ください!

<決算概況>


※当社は2024年7月に、株式会社WEELを買収、子会社化いたしました。
これにより当社は、当中間期より連結決算へと移行しております。ただし、WEEL社の業績につきましては貸借対照表上の残高のみ連結し、損益は連結しておりません。なお、会計処理上、株式取得費用の一部を販管費で処理しております。また、記載の業績ハイライト以降のデータは、前年同期、あるいは前年度末の非連結数値との比較分析を行っています。

2025年3月期第2四半期(中間期)業績ハイライト

売上高1,121百万円(前期比▲29.6%)、営業利益26百万円(前期比▲94.9%)、経常利益 42百万円(前期比▲92.2%)、親会社株主に帰属する中間純利益31百万円(前期比▲92.6%)という結果となりました。
参考ではありますが、中期経営計画で業績指標に採用している EBITDA(営業利益+各償却費+株式報酬費用)は 68百万円となっています。

前期に発生した一過性の特需である、パッケージ売上と関連する売上がなくなったことで、売上高が減収となり、それに伴い営業利益も減収となっています。ライセンス販売の特性として、すでに回収ずみの開発コストを上回る売上はそのまま収益につながる構造のため、計画に対して売上が未達であれば、それがダイレクトに営業利益の減少となることが大きく影響しています。しかし、一方で中期経営計画に掲げた「収益安定性の向上」のためのサブスクリプション売上への移行は順調に推移しています。

<着目ポイント:サブスクリプション売上>


今回はサブスクリプション売上についてもっと掘り下げたいと思います。

繰り返しになりますが、(2025年3月期第1四半期noteにも記載していますが、大事なことなので何回もお伝えします!!)
前提として、サブスクリプション売上には、以下のような特徴があります。

例えば100万円の製品があるとしましょう。
仮に、4月にパッケージで売上をたてるとするとその期に100万円売上がたちます。これに加えて保守料(メンテナンス売上)が年間15万円プラスされると、売上は115万円となります。それをサブスクリプションに変えるとします。当社では目安として、サブスクリプションは売り切りの約4%を月額でいただいている、つまりここでは4万を月額で頂きます。
仮に5月開始とすると5月~3月(11か月分)=44万円の売上になります。
売り切り115万円とサブスクは44万なので、サブスクは売り切りの半分以下の売上に見えるというわけです。

さて、話をもどしますが、2025年3月期第2四半期を含めた売上構成の推移は下記の通りです。

売上構成の推移

ここで、リカーリング売上、ひいてはサブスクリプション売上が全売上高に占める割合が堅調に推移していることがわかります。現在、サブスクリプションへの移行により、一時的な売上減少が見られるものの、これは中長期的な収益安定性を図るためのビジネスモデル転換によるものです。なお、サブスクリプション・メンテナンス・タームライセンスなどからなるストック型収益であるリカーリング売上は、2025年3月期中間期売上全体の約8.5割
です。

中期経営計画にもある通り、すべてのソフトウェアライセンスをサブスクリプションモデルにしながら全体の売上を伸長させてまいります。

中期経営計画の事業戦略:収益安定性の向上

<トピックス>


当社はDX化された新しい働き方を「DIGITAL WORK」と定義し、「個人と組織がともに成長し続けるDIGITAL WORKを実現する」を旗印とした、当期から2027年3月期までの3カ年の中期経営計画を策定しました。
中期経営計画では、「事業領域の拡大・開拓」「収益安定性の向上」「人的資本経営の推進」の3本の柱の下で、事業成長ひいては「DIGITAL WORKの実現」を目指しています。

中期経営計画(2025年3月期-2027年3月期)事業戦略

さらに、当該中期経営計画に基づき、当期は新規事業のスタートや創業40周年に向けての施策を推進していますが進捗は以下の通りです。

当期(2025年3月期)経営方針

①   事業領域の拡大・開拓


2024年7月
ワークマネジメントプラットフォーム「Placul(プラカル)」新発売!

2024年7月
株式会社WEELが、DALグループイン!

新しい事業シナジーから、更なるサービス向上と事業発展を目指します。

クラウドサービスのACMS「ACMS Cloud」、2025年4月のローンチに向けて開発中

サービサーとしてのチャレンジとなりますが、こちらも是非ご期待ください。

②   収益安定性の向上


先ほど申し上げました通り、サブスクの売上高は順調に伸長しております。これからも全ライセンスのサブスク化を加速させてまいります。

③   人的資本経営の推進


ウェルビーイング推進と人材獲得のため、健康経営の推進を中心とした以下の施策を、着々と実行しています。

人権方針策定
健康経営方針策定
企業行動規範改定

また、日本健康会議が認定する顕彰制度「健康経営優良法人」や若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を、厚生労働大臣が認定する制度「ユースエール認定」など様々な認定取得も目指しています。

最後に


2025年3月期連結業績見通しですが、当社は、2025年3月期中間期から連結決算に移行しております。2025年3月期の通気連結業績予想を精査中であり、未定としております。
精査できましたら速やかにお知らせします。

繰り返しになりますが、IRTVにて公開されている説明動画等、以下の資料も併せてぜひご覧ください!

<2025年3月期中間期決算・関連資料>

2025年3月期中間期決算 説明動画とその書き起こし
2025年3月期中間期決算 説明資料
1UP投資部屋ラジオ

<その他>
2025年3月期第1四半期決算note
DAL中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)

当社は、投資家・株主の皆様との対話を促進するために情報発信の量や頻度を拡充しております。今後とも、皆様の声に声を傾け、積極的な情報発信に努めてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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