【SDGs・8つのマテリアリティの指標とその数値目標はどのように決まったのか?】そのプロセス大公開!!
はじめに
こんにちは!
株式会社データ・アプリケーション(東証スタンダード:3848)(以下、DAL)の経営企画管理本部・経営企画グループです。
データ・アプリケーションでは、2024年4月、DALの8つのマテリアリティの取り組み指標とそのKPIを策定しました。
経営企画グループでは、DALのSDGs推進委員会の事務局業務も担当しておりますが、8つのマテリアリティの取り組みの指標とそのKPIはどのように決まったのでしょうか?
マテリアティ特定までのプロセスはこちらをご参照いただければと思いますが、今回は、どのようなプロセスを経て8つのマテリアリティの指標とKPIが決まったのか、具体的にお話できればと思います。
そこには各本部長を巻き込んだ全社で取り組んだ議論過程がありました・・・!
マテリアリティ特定までは、委員会メンバーは多様性をもったメンバーで構成していました。しかし、各マテリアリティは各事業部をまたがって推進していく全社ごとです。そのためマテリアリティの指標・KPIを決めるにあたり、いったん委員会を解散し、マテリアリティごとに本部長を中心としリーダーを据え、メンバーを再編成しました。
新委員会のキックオフのあと、指標・KPI決定までは、ざっくり以下の工程を経ました。
<指標を決める>
① 参照データの情報収集
1.サステナビリティに関連するガイドライン
2.国主導の方針や制度
3.関連企業の外部情報
4.社内のデータ
② 各チームで指標を議論・仮決定
③ SDGsコンサルティング会社である株式会社Drop(以下、Drop)さんからのフィードバック
⓸ ブラッシュアップ
<数値を決める>
① 参照データの情報収集
1. 同業他社や取引先が同項目で掲げている目標数値
2. 国際基準や政府が掲げている目標数値
② 各チームでの目標数値の検討
③ Dropさんからのフィードバック
④ ブラッシュアップ
ひとつひとつもう少し細かく見ていきましょう。
<指標を決める>
①参照データの情報収集
指標を決めるにあたり、まずは、情報収集です。
国主導の方針や制度は何があるのか、お取引先はどうか?などなど。
例えば、マテリアリティ7「サプライチェーンの人権尊重」では、関連企業の外部情報においては、主にIT企業を例に、下記を調査しました。
・サプライチェーンの人権尊重に対してどんな課題を設定しているか?
・課題に対してどんな対策を実施しているか?
同時に社内はどうなっているのか、現状のデータも収集していきます。各マテリアリティのチームメンバーは、忙しい業務をぬって調査をしました・・!(本当にありがとうございました。←事務局の心の声)
②各チームで指標を議論・仮決定&③Dropさんからのフィードバック
各メンバーが①で調査したことを共有し、メンバーでどの指標が適切か?を議論していきます。
指標を考えるとき、Dropさんのアドバイスのもと、大切にしたのは以下の3つです。
・明確 誰がどこで、具体的にどういった変化をはかるのか
・測定 どのような手段でデータを入手するのか
・適切 自社にとって適切か(影響度は?)
⓸ ブラッシュアップ
決まった指標の候補をDropさんにアドバイス頂き、DALとして適切な指標を決めていきました!!
<数値を決める>
さて、次は、決まった指標に対してのKPI、つまり数値の目標を決定していきます。
例えば、ダイエットすることを決め、指標を「体重」とするとしたら、「よし、体重は◎キロ」まで落とそう!というような具体的な数字がある方が、目標がより明確になり、達成しやすくなりますよね?
そのようなイメージで、数値目標を決定していきます。
① 参照データの情報収集
指標を決めた時と同じように、まずは情報収集です。同業他社や取引先が同項目で掲げている目標数値国際基準や政府が掲げている目標数値を調査していきます。
②各チームでの目標数値の検討&③Dropさんからのフィードバック
数値の決め方については、Dropさんより以下、3通りのアプローチ方法があることを教えていただきながら、当社としての適切な方向性を議論しながら、進めました。
野心的なゴールを設定する
周りを見ながら、横並びで目標値を設定する
現在の取り組みの延長線上にゴールを設ける
④ ブラッシュアップ
現在の地球環境を鑑みると、フォーキャスト思考よりもバックキャスティング思考で数値を決めていくのが理想なのですが・・・。
現実問題、では、誰がそれを実行するのか?
果たして絵にかいた餅なのではないか?
各チームで議論は白熱していきながら、なんとか数値目標を決定しました!!
最後に
冒頭でも申し上げた通り、2024年4月にはそれをプレスリリースにて公開することが出来ましたが、今後は、当社として、皆さまとともに「データと一緒にワクワクする未来」を築くため、チャンレジする部分もあり、暗中模索しながら進めていく部分もあり・・・・。その取り組みは今後、HPやnoteなどで公開する予定ですので暖かく見守ってくだされば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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(ご留意事項)
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