【創業6周年企画】DAの組織文化「学びあう文化」とは?
こんにちは!
株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニー(以下DA)の広報を担当しております、小池です。
本日2024年11月1日、DAは創業6周年を迎えました!!
今年は記念に、DAの根幹をなす重要な組織文化「学びあう文化」について深堀ってみました。
DAはいかにして「データプロフェッショナル集団」となったのか。
なぜDAのメンバーはこんなにも成長スピードが早いのか。
その秘密(?)が今、明らかになるーー……
「学びあう文化」とは
「学びあう文化」とは
DAにおける「学びあう文化」は、下記のように定義されています。
「学ぶ文化」でもなく「教える文化」でもなく、あくまで双方向コミュニケーションである「学びあう文化」。いったい、この文化はどのような経緯で生まれたのでしょうか。
いつ、どのように生まれた文化なのか
その始まりは6年前。創業者である白井さんは、こんな記事を投稿していました。
DAは「学び、アウトプットする人がすごい」という価値観の会社。
これを受けて、社内文化が作られました。
今でこそデータサイエンスに関する教材や学習サービスは充実していますが、創業当時はまだまだ未開の地。決まった教科書はなく、日々自力で能力をアップデートしていく必要がありました。
そんな中だからこそ「学び、アウトプットする人」を仲間に集めていったら、こんな相乗効果がありました。
社内文化としてそれぞれの「学ぶ文化」が活性化し、全員が「学ぶ姿勢」になることで「学びあう文化」になりました。
コアバリューとの関係性
「学ぶ人、アウトプットして周囲も自分も成長させる人が一番すごい」という価値観で創られたDA。
それはメンバーズ・DA共通の「コアバリュー」にも強く結びついています。
DAでは、誰もが自律的かつ自発的な行動を求められています。
「学びあう文化」はメンバー全員が自律的に「わからない」ことに取り組み続け、学ぶことで更なる挑戦を産み、また学びを発信することで仲間を巻き込み、その仲間からも学びを得ることで成長し続けるサイクルができています。
コアバリューに沿った行動が、「学びあう文化」を回していると言えるでしょう。
DAのサービス提供になくてはならない「学びあう文化」
DAはデータプロフェッショナルの常駐サービスです。
お客さまに提供する価値は、メンバーのスキルによって生み出されます。
つまりメンバーのスキルが高いほど高い価値を提供することができるため、メンバーは自身のスキルアップに余念がありません。
スキルアップの方法はいくつかあります。書籍、学習サービス、セミナー…そのどれもが重要ですが、一人ですべての最新情報を追って学んでいくのは大変です。
だからこそ、メンバー全員で技術動向をキャッチアップしたり、お互いの得意分野を教えあう「学びあう」文化がDAの事業成長には必要不可欠なのです。
また、DAは「教える/教わる」という一方的な関係性を固定化せず、それぞれの分野の「プロ」が活発に質問への回答や情報発信を行っています。
ビジネス環境の複雑化により直線的なキャリアパスやスキルアップではなく、多様な経歴、興味、常駐中のお客さま先などでの事例をもっているため、誰もが何かしらの「プロ」であり、それが他のメンバーの「学び」になっているのです。
「学びあう文化」を支える制度や仕組み
DAには、「学びあう文化」を活性化させる制度もあります。
これらはすべて初めからあったものではなく、先輩たちが起案・設計して導入された制度です。ありがたや!
オープンクエスト報奨金
業務時間外に有志で勉強会を開催すると、参加者に各500円が支給される制度があります!
ちなみに、この制度の申請には参加者の写った集合写真が必要で、3人以上が参加していることなどの支給条件があります。
月10回くらい参加しているメンバーもいるので、ちょっとしたお小遣いになります。笑
支援制度
社内での学びあいに必要不可欠な個々人の学びを支援する制度もあります。
・スキル認定資格 キャリアサポート制度
指定の資格や検定の取得のための受験料を支援する制度です。1資格につき2回まで支援してくれます。
対象の資格についても、メンバーが定期的に更新しているため、市場感や新しくできた資格などが考慮されています。
・スキルアップ支援金制度
スキルアップのための書籍・教材購入やセミナー参加費用などを支援する制度です。
限度額はありますが、高い専門書を購入しやすくなるのでとてもありがたい制度です。
※すべての制度は2024年10月現在の内容です。
「学びあう文化」の魅力
そんな「学びあう文化」についてですが、2024年6月に行った「DAにいる魅力」アンケートでは「仕事内容」に次いで第2位にランクインするほどメンバーにとっての魅力になっています。
組織文化が会社にいる魅力第2位…これはとてもすごいことなのではないでしょうか。
「学びあう文化」がDAの要となっていることがわかります。
アンケートではこのようなコメントも。
「教える/教えられる」の一方的な関係ではなく、お互いに教えあい学びあう関係性を構築できていることがわかります。
また、常駐型という、元会社への帰属意識が低くなりがちな勤務形態であっても、この「学びあう文化」という共通認識が繋がりとなり、会社として統一された価値を提供できている大事な生命線でもあるかもしれません。
どのくらい勉強会が開催されているのか
では実際どのくらい勉強会が開催されているのでしょうか。
今回は、本記事を書いている2024年9月までの一年間の勉強会開催数を数えてみました。
その数75回!
7月は怒涛の勉強会ラッシュでしたね。
10月や4月などの期初は忙しく、勉強会が少なくなる傾向にありますが、月あたりの平均開催数は増えています。
続いて、勉強会の参加人数も見てみました。
こちらは年間493UU(※勉強会あたりのユニークユーザー総数)でした!
社員数も増えているのですが、その分開催数や参加者数も増えており、文化が継続されているのがわかります。
主な「学びあう文化」のかたち
では、実際にはどのような形で「学びあう文化」が実施されているのでしょうか。
ここ半年間で実施されたものを一部ご紹介します。
勉強会
社内勉強会
最もわかりやすいのが、有志による勉強会です。
ここ半年間くらいの勉強会テーマをざっくりピックアップしてみました。
分析手法についての技術的な勉強会からビジネススキル、はたまた趣味の分析結果の発表会などそのテーマは様々です。
主催者も新卒から中堅社員、ベテランまで社歴を問わず開催しています。
現在はオンライン開催が主ですが、プレゼン勉強会などはオフラインで開催されました。
開催時間帯は定時語の19:00〜20:00の間が多く、参加できなくてもほとんどの勉強会がアーカイブ配信されますので、いつでも誰でも見ることができます。
もくもく会
今年に入って多かったのがこちらの「もくもく会」。
「もくもく会」とは、統計検定などの検定に向けて勉強したり、参加者みんなでSQLのトレーニングをしてみようという会です。
その名のとおりみんなで集まって「もくもく」と勉強をするわけですが、会のはじめにやることを宣言→各自実施→最後にやったことを共有している会もあります。
勉強会や帰社会の予定を入れているDA共有カレンダーの予定を見てみると、毎週何曜日は統計検定、何曜日はSQLと定期的な予定が入っており、予定があえばそちらに参加してみんなで勉強することで継続的に勉強するモチベーションを維持したり、わからないところを教えあったりしているようです。
プロジェクト・ラボ系
講師呼ぶぞPJ
活動内容はそのまま。「気になる書籍の執筆者を外部講師としてお呼びして、講演をしてもらおう」というプロジェクトです。
半期に一回の開催で、毎回主催メンバーを有志で募集して講演会までに対象書籍の輪読会を開催したり、筆者への講演依頼をしたりしています。
ビジュアルアナリティクスラボ
ビジュアルアナリティクスラボについては、こちらにて記事を連載しておりますのでぜひご覧ください!
ビジュアルアナリティクスラボでも、活動の一環としてDataSaber挑戦中のラボメンバーが全メンバー向けにTableauを使った各種勉強会を開催しています。
社外LT会
有志メンバーで構成された委員会が主導となり、社外向けにLT会(ライトニングトーク)を不定期開催しています。
昨年のものになりますが、こちらでレポート記事を公開していますのでぜひご覧ください!
その他
勉強会以外では、下記のようなかたちでの学びあいがあります。
DAnote
本noteではメンバーからの記事寄稿を募集しております。
「学びあう文化」マガジンをはじめとした、いつでもどこでも読める社内報として学びを発信・受信できる場所になっています。
お勉強チャット
社内のお勉強チャットでは、各自勉強したことを投稿したり、最新情報の発信、わからないことの質問投稿や事例、経験者の知見募集など、まさしく「学びあい」が盛んに行われています。
わからなくても「〇〇さんなら知ってるかも?」とメンションをつけてくれるなど、コミュニケーションが盛んです!
最近だと、「このシンポジウムに参加してくるから何か見てきてほしいもの、聞いてきてほしいものがあったら教えてね」という投稿があったり、一人の学びが全員の学びになるよい文化ができています。
表彰制度
DAでは、半期ごとに優れた成果を表彰するイベントがあります。
全社員がエントリーシートを見て投票をする流れのなかで、学びを得ることができます。
また、受賞者による帰社会でのプレゼンもあるため、エントリー内容を詳細に知ることができます。
帰社会での事例発表
月に一度の帰社会では、お客さま先での業務事例発表コンテンツもあります。
半期ごとにテーマを決めて枠を設けて発表依頼をしたり、半期表彰の受賞者による詳細なプレゼンがあったり、一度の帰社会で2.3個事例の発表がされています。
帰社会では毎回アンケートを取っているのですが、発表された事例を参考に自身の業務に活かすぞ!というコメントも多く、とても良い学びの時間になっております!
まとめ
ここまで、「学びあう文化」の成り立ちと実態についてご紹介してきました。
最後に、DAメンバーを代表して、アンケートにて学びあう文化に対する熱いメッセージをくれた谷口啓さんと、カンパニー社長の白井さんからのメッセージをいただきましたのでご紹介します!
メンバーの声
創業6周年おめでとうございます。2022年4月に中途採用でジョインした谷口です。現在は常駐先のデータマネジメント領域とマーケティングツールの支援を行いながら社内のマネージャーを兼任しております。
入社当時のエピソードとして入社前から社外向けの勉強会もあり参加することができたので「学びあう文化」が体現されているということを感じていました。入社後も一貫し「学びあう文化」の浸透を感じています。一般的な会社では非常にニッチなテーマで開催したとしても、実務で使うテーマであれば人がちゃんと集まってフィードバックも得られているので、臆せずに尖ったテーマで一緒に学べる仲間がいる心強さがあります。
私自身もデータマネジメントをテーマにした勉強会を9回とAPIを使ったワークショップを3回行いました。もともと詳しいからやるというより、業務で必要な知識をつけるために自己研鑽を行い、そのアウトプットとして勉強会をやっていました。実際に使うので人に説明する練習にもなるし、説明しながら自分の言い回しとか解釈について内省するチャンスにもなっています。
スペシャリストだから開催するというより、学ぶ身としてのレベルアップの機会が私にとっての勉強会といったところでしょうか。ラッキーな環境だと思います。
また参加するのはハードルが非常に低く、アーカイブもあるので好きなタイミングで見ることもできます。リアルタイムに参加するとその場での質問やフィードバックを得られる+仲間との交流にもなるのでメリットはあります。参加して学びになるのは勉強会の主テーマはもちろんなのですが、参加者の巻き込み方や表現方法についても工夫されている点は学びになります。
開催・参加両面で実務に活きる点は多くあると感じています。現場での必要性があり、書籍、動画やオンラインイベントで自己研鑽を行いながら、そのアウトプットとして勉強会を自分でも実行することにより知識を使える武器に変換することができています。
これからも「学びあう文化」を維持させていくだけでなく、進化させていくことに貢献していきたいです!
カンパニー社長白井さんからのメッセージ
社員1名から立ち上げたDAももう6周年。創業当初からはサービスもピボットしており色々と変わっていますが、「学びあう文化」は立ち上げ期のメンバーで育み、拡大期のメンバーで成長させた、ずっと変わらないDAの精神です。といっても、力を入れて文化を醸成したというより、勝手に育っていってる感じで不思議な気持ちです。
「学びあう文化」に共感した仲間が増えていき、「学びあう文化」に新しい刺激をもたらすことで、多様な学びが発生する場ができています。
学びの場は創発的、流動的で、常に変化しています。学びは自発的であるほど効果が高く、やりたいことを実現するために不可欠なことであり、学べば学ぶほどわからないことが増えていくものです。そのわからなさと付き合いながら、自らが提供できる価値を増やしていくという点で、「自分で動く」「変化を楽しむ」「やりたいことをやるために何でもやる」「わからないことに取り組み続ける」「自分で選ぶ」「自律的である」といった、コアバリュー全ての要素と密接に関わっています。
何より、学ぶこと、知らないことを知ること、できることが増えることは楽しいことです。これからも「学びあう文化」がどんどん育っていけばいいなと思います。そのほうが楽しいから。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この「学びあう文化」は普段当たり前のようにあって、メンバーが自然と行動に移しているものですが、こうして深堀ってみるとDAがDAたりうるために必要不可欠な文化であることがわかりました。
社内の「学びあう文化」についての資料は、最後にこの言葉でしめられています。
「学びあう文化によって、知的好奇心でつながるコミュニティができる」
今後もこの文化を大事に、そしてよりいっそう活性化させていくことで、DAは成長を続けていきます!