問題解決にはプロセスがある!
更新履歴:
2020/05/06 問題解決プロセス図を追加
仕事をしている方なら必ずあると思われます。
業務改善が、、、
毎月なんらかの改善活動があったり、ある日上司から指令が出たりすると思います。
問題を洗い出し、解決策を考えて改善していく業務改善活動は、仕事を効率化するためにとても重要なことです。
しかし、いつのまにか問題解決することそれ自体が目的になってしまったり、解決すべき問題が出てこないことはよく起きているのではないでしょうか?
カイゼンジャーニーでは問題解決には3つのフェーズがあり、5つの手順によるプロセスがあることを説明しています。
そこで、業務改善活動など問題解決に使える問題解決のプロセスを紹介します。
問題解決の3つのフェーズ
問題解決には大きく分けて3つのフェーズがあります。
1.問題発見フェーズ
まずは、問題が何なのかをはっきりさせなければなりません。
自分が問題と思っていることが問題でなかったり、みんなが問題として認識していないことは思っている以上に良くあります。
その逆もよくあります。
そのため、問題点を色々出して、問題を洗い出していかなければいけないフェーズが問題発見フェーズになります。
2.事実発見フェーズ
いろいろな洗い出した問題点はまた個人的な意見です。
個人的な意見の中で具体的に掘り下げるとみんなが思っている不満や抱いている問題であることが浮かび上がります。
浮かび上がったみんなが抱いている問題は個人的な意見から客観的な見ても問題となり、事実の問題となります。
事実の問題となったことに対して問題解決していきます。
3.対策フェーズ
事実の問題を深く掘り下げて、いつ、誰がどのように解決するかを考え、最も良い案を探っていきます。
最も良い案が決まったら、対策を誰が、いつ行うか記載して実行します。
このように問題解決のプロセスには問題発見、事実発見、対策の3つのフェーズに分かれます。
発見というワードが2つのフェーズに含まれていることから、問題解決に重要なことは問題をどう解決すること以上に何が本当の問題であるかを明確にすることが重要です。
問題解決を行うための5つの手順
実際に問題解決を行なっていくための手順を説明します。
問題解決の3つのフェーズの中には5つの手順があります。
1.問題発見フェーズ
1-1 問題点を自由気ままにだし、全部意見としてリスト化する。
2 事実発見フェーズ
2-1 意見を基に具体的な不利益を記載する
2-2 記載した不利益を深堀して事実を記載する
3 対策フェーズ
3-1 事実の問題が再発しない対策案を考え、ベスト案をマークする
3-2 考えた対策を誰が、いつ行うかを記載する
そして、実行へと移っていきます。
まとめ
問題解決には3つのフェーズがあり、実際に行うには5つの手順がありました。
仕事においても、いきなり問題を解決しようと思ってもなかなかアイデアや実行にまで結びつかないときに思い出してみるといいでしょう。
さらにさまざまな手法などに興味ある方はカイゼンジャーニーをおすすめします。
ソフトウェア開発を題材としていますが、ソフトウェア開発にはとどまらず仕事をするうえで役立つことが多く載っています。