すっかり放置してしまいましたが、総選挙以降の動きについて等
3ヶ月以上放置してしまったが、総選挙後の諸々についての所感を。
総選挙が終わった時点では岸田首相にとって望ましい結果に終わったのではないかと思っていた。大勝してしまうと麻生・安倍の両元首相やその意をくんだ甘利氏のような長老の発言力が大きくなってしまう。一方過半数割れの敗北では自身の地位基盤すら怪しくなってしまう。
その意味では非常に良いバランスで勝ったのではないだろうか。
と思って、そう書くつもりで下書きもしていた。しかしながら2022年2月の現時点では年末からのオミクロン株の大流行によって不透明感が強まっていいるように感じる。
ワクチンのブースター接種の遅れを野党から攻撃され、佐渡金山の世界遺産申請では保守(本来の保守ではなく、韓国嫌いの集団)からの突き上げにあい、少し守勢に回っているように見える。
ただ、野党第一党である立憲民主は野党としての旗幟を鮮明にすることができない状況になっており、今一つ攻める方向性が定まっていないように見える。また、党内保守層についても彼らの支持層であるレベルの低い右派の溜飲を下げることが目的であるので、佐渡金山の世界遺産申請をした後の戦略は何も考えていない筈なので、これ以上のプレッシャーは無さそうである。
このままオミクロン株が収束する様であれば、夏の参院選への不安要素は少なくなっていくように見えるが、筆者個人としてはこのまま岸田政権が安定する事は改憲につながる可能性が高まるため、望ましくはないが、今後の感染症対策と野党の動きが注目される。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?