高揚感について
創作物ってのは、現実をそのままなぞれば良いってものじゃない。
ときとして現実じゃありえないことを堂々とやってみせるからこそ、創作物は面白くなる。「ここぞ」ででる青臭さが炸裂することで魅力的な作品になる。創作物もまた、現実の一部としてここに存在している。
「現実ではありえない」「現実では言わないだろ」が描かれていても、そこには、現実を生きている人々の思いや願いが込められている。
それを読みたいんだよなー
もちろん、「現実ではありえないかもしれないけど、この人物なら、こんなシチュエーションではこんなこと言うかもな、やるかもな」と思わせる、作品の中での「リアル」を醸し出すのは、作り手の技量にかかってくる。
登場人物のキャラクターや作品の色を構築しておかないとブレッブレで作中での「リアル」を醸し出すのは難しいな
あまり、現実を意識してしまっているとつまらなくなりがちで、一気に飛翔する「高まり」の瞬間が読者の心をつかむ。
書くジャンルにもよると思うが、塩梅が難しいだろうな、作品を読んで研究だな
小説は文章でしか表現できないもの、人物の表情も、声も、質感も見たり聴いたりできない。だから、時にはオーバーなくらいの文章を使って表現しないと伝わらない。青臭さいキメッキメのセリフも必要。
読者に人物の表情や、声色を浮かべてもらえるようなセリフを文字だけで表現するのだから、やはりオーバーな表現は必要ってことか。映像ならそれが見えるし聴こえるのだからな。
もちろん、書き終えたあとの推敲は大事、冷静な状態で「いくらなんでも臭すぎかな」という箇所は、微調整をして、「現実ではこんなこと言う人、やる人いないけど、作中のこの人物ならこうなるな」と読者に思ってもらえる、きわっきわのラインを狙っていく。
やはり、自らがレベルの高い読者になることが大事だね
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