見出し画像

【未来シグナル✴】私が想像する未来⑤〜中途採用のあり方〜

はじめに

私は大手企業の人事部で勤めています🏃‍♂️

一般的に「中途採用」と言えば"即戦力"として予め用意されたポストに適する人材をビズリーチ🔍等を活用し見つけてきて登用します

たしかに今ある組織の体制を維持するための中途採用であれば、上記は良い戦略だと感じます

しかし企業では中途採用の意義としてダイバーシティ&インクルージョン🔍など人材多様性が高まることを取り上げるケースが多くあります

仮に、「均質化・同質化」した組織に「中途採用」を活用し新しい風を取り込む事で、人材多様性を深め「これまでにない柔軟な考え方や画期的な発想に基づいた商品やサービス」の開発を進めていきたい場合、"即戦力"として予め用意されたポストに適する人材を登用するやり方は正しいのでしょうか?

FACT

以下リクルートワークス研究所の記事にて森下仁丹(株)🔍の中途採用に関する取り組みが紹介されていました


記事のポイントは以下3点です
☝️ポイント
 ①ポストを絞らない(限定しない)
 ②不足する40-50代世代を10名1度に採用
 ③ 採用後自社の型にハメない

⭐️①について
☞採用タイミングでマッチするポジションがなくとも採用することができ、優秀な人材をしっかり取ることができた

⭐️②について
1人採用するだけでは優秀であっても組織を変えるほどの風を吹かせることは厳しい。10人1度に採用したからこそ、組織に良い変化を促すことができた

⭐️③について
☞採用後に自社のやり方を教え込み会社に染めていくのではなく、あえて自由に一人一人のやり方にまかせる姿勢を取ることで、中途採用者が持つ良い多様性を失くさないよう工夫した

未来予想

結論🫵
☞中途採用で大事だと思うことは以下3点です
① ポストに基づかず、スキル・経験で採用する
②中途採用者をマイノリティにさせない工夫
③できるだけ組織に染めず自由にさせる

詳細🫵
☞「均質化・同質化」した組織に「中途採用」を活用し新しい風を取り込む事で、人材多様性を深め「これまでにない柔軟な考え方や画期的な発想に基づいた商品やサービス」の開発を進めていきたい場合、"即戦力"として予め用意されたポストに適する人材を登用するやり方は正しいのでしょうか?
→→→私は間違っていると思います

あらかじめ定めたポストに登用するということはビジネスは一切変えない前提ということです

VUCAと呼ばれる時代、明日同じビジネスを続けているか不透明なため、ポストが明日必要かは誰も予測できません

「①ポストではなくどんな特別なスキル・経験を持っている人材かが重要だと考えます」

たとえば、IT・デザイン・SDGs・ファイナンス・マネジメント・語学力・営業力などのスキルや経験を持つ人を採用する姿勢が重要で、ITのフロントシステム周りを担当する人材が退職することになったので代わりの人材を即戦力として採用する、というのは本質を考えると適切ではないと考えます

また、中途採用者はマイノリティになってしまいがちですが、マイノリティが自分の考えを貫くのはとてもハードルの高いことです

できる限りマイノリティとなりづらい仕組みを作り、意見のしやすい環境に置く「②中途採用者をマイノリティにさせない工夫」が求められます

たとえば以下が案になります
案①
☞中途採用者8名とプロパー社員2名の食事会を設ける。最初は全員中途の会を行い、徐々にプロパーの割合を増やしていくのも面白いかと

案②
☞入社のタイミングですぐ、自身はこの会社でどんなことをしたいのか信念をムービー化し、全社員が見れるようにする

案③
☞ 全社員がいつでも会社をより良くするための提言ができる仕組みを導入し、意見がしやすい風土を築く

最後に「③できるだけ組織に染めず自由にさせる」も重要です。せっかく持っている特徴を殺してしまってはいつまで経っても「均質化・同質化」は変えられません

皆さんはどんな未来を予想しますか❓
ぜひこの記事に対してコメント📝でご自身のお考えお聞かせ下さい‼️
一緒に未来を予想しましょう❗️

いいなと思ったら応援しよう!