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WEBデザイナーにおすすめの一冊|デザイン会社の本棚#2


こんにちは!
デジタル・アド・サービス(以下、das.) 広報チームのナガシマです。

das.で働くデザイナー、ディレクター、動画クリエイター、営業、コピーライターたちが、それぞれの視点からおすすめの本を紹介する「デザイン会社の本棚」シリーズ📚

今回のテーマは「WEBデザイナーにおすすめの一冊」。
WEBデザイナーとして働く人や、WEBデザインに関わる仕事をしている人におすすめしたい本を紹介していただきました👓



1.RE DESIGN: 日常の21世紀/株式会社竹尾

●おすすめしてくれたのは…

カマタさん(クリエイティブディレクター)

●どんな本?

展覧会(リ・デザイン展)にあわせて制作された記録書籍で、「既存のもの = 既にデザインされたものをデザインし直す」というのを紹介している本です。

●どんな人におすすめ?

・素直な人
・ひねくれた人

●読んだきっかけは?

大学生の時に友人に勧められたと思います。(2000年頃…)

●この本のおすすめポイントを教えてください。(どんな時に役立つか、どんな知識を得られるかなど)

若かりし頃のクリエイティビティに刺激を与えてくれました。
リ・デザインによって更に使いやすくなったりするのも、驚きや楽しさの1つになります。
なぜ、長年このデザインなのか?という視点を持つことは非常に大切だなと感じ、「デザインによって改善できることは想像以上に多い」と気付かされます。
装幀もカッコいいです。


2.三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾/近藤 康太郎

●おすすめしてくれたのは…

フナツさん(アートディレクター・Webデザイナー)

●どんな本?

猟師・農家・文章塾塾長・新聞記者と様々な顔を持つ著者が、より良い文章とは何かを教えてくれる本です。
具体的な文章テクニック、原稿を俯瞰して見る大切さ、ライターとして生きていく心構えなど、ページ捲るごとに発見や心にグサリと来る指摘があったりと濃い読書体験ができます。

●どんな人におすすめ?

・少し行き詰まって、他分野からのヒントを得たいデザイナー

●読んだきっかけは?

覚えていないのですが、何かのきっかけで同作者の読書論「百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術」を知り、拝読しました。
とても面白かったのでこの本も手に取りました。

●この本のおすすめポイントを教えてください。(どんな時に役立つか、どんな知識を得られるかなど)

ありきたりなデザイン本だとつまらないかなと思ってこの本にしました。
デザインと文章は何かを人に伝えるという部分で繋がりがあると思います。
間の取り方や、全体の流れを俯瞰する大切さ。
デザインでどんな時に役立つかは明確には言えません。
ただ、濃い知識は沢山得られると思います。



3.いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書/水野学

●おすすめしてくれたのは…

イノウエさん(WEBディレクター/デザイナー)

●どんな本?

タイトルの通り、仕事を円滑に進めるためには「段取り」こそが重要なのですが、学生の時も社会人になってからも正しい段取りを教えてもらう機会はほとんどないと思います。
くまモンや中川政七商店などのブランディングで有名なクリエイティブディレクターの水野学さんが自身の仕事の進め方を紐解き、誰でも伝わる平易な言葉で教えてくれる本です。

●どんな人におすすめ?

WEBデザイナーに限らず、複数のプロジェクトや制作を並行して進めている方におすすめしたいです。
若手のデザイナーが「周りの人たちがすごい速度で仕事をしているのを見て、自分にもできるか不安で…」というような話を聞くことが多くあり、そんな方にこの本をおすすめしています。

●読んだきっかけは?

マルチタスクが苦手な癖に、WEBデザイナーという職種はデザインも構築も顧客コミュニケーションも、全部ひとりでこなせてこそ一流という思い込んでいた時代が僕にもありました(笑)
プロジェクトの規模や数が多くなるにつれて、必然的に周りのメンバーやパートナーに頼らなければいけないことに気付いた時に読みました。

●この本のおすすめポイントを教えてください。(どんな時に役立つか、どんな知識を得られるかなど)

一日のタスクを分解してリストにするというのはよく聞きますが「カメラマンの手配」「移動の車の手配」「当日の天気の確認」なども含めた段取り表をつくるというのは目からウロコでした。
「〇〇について考える」こともタスクなので、それも含めて段取りをする考え方を知ってから、一日のはじめにザッとやるべきことを書き出してから仕事をはじめるようになりました。
デザインに時間がかかってしまうという人は、まずデザインの前後にあるやるべきことも考えてみると頭がスッキリするかもしれません。


4.すべての仕事はデザインから始まる。/カイシトモヤ


●おすすめしてくれたのは…

カトウさん(WEBディレクター)

●どんな本?

適切なデザイン発注を行うためのノウハウ本。
コンペについてなど、発注前から、デザインFIXまでの諸々が理解できます。

●どんな人におすすめ?

発注する人、ディレクションする人、デザインする人、評価する人。
例えば、 Webサイトやパンフレットを依頼する企業の担当者さんなど「発注側の方」 それから「発注される側」のデザイナー、ディレクターなど、制作に関わるすべての方におすすめできる本です。

●読んだきっかけは?

本屋さんでみかけて「これは速攻で参考になりそう!」と思って読みました。

●この本のおすすめポイントを教えてください。(どんな時に役立つか、どんな知識を得られるかなど)

プロジェクト全体の大枠も学べるし、よく遭遇する様々なシチュエーションでの対処方法も学べるので、プロジェクト開始前に読むのがおすすめです。

●大きな学び
良いデザイン・アウトプットは、デザイナー一人が生み出すものではなく 発注や、フィードバック、デザインプロセスが大きく影響する

●小さな学び
リファレンスの共有のコツ、デザイナーさんに言ってはいけない言葉など、 よく遭遇するシチュエーションでの対処方法がたくさん掲載されていて、役立ちまくります。


5.センスは知識からはじまる/水野学

●おすすめしてくれたのは…

ウトさん(デザイナー)

●どんな本?

「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。
センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。
顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。

Amazonより引用

●どんな人におすすめ?

・WEBデザインを始めたばかりの方
・制作に行き詰まりを感じている方

●読んだきっかけは?

数年前に水野学さんのセミナーを聞き、デザインに向き合う姿勢や考え方が印象的だったことがきっかけで本を購入しました。
「センス」ってなんだか曖昧で掴みどころがない言葉ですが、この本では誰にでもわかる言葉で解説し、身につける方法を教えてくれます。
お仕事の過程で制作に自信がなくなった時にひらくようにしています。

●この本のおすすめポイントを教えてください。(どんな時に役立つか、どんな知識を得られるかなど)

この本で一番心に残ったのは、「不勉強と思い込みはセンスアップの敵」という言葉です。
センスを磨くには、知識を増やすだけでなく、自分の無意識な「思い込み」に気づくことが大切だと教えてくれました。
制作で行き詰まった時は、小さいことで言えば、普段行かないお店に行ってみたり、普段読まない本を読んでみたりするだけでも、新しい発見があります。
頭が凝り固まった時に、自分の枠組みを変えることができる一冊です!


いかがでしたでしょうか?

今後もデザインに関わる人におすすめの書籍を紹介していきますので、ぜひスキやフォローをお願いいたします📚


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