アンドレ・ジョリヴェ(1905/8/8 - 1974/12/20)の協奏曲作品
西洋音楽の既成の枠組みの中に、非西洋的な要素を時には少々お下品に(聴く側の事を慮ってんのかないのか)詰め込んでいく作風に落ち着いた結果、協奏曲が一番しっくりはまったと思います。特定のソリストのために作曲したケースが多い様です。
オンド・マルトノ協奏曲(1947):①アレグロ・モデラート ②アレグロ・ヴィヴァーチェ ③ラルゴ・カンタービレ
トランペットと弦楽オーケストラ、ピアノのための小協奏曲(1948):単一楽章、急-緩-急の構成
フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲(1949):①アンダンテ・カンタービレ (アタッカ) ②アレグロ・スケルツァンド ③ラルゴ (アタッカ) ④決然としたアレグロ
一緒に、フルートと打楽器のための組曲もしくはフルート協奏曲第二番(1965):①中庸で - 高ぶって ②安定して ③大胆に ④静かに - 速く - 鎮まる
ピアノ協奏曲(1950):①決然としたアレグロ ②自由な拍子で ③熱狂的なアレグロ
ハープと室内オーケストラのための協奏曲(1952):①流暢なアレグロ ②アンダンテ・カンタービレ ③快活に速く
バッソン、弦楽オーケストラ、ハープとピアノの協奏曲(1953-54):①レシタティーヴォ - 陽気なアレグロ ②ラルゴ・カンタービレ - フガート
トランペット協奏曲第二番(1954)(トランペットと木管楽器、ピアノと打楽器のための):①メスト(悲しげに) - 激しく ②重々しく ③楽しげに、思わぬジャズテイストでびっくり。
チェロ協奏曲 第一番(1962):①瞑想的な ②厳かに ③草書体で、アンドレ・ナヴァラが初演しました。
チェロ協奏曲 第二番(1966):全曲アタッカで①元気に - 生き生きと - カデンツァ - ②アリア - ③活発に、ロストロポーヴィッチの委嘱、初演です。
他にも情報が乏しいんですが、打楽器のための協奏曲(1958)
それにヴァイオリン協奏曲(1972)もあるんすね。
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