マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643 - 1704/2/24)の『人々と天使の間で交わされる、聖なるおとめマリアを讃える歌「告げ知らせてください、気高き者たち」』他
テ・デウム冒頭ばかりが突出して知られてたマルカントワーヌ・シャルパンティエの音楽の数々をもっと広く世間に知らしめた最大の功績は勿論ウィリアム・クリスティにあると思う。ですが個人的に一番愛着があり、もしかすると生涯最高の一枚かもしれないのがサヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシオン結成後の最初の録音、M.A.シャルパンティエ:聖母マリアのためのカンティクム集です。
「聖母マリアを賛えるカンティクム」H.400
「レジナ・チェリ」への前奏のための3声のシンフォニアH.509と「処女受胎のために」H.313
「聖母マリアの誕生」H.309
「サルヴェ・レジナ」への前奏曲H.23aと3声の「サルヴェ・レジナ」H.23
主顕祭のための前奏曲H.35
マニフィカートへの4声の前奏曲H.533とマニフィカートH.80
スターバト・マーテルH.15
「聖母のためのリタニア」(6声と2つの高音ヴィオールのための)
録音:1989年2月
特にスターバト・マーテル、結局これを超えるスターバト・マーテルはないなって思ってしまう。