アルベール・ルーセル(1869/4/5 - 1937/8/23)とカロル・シマノフスキ(1882/10/6 - 1937/3/29)の交響曲第一番
A. R. の交響曲第一番作品7「森の詩」(1906)
アルフレッド・コルトーに献呈
1. 冬の森 非常に遅く
2. 春の訪れ 生き生きと
3. 夏の夕暮れ 非常に遅く
4. ファウヌス(半獣神)とドリュアス(木の精) 充分に速く
二管編成。最初の交響曲は標題的枠組みがあってドビュッシーの強い影響下にある耳に馴染みやすい音楽で緩急緩急の配置。第1楽章は冬、序曲で終盤にモットーが。第2楽章、春、ソナタ形式で再現部は第二主題が先になる。第3楽章、夏は三部形式のアダージョ。フィナーレはロンド形式。
演奏はマレク・ヤノフスキかステファーヌ・ドヌーヴで。
K. S. の交響曲第一番ヘ短調作品15
1. アレグロ・モデラート
2. アレグレット・コン・モート・グラツィオーソ
三管編成。中間楽章を計画も断念しての二楽章構成。R. シュトラウス、スクリャービンを踏まえて更に先へ進もうとするような曲調に驚く。