アンリ=ジョルジュ・クルーゾー(1907/11/20 - 1977/1/12)
スリラー映画の名手ってことになってますが…
犯人は21番に住む L'Assassin habite au 21 (1942年)、長編デビューで手堅い佳作。
密告 Le Corbeau (1943年)、これは怖い、占領下の疑心暗鬼。
犯罪河岸 Quai des Orfèvres (1947年)、ルイ・ジューヴの名探偵。
情婦マノン Manon (1949年)、砂漠をマノンの亡骸を逆さ吊りにとぼとぼ歩む。
恐怖の報酬 Le Salaire de la Peur (1953年)、リアル・マリオ&ルイージ、サスペンス映画の大傑作。
悪魔のような女 Les Diaboliques (1955年)、これも怖い怖い大傑作。
ミステリアス・ピカソ 天才の秘密 Le Mystère Picasso (1956年)、 ドキュメンタリーの傑作です。
スパイ Les Espions (1957年)、これももっと知られていいのでは、何が本当なのか混乱する不安しかない。
真実 La Vérité (1960年)、残念ながら未見というか実は観たくない気も。
地獄 L'enfer (1964年)、未完に終わりましたが未公開撮影部分がドキュメンタリーの一部として公開、狂ってる。シナリオを元にシャブロルの同名作品あり。
Die Kunst des Dirigierens (1965年)
Messa da Requiem von Giuseppe Verdi (1967年) 、カラヤンのコンサート映画シリーズです。
囚われの女 La Prisonnière (1968年)、これも狂った映画、後味の悪い事この上ない。
脚本家出身ながら次第に特異な視覚効果などにハマっていったり、完璧主義的で撮影は過酷を極めたそうで、少々厄介な人だったようで。