セリー、十二音技法に拠ったストラヴィンスキーの作品
「カンティクム・サクルム-聖マルコを讃えて」(1955)から新たな歩みとしてセリー技法を採用しても、やっぱりストラヴィンスキーは彼自身だと感じる。最晩年の作品「レクイエム・カンティクルス」(1965-66)
とともにネーメの演奏で聴くとその感が強い。
バレエ曲「アゴン」(1953-57)も心地よい。
「トレニ-予言者エレミアの哀歌 」(1957-58)にはヘレヴェッヘが適任でしょうか。
「ムーヴメンツ (ピアノとオーケストラのための)」(1958-59)はウェーベルンに敬服してたという話になるほどと思わせる。ヴェデルニコフで。
「説教、説話、祈り」(1960-61)、若きブーレーズで。
音楽劇『大洪水』(1961-63)と「宗教的バラード『アブラハムとイサク』」(1962-63)、そして「管弦楽のための変奏曲ーオールダス・ハックスレー追悼」(1963-64)はこちらで聴けます。