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パルジファル二題+α

 F=X R氏の活動自粛でもはや期待出来るのはパブロかあとロビンでしょうか、パルジファルに関しては。ヤニックもいました。まもなくリリースされるパブロ・エラス=カサドは楽しみですね。第三幕の前奏曲を聴くかぎりは結構粘り=アゴーギグがあり、ブーレーズやそれ以上に先鋭かもしれんヘンゲルブロックとは大分違うかも。

 ヘンゲルブロックって一度とても奇妙な演出に付き合わされてバイロイトにデビューしたけど一年で去ったり、上手く行ってる風の北ドイツもぷいっと辞めたり、結果として柔軟すぎないのはそれはこれでいいのだと思います。手兵ノイマン=バルタザールとの声楽と器楽のアンサンブル、その一つの結晶がパルジファルかも。
 パブロやヤニクは何でもかんでも柔軟に合わせすぎぢゃないのって思ってしまう。

 まもなくヤニックのブラームス聴けますね。

 最近おフランス方面のパルジファルの末裔たちを聴きまくってきたので、少し違う視点ならぬ聴点が育ってればいいんですが。少なくとも如何にパルジファルのプロットがとんでもない、胡散臭いかはホントに良く分かった気がする。木乃伊採りが木乃伊に…でなくてキューサイの青汁…でなくてキュウサイシャをキュウサイ、って何がどうなってんだか全く意味不明、それで聴衆が恭順に拍手もせず居る、何の敬虔な儀式か? 音楽だけは確かにその凄さは否定できまそんけど。


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