アントニン・ドヴォルザーク(1841/9/8 - 1904/5/1)の弦楽四重奏曲第八番 ホ長調(1876)
A. D. の弦楽四重奏曲第八番ホ長調作品80(1876)
1. アレグロ
2. アンダンテ・コン・モート
3. アレグレット・スケルツァンド
4. フィナーレ、アレグロ・コン・ブリオ
名作「スターバト・マーテル」着手に先立つ時期の作品ということで、その翳りのある曲調(長調でありながら限りなく短調に寄る)をドヴォルザークの私生活での不幸と関連づけるふしもありますがね。これまで聴いてきた先行作品でも長調と短調の頻繁な交錯は彼の特色かと思えるのでどんなもんでしょうか。ただ一層洗練されて以前は時に感じた不自然さは無くなったとは思う。安心して美しい旋律に身を委ねる事が出来る。
糸杉とのカップリング最高。