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プロジェクトの挫折

 4/19の日付で発表されてたのに今気がついた。ジークフリート、神々の黄昏はピエール・アウディ制作に変更すると。喧嘩別れではない様子です。
 カステルッチのチームは(当初からのアナウンスの通り)四部作それぞれに異なるアプローチを考えていて、ジークフリートについては長編映画を前代未聞のテクノロジーで利用する、また神々の黄昏ではオペラと演劇の二重舞台での上演を構想していた、って事らしいですが、何ヶ月にも渡って努力を重ねましたものの時間的にもコスト的にも無理と判断したと書かれてます。将来他の劇場においてでも構想が実現する事を祈りますとも。
 当初からのアナウンスってのを探してみたがよく分からない。ラインの黄金とワルキューレの舞台写真を眺めていると、確かにラインの黄金は明るめの舞台にごちゃごちゃと装置やエキストラの人々が賑やかだしワニがぶら下がってる。それに対してワルキューレは暗い中スポットライトが多用されてそうでエキストラはイヌとウマとハトぐらいで人体が転がったりはしてない様子、と思ったらやっぱり転がってたよ。

四作品をあえて違うコンセプトでってのはシュトゥットガルト以来の流行みたいなところがありますが同一演出家なのにそう宣言するのも珍しいかね。悪く言えば支離滅裂って事か。
 ところでシュトゥットガルトで神々の黄昏を担当したコンヴィチュニーが他の三作品をドルトムントで演出したんですね。

神々は岩石オープンかギャートルズ的原始人? マンモスの骨? 最後は何故か皆車椅子だし。

ワルキューレはセーラー服ですか。

うーん、何だかよく分からん。
 でこの後にシュトゥットガルトでの神々の黄昏を続けるという事の様ですが、全く以前通りにするとは思えずやっぱり少し手直しするんでしょうけど。指揮はガブリエル・フェルツさんですね。マーラーの全集とかノーノのイントレランツァのディスクがありました。

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