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エイトル・ヴィラ=ロボス(1887/3/5 - 1959/11/17)とダリウス・ミヨー(1892/9/4 - 1974/6/22)の弦楽四重奏曲 第五番

E. V.-L.の弦楽四重奏曲第五番(1931)
1. ポコ・アンダンティーノ
2. ヴィーヴォ・エネルジコ
3. アンダンティーノ - テンポ・ジュスト・エ・ベン・リトマート
4. アレグロ
 あれから14年…
 皆が知ってるブラジル風バッハを既に数曲は完成させ久しぶりに弦楽四重奏曲に回帰、自身ポピュラー弦楽四重奏曲第一番と呼んだらしい。ポピュラーは「民謡」と解するべきでしょう。細部はリズムとアンサンブルの面白さやハーモニックス、特殊奏法など熟練の用法で実はわらべ歌などを上手く使ってブラジルにしかあり得ない音世界を組み立てる技。接続曲的なんで一応古典的四楽章構成ですが難しい事ヌキで気楽に楽しめるのは、これは明らかに美点す。演奏者によってだいぶイメージ変わるんで沢山挙げておきたい。どれも魅力ありなのがこの曲の懐深さ。


D. M. の弦楽四重奏曲第五番(1920)
1. 歌って、徹頭徹尾とても表情豊かに
2. 速くて軽やかに
3. 遅く
4. とても速く
 アーノルド・シェーンベルクに献呈
 これが多調ミヨーの極地、そう長くない曲なのに物凄く長く感じる、きつい。無限旋律、無間戦慄。


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